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LEICA DG 9mm F1.7は絞り開放から最高性能のレンズ

ePHOTOzineが「LEICA DG SUMMILUX 9mm/F1.7 ASPH.」のレビューを公開。テストチャートのような近接撮影でも絞り開放から最高性能を発揮すると高く評価しています。

ePHOTOzine:Panasonic Leica DG Summilux 9mm F/1.7 Lens Review

外観・構造:

  • コンパクトな花形レンズフードが付属する。
  • 防塵防滴構造である。

携帯性:

  • 130g、52×60.8mmと本当に小さなレンズだ。
  • 55mm径のフィルターに対応している。

操作性:

  • フォーカスリングは滑らかに動作する。

フォーカス:

  • AFは非常に高速で静かである。
  • 最大撮影倍率は1:4で、最短撮影距離は0.095mだ。

手ぶれ補正:

  • 光学手ぶれ補正は搭載していない。

解像性能:

  • 中央はF1.7からF8まで優れた結果だ。
  • 端はF1.7からF2.8まで非常に良好である。
  • 絞り開放で最高の性能を発揮するレンズだ。
  • (テストチャートではない)より普通の撮影距離だとフレーム端の結果がより良好だ。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • 個人的な好みからすると少し騒がしいが、このようなレンズに期待する性能ではない。

色収差:

  • 色収差は中央と端どちらも低く抑えられている。

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • 樽型歪曲と予想していたが、-0.95%とかなり控えめだ。
    (訳注:おそらく補正込みの結果です)

周辺減光:

  • 絞り開放で確認できるが、十分に抑えられている。

コマ収差:

  • 記載なし。

逆光耐性:

  • 軽めのゴーストを発生させることはできるが、一般的には完璧だ。

総評

コンパクトな大口径の超広角レンズとして、非常に強力な選択肢だ。映像撮影や動画撮影において超広角を利用し、旅行写真もコンパクトなレンズが求められ、大口径レンズは夕方の光にまで可能性を広げるものだ。天体、ストリート、建築物、すべてが理想的な被写体だ。

この新しいパナソニックのレンズは、コンパクトで大口径な超広角レンズの要件をすべて満たしている。実際の性能は、特に中央部が優れており、唯一の欠点は周辺部の小絞りでのシャープネスがやや不十分であることだ。幸いなことに、これは近接撮影では最も顕著であり、通常の距離ではそれほど問題にはならない。「おすすめ」できる価格帯のレンズだ。

  • 長所
    ・良好な中央解像
    ・低歪曲
    ・逆光耐性
    ・低色収差
    ・接写性能
    ・高速で静かなAF
    ・防塵防滴
    ・コストパフォーマンス
  • 短所
    ・絞った際のフレーム端の性能

とのこと。
小型軽量で比較的手ごろな価格の大口径広角レンズですが、良好なパフォーマンスを発揮するようですね。おまけに防塵防滴仕様に加えて0.25倍の高い撮影倍率にも対応しています。広角レンズと相性が悪いとテストチャート撮影でも周辺部で非常に良好な結果を得ることができ、これと言った欠点の無いレンズに仕上がっている模様。ボケは少し騒がしそうに見えますが、接写性能を活かして被写体にしっかりと寄れば問題ないかもしれませんね。ちなみに私の手元にもそろそろ届くので、色々とチェック予定です。

パナソニック LEICA DG SUMMILUX 9mm/F1.7 ASPH. 最新情報まとめ

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