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キヤノン「RF70-200mm F4 L IS USM」はプロのニーズを満たす小型軽量で高性能な望遠ズーム

Xitekがキヤノン「RF70-200mm F4 L IS USM」のレビューを公開。小型軽量な望遠ズームですが、画質が犠牲になっておらず、プロのニーズを満たすことができると言及しています。

RF70-200mm F4 L IS USM

Xitek:体?再?小 成像不打折 佳能RF70-200mm F4 L IS USM??

レンズの紹介:

  • キヤノンEOS Rシステムは発売以来ボディとレンズのラインアップを継続的に拡充してきた。現在、RFレンズは広角から望遠まで複数のレンズをラインアップしている。
  • このレンズはRF24-105mm F4L IS USMと組み合わせて「小三元」と呼ばれるシステムの一部となるものだ。小型軽量でEOS Rとの相性も抜群である。画質と機動性を重視した望遠ズームレンズだ。
  • 主な特徴
    ・小型軽量
    ・最大7.5段分の光学手ぶれ補正
    ・デュアルナノUSM駆動

ビルドクオリティ:

  • Lレンズらしい赤いリングと白色のデザインは継承している。今ではレンズフードも白色だ。

携帯性:

  • EFレンズと比べて全長と重量が明らかに抑えられている。
  • EFレンズと比べて全長は32%短く、重量は約11%軽い。これは間違いなく素晴らしいことだ。
  • ボディと組み合わせた際は非常にコンパクトである。片手で持つことも可能だ。

操作性:

  • 他のプログレードの望遠レンズと同じく、AFリミッターやAF/MFスイッチ、ISスイッチやISモードスイッチを搭載している。
  • 伸びるズームタイプのため、ズームロックスイッチもある。
  • 全長は短くなっているが、直径は大きい。フィルター径は77mmであり、EFレンズよりも大きなサイズだ。
  • フォーカスリングは適切な抵抗量でとても良好に動作する。

オートフォーカス:

  • このレンズはデュアルナノUSM駆動を採用している。静止画でも動画でも非常に静かで高速なAFが可能だ。

マニュアルフォーカス:

  • 記載なし。

手ぶれ補正:

  • 1/13秒でも最高率を大きく高めることが可能だ。
  • 0.6秒の極端なスローシャッターでもある程度の改善が期待できる。

解像性能:

  • MTFを見る限りでは全体的に良好なシャープネスだ。特に望遠側で大幅な改善が見られる。
  • EOS R5と組み合わせてテストしたところ、70mmはF4から良好な中央シャープネスを発揮している。1段絞ると画質が向上し、フレーム端のシャープネスも大幅に改善する。最適な絞り値はF8だ。F11以降は回折の影響で低下する。
  • 200mm F4も非常に良好だ。70mmの端よりも優れている。F5.6まで絞ると全体的に画質が改善し、F8?F11でピークの性能を発揮する。
  • 全体的にパフォーマンスはMTF通りだ。中央はズームレンジ全域で満足のいく結果となる。70mmのフレーム端はF8まで絞れば満足のいく結果を得ることが出来た。200mmは非常に安定している。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • 70mm F4のボケは平均的な描写だ。
  • 200mm F4のボケはとても柔らかく、ピント面前後も良好な描写だ。
  • F8まで絞ってもボケは円形を維持している。

色収差:

  • 色収差は比較的少ないように見える。
  • 70mm F4でわずかにパープルフリンジが発生するが、絞るとすぐ解消する。
  • 200mmでもわずかな色ずれが見られるものの、F8まで絞ると解消する。

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • 補正をオフにすると70mmで僅かな樽型となる。
  • 200mmではわずかな糸巻き型だ。

周辺減光:

  • 70mmの光量落ちは僅かで、F8まで絞ると解消する。
  • 200mmは目立ち、F8まで絞ると改善する。

コマ収差:

  • 記載なし。

逆光耐性:

  • 70mmのフレアは200mmよりも少し小さく見える。
  • F4で大きなゴーストは発生しない。
  • F11まで絞ると光条が発生する。
  • ASCコーティングが効果的なようだ。

総評

「大三元」完成後、キヤノンはついに「小三元」に取り掛かったようだ。このレンズの注目ポイントは明らかにレンズサイズと重量である。サイズダウンを遂げつつ、画質低下を抑えている。ズームレンジ全域でF4の開放F値を利用でき、とても良好に機能する。プロのニーズを満たすものであり、RF24-105mm F4L IS USMとの組み合わせに最適だ。

とのこと。
このレンズは解像性能について様々な評価がありますが、Xitekのテスト環境では全体的に良好なパフォーマンスを備えているようです。MTF通り、70mm側で周辺解像が少し低下し、200mm側のほうが良好に機能する模様。

F4ズームとしてはいくらか色収差が発生するのは気になるものの、作例を見る限り大きな問題では無さそうです。ボケや逆光耐性はまずまず良さそうに見え、歪曲収差もきちんと補正されているようです。

EFレンズと比べた際の価格差を画質差で正当化できるとは限らないかもしれませんが、携帯性は間違いなく強みと言えそうですね。私の手元にも3月10日に到着予定となっているので、EOS R5と組み合わせて確認したいと思います。

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