VILTROX AF 75mm F1.2は大きく重いがAPS-C用レンズで最高の光学性能

2023年10月20日

Sony Alpha Blogが「VILTROX AF 75mm F1.2」ソニーEマウント版のレビューを公開。APS-C用レンズとしては過去最高の解像性能を備え、ボケは滑らかで綺麗と評価。ポートレートレンズとして強くおススメできると評価。

Sony Alpha Blog：Viltrox 75mm F1.2

外観：優れたビルドクオリティ。USB-Cポートあり。

構造：防塵防滴。

携帯性：α APS-Cには大きく重い。

操作性：優れたエルゴノミクス。AF/MF・機能的な絞り・AFLボタンなど完備。

AF：とても良好。高速かつ静か。

MF：記載なし。

マクロ：最短撮影距離が88cmとかなり長い。

手ぶれ補正：記載なし。

解像性能：F1.2から全体的にExcellent。F2で中央がOutstanding。APS-C用レンズとしてはテストしてきた中で最高のシャープネス。抜群の性能。接写時でも性能を維持。

像面湾曲：記載なし。

ボケ：とても良好な玉ボケと柔らかい後ボケ。絞っても円形を維持。

軸上色収差：少ないがゼロではない。

倍率色収差：少ないがゼロではない。

球面収差：記載なし。

歪曲収差：非常に小さい。

周辺減光：F1.2で目に付くがF4で解消。

コマ収差：記載なし。

逆光耐性：平凡だが、F1.2レンズとしては良好。

光条：記載なし。

作例集：

総評：最高のポートレートレンズ。シグマよりも焦点距離が長いので魔法の描写を得やすい。

競合について：これまでで最もシャープだが最も大きく、最も高価。

備考：フルサイズ110mm F1.8に相当。1/4000秒のα6xxxではNDフィルターが必要。

とのこと。
VILTROX製APS-C用AFレンズとしてはこれで5本目。APS-C用のポートレートレンズとしては大きく重いものの、F1.2の大口径を採用しています。一般的なコントロールに加え、AFLボタンやデクリック機が追加され機能的。価格は549ドルと従来品よりも高価ですが、「75mm F1.2」のレンズとしては手ごろな価格設定に見えます。
Sony Alpha Blogのレビューによると、光学性能は非常に良好で、F1.2から全体的に実用的以上の画質を備えているようです。実写サンプルを確認しても、確かにF1.2から色収差が目立たず、コントラストの高い結果に見えます。大口径ながら軸上色収差が良く抑えられているので、様々な環境でF1.2を使いやすいのは良いですね。F1.2の大口径を思う存分楽しむことができそうですが、α6xxxは1/4000秒までのシャッタースピードにしか対応していないので、日中はNDフィルターの必要性が高そう。

VILTROX AF 75mm F1.2 最新情報まとめ