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サムヤン AF 75mm F1.8 X-mountは隅から隅まで一貫性のある高い解像性能

Digital Camera Worldが「AF 75mm F1.8」富士フイルムXマウントのレビューを公開。色収差や球面収差が残存していると指摘しつつ、隅から隅まで良好な解像性能を発揮し、ボケも滑らかで綺麗と評価。

2023年に登場した富士フイルムXマウント用の大口径望遠レンズ。もともとフルサイズ用だった「AF 75mm F1.8 FE」の光学系を継承しているため、APS-C用としては余裕のあるイメージサークルを実現していると思われます。外装はサムヤン第二世代のAFレンズらしいデザインとなり、防塵防滴にも対応。側面のスイッチによりフォーカスリングで絞り操作が可能となっています。主なライバルは富士フイルム純正「XF90mmF2」やVILTROX「AF 75mm F1.2」ですが、小型軽量な75mm F1.8として直接競合する製品は今のところありません。気になる光学性能はDigital Camera Worldで以下のように評価しています。

Digital Camera World:Samyang AF 75mm f/1.8 X review

  • 外観:Eマウント用のフルサイズ用レンズをXマウント用にデザインと耐候性を一新。外装はマットでスマートな仕上がり。
  • 構造:防塵防滴。外装はポリカーボネート製。マウントは金属製。
  • 携帯性:75mm F1.8としては小型軽量。
  • 操作性:絞りリングは無いのでカメラ側での操作。カスタムスイッチでフォーカスリングによる操作が可能。
  • AF:STM駆動で滑らかで静かな動作。最短撮影距離は控えめ。
  • MF:適度な抵抗のフォーカスリングで正確な操作が可能。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:フルサイズ用のレンズであるため、APS-Cでは中央から隅まで一貫性のあるシャープネス。全体的に抜群の性能。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:球面収差が残る柔らかく滑らかなボケ。
  • 軸上色収差:F1.8でやや目立つ。
  • 倍率色収差:とても良好な補正状態。
  • 球面収差:いくらか残存している。
  • 歪曲収差:最小限の糸巻き型。
  • 周辺減光:記載なし。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:太陽がフレームに入る際は多少のゴースト。
  • 光条:記載なし。
  • 作例集:リサイズのみ。
  • 総評:優れた光学性能で小型軽量なレンズ。絞りリングが無いのは欠点だが、それ以上に強みを備えている。
  • 競合について:記載なし。
  • 備考

とのこと。
もともとフルサイズ対応のレンズということもあり、余裕のある光学性能を発揮するレンズのようです。Eマウント版よりも少し高価となっていますが、防塵防滴やカスタムスイッチなどを考慮すると機能性は向上しています。解像性能は中央から端まで一貫した結果が得られ、ボケも滑らかで綺麗とのこと。余裕のあるイメージサークルのためか口径食の影響も少なく、周辺減光も目立ちません。競合レンズがXF80mmF2やVILTROX 75mm F1.2など高価な製品であることを考慮すると、このレンズは価格とサイズのバランスが良い選択肢と言えそうです。

サムヤン AF 75mm F1.8 最新情報まとめ

レンズの仕様

レンズの仕様
マウント X 最短撮影距離 0.69m
フォーマット APS-C 最大撮影倍率 0.13倍
焦点距離 75mm フィルター径 62mm
レンズ構成 9群10枚 手ぶれ補正
開放絞り F1.8 テレコン
最小絞り F22 コーティング UMC
絞り羽根 9枚
サイズ・重量など
サイズ φ70.0×69.3mm 防塵防滴 対応
重量 257g AF STM
その他 カスタムスイッチ・X-Trans CMOSに最適化
付属品
フード・キャップ

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