Digital Camera Worldがキヤノン「EOS R8」のレビューを公開。低価格で小型軽量ながら、高性能なAFシステムや撮影速度を実現し、R6 IIと同等の画質が得られると評価。妥協点はバッテリーやカードスロットとのこと。
2023年4月発売となるEOS Rシリーズのフルサイズミラーレス。
EOS RPのような小さなボディに、EOS R6 IIと同等のセンサー・プロセッサ・AFシステムを詰め込んだ面白いカメラです。手ごろな価格で最新AFや40fpsの連続撮影を楽しめるフルサイズカメラは魅力的ですね。手振れ補正こそ搭載していないものの、動画撮影は6Kオーバーサンプリングの4K 60pまで利用可能となっており、バッテリーライフの問題さえ回避できれば、この価格帯としては十分以上の性能を発揮するカメラとなりそうです。Digital Camera Worldのレビューでは以下の通り。
DIgital Camera World:Hands on: Canon EOS R8 review
- 外観:EOS RPにとてもよく似ている。
- 質感:記載なし。
- バッテリー:大きな妥協点。
- インターフェース:この価格帯としては珍しいシングルSDカードスロット。さらに底面アクセス。
- 携帯性:RPとよく似ているが、さらに軽量だ。
- グリップ:記載なし。
- 操作性:上部はR6 II、背面はRPとよく似ている。ボタンやダイヤルはR6より遥かに浅い。背面ホイールやジョイスティックがないが驚くほど機能的。
- 手ぶれ補正:非搭載だが価格を考慮。レンズ側の補正が充実。
- ファインダー:記載なし。
- モニター:記載なし。
- メニュー:記載なし。
- フォーカス:被写体検出に対応。高速かつ正確で素晴らしい性能。
- 連写性能:40fps対応で超高速。
- 解像性能:基本的にR6 IIと同じ画質。2400万画素らしい性能。
- 高感度ISO:基本的にR6 IIと同じ画質。高ISOで競合に匹敵。α7 IIIが健闘。
- ダイナミックレンジ:基本的にR6 IIと同じ画質。ISO 3200までクラス最高。
- ホワイトバランス:
- JPEG:記載なし。
- 動画:このクラスとしては別格。高画質で機能的。ただしバッテリー(略)
- 総評:バッテリーやカードスロット、ジョイスティックなどの妥協点があるものの、価格を考慮すると正しいトレードオフだ。高性能で携帯性が高く、手ごろな価格のカメラとしては最もバランスが取れているカメラである。
SDカードスロットの数や配置、いくつかのコントロール、バッテリーライフを指摘していますが、それでもバランスの良いカメラに仕上がっていると高く評価。確かにR6 IIと同等のAFや画質を利用できるのは魅力的。
センサー画質は競合他社と比べて優位性が特にあるわけではないので、Z 5のように安価な機種と比べるとコスパが良いとは言えません。とは言え、(DCWでは言及していませんが)EOS R8はローリングシャッターの性能が良好。40fpsまで対応する電子シャッターや動画撮影が利用しやすくなっている点を考慮すると従来の2400万画素モデルより高性能と言えそうです。
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