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20-40mm F/2.8 Di III VXDは抜群の性能ではないが汎用性の高いF2.8ズーム

Sony Alpha Blogがタムロン「20-40mm F/2.8 Di III VXD」のレビューを公開。他のズーム・単焦点と比べると解像性能は見劣りするものの、小型軽量で特殊なズームレンジが便利であると評価しています。

Sony Alpha Blog:Tamron 20-40mm F2.8 Di III VXD

外観・構造:

  • 新旧タムロンレンズを混合したような外観だ。
  • ビルドクオリティは良好である。
  • ファームウェアアップデート用のUSB-Cポートを搭載しているが、AF/MFスイッチやAFLボタンは無い。

携帯性:

  • 16-35mm F2.8 GMや17-28mm F2.8 Di IIIと比べて驚異的なサイズ・重量だ。

操作性:

  • タムロンレンズユーティリティを使用すると、MFリングのストロークや方向、レスポンスを変更することができる。

フォーカス:

  • VXDで動作する。
  • スポーツ撮影時の成功率は70%と良好だが、ソニーのほうが優れている。
  • 適度なフォーカスブリージングが発生するが、それほど悪くない。
  • 近距離でパーフォーカルズームと言えないが、遠距離ではほとんど変化は見られない。

手ぶれ補正:

  • 記載なし。

解像性能:

  • 6100万画素のα7R IVでテストした。
  • 中央は絞り開放から非常に良好だ。
  • 20mmの中央はF4で優れた結果となるが、40mmではF5.6まで絞る必要がある。
  • 20mmの隅も絞り開放から良好だが、非常に良好な水準に達するのはF4だ。6100万画素のカメラでは抜群の結果を得ることができない。
  • 40mmの隅はさらに低下するので、F5.6まで絞る必要がある。
  • 全体的に20mmがスウィートスポットで、40mmで性能が低下する。携帯性を考慮すると非常に良好だが、6100万画素のカメラと組み合わせるレンズとは言えない。
  • 遠景の20mmは中央が優れた結果を得ることができ、隅も非常に良好だ。40mmは明らかに性能が低下するが良好である。それでも20mmよりは性能が低下しているのは明らかだ。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • ポートレートでは40mmの結果が非常に良好だ。演色性や肌色がとても良好である。
  • 玉ボケはとても良好だ。
  • 後ボケは柔らかく綺麗な描写である。

色収差:

  • 色収差は目立たない。

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • 歪曲収差は中程度の樽型歪曲と糸巻き型歪曲だ。

周辺減光:

  • F2.8で中程度、絞っても徐々にしか改善しない。

コマ収差:

  • コマ収差はよく抑えられている。

逆光耐性:

  • まずまずの結果で、とても良好とはいえない。
  • F16まで絞ると素敵な光条を得ることができる。

競合レンズ:

  • 16-35mm F4 Gと同程度だ。絞り値かズームレンジの違いで選ぶことになるだろう。
  • 単焦点レンズと似たサイズ・重量だ。高性能な単焦点か、汎用性のズームレンズかで選ぶことになるだろう。
  • タムロン17-28mm F2.8と比べると、風景や建築物なら17-28mm、Vlogやストリートフォトなら20-40mmだ。
  • とても良好な性能のレンズだが、他のズームレンズや単焦点と比べると性能は最も劣る。
  • 16-35mm F4 Gは優れた解像性能を発揮するが、F2.8には対応していない。
  • 20-40mmのズームレンジで、F2.8が必要な場合は理想的なレンズとなるだろう。また、6100万画素より3300万画素のカメラと組み合わせたほうが扱いやすい。

作例集

総評

Vloggerや建築物、風景、ポートレートなどを撮影するフォトグラファーに適したズームレンジのレンズだ。35-150mm F2-2.8を補完する理想的なレンズとなるだろう。

パフォーマンスは全体的に良好で、特に20mmでとても良好な結果が得られる。40mmの絞り開放では性能が低下し、最良の結果を得るにはF5.6まで絞る必要がある。ボケは良好で、演色性や後ボケの滑らかさも良好だ。

直接的に競合する製品は存在しないが、20-40mmの焦点距離でF2.8が必要な場合に理想的だ。優れた解像性能やエルゴノミクスが必要な場合は他の選択肢もある。

  • 長所
    ・個性的なズームレンジ
    ・20mmは絞り開放から非常に良好な中央解像性能
    ・20mmはF4から全体的に非常に良好
    ・40mmはF5.6から全体的に非常に良好
    ・後ボケが滑らか
    ・F2.8ズームとしては小型軽量
    ・ビルドクオリティが良好
    ・歪曲収差と周辺減光が適量
    ・色収差が少ない
    ・コマ収差が少ない
    ・AFがとても良好
    ・USB-Cポート
    ・簡易防滴
  • 平凡
    ・エルゴノミクス
    ・逆光耐性
    ・40mm F2.8の解像性能
    ・価格
  • 短所
    ・なし

とのこと。
20-40mmをカバーする特殊なレンジの大口径ズームレンズですね。F2.8ズームとしては小型軽量で、サイズは同社の20mm F2.8や35mm F2.8とよく似ています。便利なズーム域と携帯性の良さが相まって、日常的に使用できる広角/標準ズームとして活躍が期待できそう。

SABのレビューによると、解像性能は他の選択肢と比べて少し見劣りする模様(それでも良好な結果が得られるみたいですが)。諸収差の補正状態もまずまず良好で、これと言った欠点がないと締めくくっています。確かに20-40mmでF2.8が必要であれば理想的な選択肢となりそうですね。

ちなみに私もSABと同じような組み合わせ(α7R IV・α7 IV)で使用中。「20mmがベストで40mmで性能が低下」「諸収差の補正状態」「小型軽量」あたりの見解は概ね同意。40mmでは確かに性能が低下するので、風景撮影など全体的な解像性能が必要な場合はF5.6-8まで絞るのがおすすめです。

少し見解が分かれる部分と感じたのは近距離での解像性能。このレンズは近距離側で像面湾曲が強めに発生するので、ワンショットで解像性能をチェックするレビューでは周辺部や隅のパフォーマンスが低下しやすい傾向あり。

タムロン 20-40mm F/2.8 Di III VXD 最新情報まとめ

20-40mm F/2.8 Di III VXD
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レンズの仕様

レンズの仕様
発売日 2022年10月27日 初値 87,120円
マウント E 最短撮影距離 0.17-0.29m
フォーマット 35mm 最大撮影倍率 1:3.8-1:5.1
焦点距離 20-40mm フィルター径 67mm
レンズ構成 11群12枚 手ぶれ補正 -
開放絞り F2.8 テレコン -
最小絞り F22 コーティング BBAR-G2
絞り羽根 9枚
サイズ・重量など
サイズ φ74.4×86.5mm 防塵防滴 簡易防滴
重量 365g AF VXD
その他 USB-Cポート
付属品
レンズフード

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