TTArtisan カメラ レンズ 海外の評価

TTArtisan AF 75mm F2 は優れた中央解像と良好な発色

Sony Alpha Blogが「TTArtisan AF 75mm F2」のレビューを公開。隅の解像性能が平凡としつつ、優れた中央解像や色収差補正、滑らかなボケやサムヤンよりも良好な発色を評価しています。

Sony Alpha Blog:TTArtisan 75mm F2

  • 外観:良好なビルドクオリティ。
  • 構造:更新用USB-Cポートあり(補足:リアレンズキャップ)。
  • 携帯性:コンパクトで重量は平均的。
  • 操作性:Aポジションのある絞りリング。クリック解除はできない。
  • AF:適度に高速。静止体では正確だが連写時の素早い動体では40%ほどミスショット。
  • MF:フォーカスブリージングは目に見える。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能
    ・中央:F2から優れた結果。F4で抜群の性能。
    ・隅:F5.6までは平凡。F8で良好になる。
    ・ポートレートでは良好だが、風景では平凡。性能はまちまち。
    ・ポートレートでF5.6まで絞るとシャープすぎるくらい。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:F2で綺麗な玉ボケ。F4で角ばる。後ボケは素敵で柔らかい描写。最短撮影距離がより短いとよかった。
  • 軸上色収差:とても少ない。
  • 倍率色収差
  • 球面収差
  • 歪曲収差:穏やかな糸巻き型。
  • 周辺減光:F2で非常に強い。F5.6で改善し、F16で解消。
  • コマ収差
  • 逆光耐性:平凡。
  • 光条:F16で目に見える。
  • 作例集
  • 総評:価格に見合う優れたレンズ。主な弱点は四隅の解像性能と最短撮影距離。クリックレス非対応の絞りリング。おススメできるレンズ。
  • 競合について:最も安価な75mm。サムヤンよりも良好な作りだが最短撮影距離が長い。発色はサムヤンよりも好み。
  • 備考

TTArtisanブランドで2本目となるフルサイズ対応AFレンズ。このカテゴリのレンズとしては非常に安価(3万円台)で、85mm F1.8と比べると小型軽量。手頃な価格の中望遠レンズを探している人は検討している人も多いのではないでしょうか。

Sony Alpha Blogのレビューでは、小型で低価格のレンズながら、良好な光学性能を備えているようです。フレーム全体で抜群の解像性能ではないものの、中央はサムヤンよりも優れた結果が得られ、色収差は良好に補正していると評価。ボケは滑らかで発色も良く、主な欠点は高解像カメラ使用時における隅の解像性能くらいとなっています。

私も試供品を使う機会に恵まれ、一足先に利用しています。
Sony Alpha Blogのレビューとほぼ同じで、低価格ながら優れた光学性能を備えていると感じました。安価な大口径レンズによくある色収差は良く抑えられ、撮影距離が短い場合でも安定した結果が得られています。あえて言えば、最短撮影距離が少し長いといったところでしょうか。

銘匠光学 TTArtisan AF 75mm F2 最新情報まとめ

レンズの仕様

  • 初値:36,900円
  • マウント:Sony E / Nikon Z
  • フォーマット:フルサイズ
  • 焦点距離:75mm
  • レンズ構成:7群10枚
  • 開放絞り:F2
  • 最小絞り:F16
  • 絞り羽根:9枚
  • 最短撮影距離:0.75m
  • 最大撮影倍率:不明
  • フィルター径:62mm
  • 手ぶれ補正:-
  • テレコン:-
  • コーティング:不明
  • サイズ:不明
  • 重量:328-340g
  • 防塵防滴:-
  • AF:不明
  • その他:-
  • 付属品:-

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