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タムロン「90mm F2.8」「60mm F2 APS-C」「180mm F3.5」「150mm F2.8」マクロレンズに関する特許出願

2022年6月22日付けでタムロンの気になる特許出願が公開。インナーフォーカス・フローティング構造のマクロレンズ「90mm F2.8」「60mm F2 APS-C」「180mm F3.5」「150mm F2.8」に関する特許のようですね。

概要

  • 【公開番号】P2022092339
  • 【公開日】2022-06-22
  • 【発明の名称】光学系及び撮像装置
  • 【出願日】2020-12-10
  • 【出願人】
    【識別番号】000133227
    【氏名又は名称】株式会社タムロン
  • 【課題】高速なフォーカシングを実現しつつ、物体距離によらず高い光学性能を有する小型の光学系及び撮像装置を提供する。
  • 【0002】
    近年、デジタルスチルカメラ等の固体撮像素子を用いた小型の撮像装置の普及が著しい。それに伴い、光学系の高性能化、小型化が求められている。また、合焦の際における収差変動、特に、無限遠物体から近距離物体にかけての合焦時における球面収差や像面湾曲の悪化を抑制し、物体距離によらず高い光学性能を維持することが求められている。
  • 【0003】
    このような課題に対して、例えば、特許文献1には、物体側から順に配置された正の屈折力の第1レンズ群と負の屈折力の第2レンズ群と正の屈折力の第3レンズ群と正の屈折力の第4レンズ群と負の屈折力の第5レンズ群と正の屈折力を有する第6レンズ群とからなり、第2レンズ群、第3レンズ群及び第4レンズ群を各々別の軌跡で物体側に移動させることにより合焦を行う光学系が提案されている。
  • 【0005】
    つまり、特許文献1の光学系では、いわゆるフローティング機構を有するインナーフォーカス方式によるフォーカシング方式を採用している。特許文献1に開示の光学系では、高速なフォーカシングを実現すると共に、合焦の際の収差変動を抑制し高い光学性能を得るものとしているが、各合焦群の径が比較的大きく、製品全体の小型化が十分ではない。
  • 【0006】
    そこで、本件発明の課題は、高速なフォーカシングを実現しつつ、物体距離によらず高い光学性能を有する小型の光学系及び撮像装置を提供することである。

実施例1

  • 焦点距離:87.300
  • F値:2.8840
  • 半画角:13.4377
  • 像高:21.633
  • 全長:133.000

実施例3

  • 焦点距離:61.800
  • F値:2.0600
  • 半画角:12.4078
  • 像高:14.200
  • 全長:116.420

実施例4

  • 焦点距離:174.600
  • F値:3.6050
  • 半画角:7.0630
  • 像高:21.633
  • 全長:170.000

実施例5

  • 焦点距離:145.482
  • F値:2.8840
  • 半画角:8.2806
  • 像高:21.633
  • 全長:149.991

以前にもタムロンはインナーフォーカス・フローティング構造のマクロレンズに関する特許を出願していますが、今回は以前とは異なる光学系の実施例で似たような特許を出願しています。実施例にはそれぞれ「90mm F2.8」「60mm F2 APS-C」「180mm F3.5」「150mm F2.8」と想定される光学系が示されており、どれもタムロンマクロらしい焦点距離・F値となっていますね(150mm F2.8は珍しいかも)。Eマウントは数あれど、AF対応のマクロレンズの選択肢はまだ多くありません。この辺りでタムロンが複数の選択肢を発表するとEマウントユーザーとしては嬉しいですねえ。もちろん、今回の特許の存在で将来の製品が確定するわけではありません。しかし、タムロンはなんらかのミラーレス用マクロレンズについて、長い時間をかけて検討しているように見えます。

参考:タムロンDi IIIレンズ一覧

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