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- smc PENTAX-DA 16-45mmF4ED AL
- smc PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF] SDM
- HD PENTAX-DA16-85mmF3.5-5.6ED DC WR
- smcPENTAX-DA18-135mmF3.5-5.6EDAL[IF]DC WR
- HD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WR
- smcPENTAX-FA31mmF1.8AL Limited
- smc PENTAX-DA 35mmF2.4AL
- smcPENTAX-DA50mmF1.8
- smc PENTAX-DA★50-135mmF2.8ED[IF] SDM
- smcPENTAX-DA★55mmF1.4SDM
- smcPENTAX-DA70mmF2.4 Limited
- smc PENTAX-FA 77mmF1.8 Limited
- smcPENTAX-D FAマクロ100mmF2.8WR
- HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW
- smcPENTAX-DA★300mmF4ED[IF]SDM
Admiring Lightがコシナ「APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical」のレビューを公開。α7R IVの2億画素ピクセルシフトマルチショットでも少し絞れば隅までシャープと解像性能を高く評価しています。
これまで使ってきた中で最もシャープなレンズ
Admiring Light:Review: Voigtländer 50mm f/2 APO-Lanthar
レンズの紹介:
- 大人気の商品では無いが、愛好家の間ではコンパクトサイズで並外れたビルドクオリティのMFレンズだ。
- フォクトレンダーと言えば超広角や大口径、マクロレンズだが、今回はいずれにも該当しない。適度な開放F値のコンパクトな単焦点レンズである。
ビルドクオリティ:
- 総金属製で非常にしっかりとした作りだ。
- 他のフォクトレンダーシリーズと同じく、防塵防滴には対応していない。
- 金属製ねじ込みフードが付属する。個人的には逆さ付けに対応して欲しかった。
携帯性:
- レンズはFE55mm F1.8 ZAよりも少し小さい。
操作性:
- フォーカスリングは滑らかで適度な抵抗量で回転する。
- マニュアルフォーカスの感触は素晴らしいものだ。
- 絞りリングは1/3段ごとに良好な抵抗量と滑らかさで回転する。
- 絞りリングは誤操作を防ぐ十分な抵抗量だが、操作に支障はない。
- 動画撮影時はクリックを解除することもできる。
オートフォーカス:
- オートフォーカスには対応していない。
マニュアルフォーカス:
- マニュアルフォーカスレンズだが、電子接点を持つので自動アシストを利用できる。
- 自動アシストに加え、良好なシャープネスとコントラストによりMFはとても簡単だ。
手ぶれ補正:
- 記載なし。
解像性能:
- これまで使ってきた中で最もシャープなレンズだ。
- F2からフレーム全体でとてもシャープだ。中央は完璧、四隅の端でも非常にシャープである。
- F4まで絞ると四隅まで驚異的なシャープネスとなり、中央と四隅の区別がつかなくなる。
- 絞ると画質が改善するものだが、6000万画素以下ではほとんど改善点が見当たらない。
- α7R IVの2億画素相当のピクセルシフトマルチショットを使う場合、絞ると少しシャープになる。
- 言うまでも無いが、優れた光学系であり、風景撮影で真価を発揮する。
像面湾曲:
- 記載なし。
ボケ:
- より大口径のレンズほどボケは大きくならないが、被写体をきちんと背景から分離することができる。
- 極端な解像性能を考慮するとボケ味には期待していなかったが、良い意味で驚かされた。
- 残存する球面収差を使ったクリーミーなボケでは無いが、とても心地よい描写だ。
- 騒がしい背景でも驚くほど満足のいく滑らかな描写となる。
- 絞り開放は円形で、F2.8まで絞ると再び完全な円形となる。しかし、さらに絞ると10枚羽根の影響は僅かに見える。
色収差・色:
- 全ての絞り値で際立ったコントラストだ。色も豊富である。
- アポクロマート設計らしく色収差は非常に少ない。
- 倍率色収差は実質ゼロだ。
- 軸上色収差も良好に補正されている。実写で色づきを見るのは難しく、極端なシーンでのみ発生する。
球面収差:
- 記載なし。
歪曲収差:
- 非常に小さい糸巻き型だ。
周辺減光:
- 唯一の欠点である。
- F2で顕著となり、F4までまだ見える。
- 補正が簡単だが、四隅のノイズはいくらか増加するだろう。
コマ収差:
- 記載なし。
逆光耐性:
- フレアはとても良く抑えており、ゴーストも僅かだ。状況によって赤いゴーストが1つ見られることがある。
総評
先月はRF50mm F1.2L USMをレビューしたが、比べて設計思想が大きく異なるレンズだ。どちらも優れたレンズだが、フォクトレンダーは口径を抑えた最高の50mmに仕上がっている。
F2から非常にシャープで、6000万画素のα7R IVでさえ拾いきれない解像性能を備えている。2億画素のピクセルシフトマルチショットでも少し絞れば四隅までシャープだ。さらに色収差はとても少なく、心地よいボケと優れた逆光耐性、歪曲収差補正である。
大成功のモダンクラシックな50mmだ。
- 長所:
・抜群のビルドクオリティ
・滑らかなフォーカスリング
・F2から全体的にシャープ
・優れた色とコントラスト
・低色収差
・低歪曲
・優れた逆光耐性- 短所:
・防塵防滴非対応
・周辺減光が大きい
とのこと。
6100万画素のα7R IVでも絞り開放からシャープな描写を実現し、さらに2億画素相当のピクセルシフトマルチショットでも非常に良好な結果を得られるのは凄いですね。小型ながら立派な光学性能のレンズであるようです。
高解像・高コントラストながらボケ描写も良好で、作例を見る限りでは絞り開放から滑らかなボケ味を実現しているようです。Flickr上に専用のグループページが開設され、既に400点以上のユーザー投稿が公開されています。ボケ描写や逆光耐性のチェックで、併せて確認しておくのがおススメ。
MFレンズの50mm F2としては決して安いレンズでは無く、Loxia 2/50より数万円高価な価格設定となっています。とは言え、アポクロマート設計の高性能レンズと考えると安いくらいかもしれません。
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