Digital Camera Worldがソニー「FE 40mm F2.5 G」のレビューを公開。小型軽量ながら良好な作りで、中央は極めて高解像、そして周辺部も良好な解像性能を実現しているようです。
Digital Camera World:Sony FE 40mm f/2.5 G review
レンズの紹介:
- 従来の35mmよりも少し長く、50mmよりも少し短い焦点距離だ。ソニーのレンズラインアップでは初となる40mmレンズである。ストリートスナップに十分な画角を備え、50mmで得られるようなボケも備えている。
- 最も近いのはBatis 2/40だが、Batisには絞りリングが無い。
ビルドクオリティ:
- 新シリーズ3本は全てフィルター径が49mmで統一されている。揃えるフィルターを統一することが可能だ。
- 外装はプレミアムな質感だ。仕上げ、デザイン、操作性、全てが一級品である。
- フジツボ型のレンズフードは装着したままカメラバッグに収納しやすい。保護性が強化されるので、レンズキャップを付ける必要も無いだろう。
携帯性:
- 記載なし。
操作性:
- 絞りリングはクリック解除機能つきである。
- 絞りリングは狭いが、リングはギザギザつきで扱いやすい。しっかりと回転し、緩みや遊びは見られない。
- フォーカスリングは電子制御で動作する。ゾーンフォーカス用のピント距離表示が無いのは残念だ。
オートフォーカス:
- AFは高速で肯定的な評価ができる。デュアルリニアモーター駆動はこのようなレンズにはオーバースペックのように見えるが、高速かつ滑らかで効果的なAFだ。
- 基本的には静かで動画撮影にも適している。
- わずかにフォーカスブリージングが見られるものの、邪魔にならない程度だ。
マニュアルフォーカス:
- 記載なし。
手ぶれ補正:
- 記載なし。
解像性能:
- 24mm F2.8 Gと異なり、フレームの端から端までシャープである。
- 絞り開放からF8まで中央周辺はセンセーショナルな性能だ。
- 四隅に向かって少しソフトとなるが、心配するほどの低下ではない。
- 全体的にとてもシャープなレンズだ。
像面湾曲:
- 記載なし。
ボケ:
- 見栄えが良い。
色収差:
- 絞り開放では24mm F2.8 Gよりも少し目立つが、それでも低いレベルに抑えられている。
球面収差:
- 記載なし。
歪曲収差:
- ソフトウェアで補正された樽型歪曲が見られる。
- -1.38の樽型歪曲が見られるが、ボディ内補正で修正可能だ。
周辺減光:
- 記載なし。
コマ収差:
- 記載なし。
逆光耐性:
- 記載なし。
総評
FE 40mm F2.5 Gは、大きくて重いズームレンズのフロントヘビーにうんざりしている人にとって、このレンズは完璧だ。カメラのバランスと感触を一変させるものである。新シリーズの他の2本と同様に、小型軽量で、動画撮影時には絞りリングのクリックを外すことも可能だ。これらの3本のレンズは同じ大きさと重さ(ほぼ同じ)で、同じ49mmのフィルター径に対応している。
小型軽量ながら良好な作りで、妥協は見られない。光学性能は素晴らしく、カスタマイズ可能なAFLボタンまである。3つの小型Gレンズの中では40mmは最も便利だと感じている。
- 長所:
・優れた画質
・サイズと重量
・滑らかで静かなAF
・クリック解除機能つき絞りリング- 短所:
・中間の焦点距離
・ピント距離表示なし
とのこと。
小型軽量な単焦点レンズですが、ラボテストで全体的に高い解像性能を発揮しているようですね。絞ることによる画質改善はあまり期待できないように見えますが、絞り開放からとても良好な性能を発揮しています。歪曲収差はソフト補正を利用しているらしく、実写でどれほど影響があるのか気になるところ。
ちなみに、Digital Camera Worldがレンズを撮影した画像を確認する限り「Made in China」のようですね。シグマの「Iシリーズ」とよく似たデザインだったので、てっきり「会津製」かと思ったのですが違っていた模様。
ソニー「FE 40mm F2.5 G」交換レンズデータベース
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