スポンサーリンク
PhotographyBlogがパナソニック「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」のサンプルギャラリーとレビューを掲載しています。20mmをカバーする小型軽量なズームレンズですが、四隅までしっかりと解像する模様。
- パナソニック7本目となるLマウントレンズだ。20-60mmをカバーするズームレンズは他に無く、Sシリーズの中では最も小さく軽量なモデルだ。さらに「LUMIX S 24-105mm F4 Macro O.I.S.」と比べて半値と手ごろな価格設定だ。
- 20mmの超広角は特に動画で使う16:9のアスペクト比で役に立つ。フォーカスブリージングを抑えていると言われ、動画に適したフォーカスモーターを採用している。
- 大きく優れたビルドクオリティのLUMIX Sカメラに装着すると非非常にコンパクトと感じる。全長は82.7mm、重量は350gと確かに小さなレンズだ。
- 非常に高価なS PROレンズと同じ防塵防滴仕様の金蔵鏡筒だ。
- S PROレンズのようなマニュアルフォーカスクラッチ機能は備えていない。ただし、MF時にライブビューへピント距離を表示することが可能だ。
- マクロレンズでは無いが、最短撮影距離0.13m、最大撮影倍率0.43倍を実現している。
- フォーカスブリージングは皆無と言えないものの、最小限に抑えられている。
- ズームリングは90度の回転角で素早く焦点距離を調整可能だ。望遠時に内筒が33mmほど伸びる。ズーム操作中は焦点距離がライブビューに表示されるので微調整が可能だ。
- フォーカスリングは滑らかに動作する。
- オートフォーカスは驚くほど高速で静かだ。動画撮影中も静かで、静止画とは異なる調整が施されている。
- レンズに手ぶれ補正は組み込まれていない。ボディ側の補正ユニットに依存している。ただしボディ側で5.5段分の補正効果があるので問題は無いだろう。
- 色収差は見つけるのに苦労するほど良く補正されている。
- 周辺減光は20mm F3.5で0.6EVほどだ。F5.6まで絞るとほぼ解消する。16:9のアスペクト比ならば減光をほとんど無視できる。
- 歪曲収差は良く抑えられているが、接写時に20mmで樽型歪曲に気が付く。24mmで影響が小さくなる。
- 逆光耐性に問題は見られない。他のレンズと同様、光を直接フレームに入れるとフレアが発生する。
- 最短撮影距離0.15mは20?26mmで利用可能だ。60mmまで伸ばすと最短撮影距離は0.4mとなる。
- ボケはパーフェクトでは無いが、きちんとした描写だ。
- シャープネス20mm
・回折の影響を受けるF22以外は絞り値全域でシャープな描写だ。ただしF22も細部を確認しなければ問題無い。
・隅からシミまでシャープネスが維持されている。
・最適な絞り値はF5.6~F11だが、絞り開放でも実用的な画質だ。
・3倍高価なレンズと同程度とは言えないが非常にシャープな描写だ。- シャープネス28mm
・絞り開放はF4だ。
・回折の影響を受けるF16・F22以外は絞り値全域でシャープな描写だ。ただしF22も細部を確認しなければ問題無い。
・スウィートスポットはF5.6?F11だが絞り開放でも実用的な画質だ。- シャープネス35mm
・絞り開放はF4.5だ。
・回折の影響を受けるF16・F22以外は絞り値全域でシャープな描写だ。ただしF22も細部を確認しなければ問題無い。
・スウィートスポットはF5.6?F11だが絞り開放でも実用的な画質だ。- シャープネス50mm
・絞り開放はF5.3だ。
・回折の影響を受けるF22以外は絞り値全域でシャープな描写だ。ただしF22も細部を確認しなければ問題無い。
・スウィートスポットはF5.6?F11だが絞り開放でも実用的な画質だ。- シャープネス0mm
・絞り開放はF5.6だ。
・回折の影響を受けるF22以外は絞り値全域でシャープな描写だ。ただしF22も細部を確認しなければ問題無い。
・スウィートスポットはF11だが絞り開放でも実用的な画質だ。他には無いズームレンジをカバーし、同シリーズで最も軽く、最も小さいレンズだ。コンパクトだが非常に頑丈で防塵防滴仕様のレンズだ。オートフォーカスは非常に高速で動画撮影でも滑らかで静かに動作する。ビデオグラファーに最適だ。
光学性能は焦点距離全域でとてもシャープだ。F11で最適なパフォーマンスを得ることが出来るだろう。絞り開放でもシャープネスの低下は僅かだ。四隅までシャープネスの低下が見られないのはとても見事だ。驚くほどのシャープさでは無いが、見事である。
小型軽量で汎用性が高いレンズだ。あらゆる領域でLUMIX S1ボディを引き立たせてくれることだろう、
とのこと。
キレッキレのシャープネスでは無いようですが、作例を確認する限りでは20mmの四隅までしっかりと解像しているように見えます。小型軽量なレンズサイズと20mmの広い画角を考慮すると素晴らしいパフォーマンスと感じます。広角をカバーするズームレンズとしてはボケが柔らかく滑らかに見えます。
国内ではカメラ専門店などで予約販売が始まっています。LUMIX Sレンズとしては珍しく10万円を下回る手頃な価格設定も魅力的と言えそうですね。
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6交換レンズデータベース
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 | |||
楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
ソフマップ | e-BEST | ノジマ | PayPay |
ビックカメラ | ヤマダ | PREMOA |
関連記事
- LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6はズーム全域で見事な解像性能
- ズーム中のAF性能向上を含むLUMIX Sシリーズレンズの最新ファームウェアが公開
- DPReviewがパナソニック「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」のサンプルギャラリーを更新
- パナソニック「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」は個性的かつ魅力的な標準ズームレンズ
- パナソニック「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」小型軽量ながら頑丈・見事な画質
- PhotographyBlogが「LUMIX S5」のサンプルイメージを公開
- LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6は思いのほか良好な光学性能
- LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6は小型軽量ながら隅から隅までシャープな描写
- パナソニックが「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」を国内で正式発表
- パナソニックLUMIX S 20-60mm F3.5-5.6は1~2段絞ると四隅まで良好なシャープネス
関連レンズ
- LUMIX S PRO 24-70mm F2.8
- LUMIX S 24-105mm F4 Macro O.I.S.
- 24-70mm F2.8 DG DN
- VARIO-ELMARIT-SL 24-90mm f/2.8-4 ASPH.
サイト案内情報
パナソニックレンズ関連記事
- LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3 レンズレビューVol.5 ボケ編
- LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3 レンズレビューVol.4 諸収差編
- LUMIX S PRO 50mm F1.4 レンズレビュー 完全版
- LUMIX S PRO 50mm F1.4 レンズレビューVol.6 周辺減光・逆光編
- LUMIX S PRO 50mm F1.4 レンズレビューVol.5 ボケ編
- LUMIX S PRO 50mm F1.4 レンズレビューVol.4 諸収差編
- LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3 レンズレビューVol.3 解像チャート編
- LUMIX S PRO 50mm F1.4 レンズレビューVol.3 遠景解像編
- LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3 レンズレビューVol.2 遠景解像編
- LUMIX S PRO 50mm F1.4 レンズレビューVol.2 解像チャート編
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。