ePHOTOzineがYONGNUO「YN85mm F1.8 DF DSM」ソニーEマウントのレビューを掲載。F1.8におけるフレーム端で解像性能が低下すると指摘しつつも、小型軽量で低価格なレンズとしては優れていると評価。
ePHOTOzine:Yongnuo YN 85mm f/1.8S FE Lens Review
- 外観:円筒型レンズフードが付属。58mmフィルターに対応。
- 構造:後期型は防塵防滴。USB-Cポートによる更新が可能。
- 携帯性:小型軽量。
- 操作性:Fnボタン搭載。
- AF:DSM駆動で高速かつ正確。ほぼ静かに動作する。
- MF:リングは期待通り滑らか。最短撮影距離は0.8mで寄りにくい。
- 手ぶれ補正:記載なし。
- 解像性能:
・中央はF1.8からExcellent、F4でOutstanding。
・端はF1.8でVery good、F2からExcellent。- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:素晴らしい描写。とてもも滑らかな後ボケ。
- 軸上色収差:記載なし。
- 倍率色収差:明るい状況で多少の色滲み。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:+1.50%の糸巻き型。
- 周辺減光:とても少ない。
- コマ収差:記載なし。
- 逆光耐性:極めて良好。
- 光条:記載なし。
- 作例集:高解像データあり。
- 総評:小型軽量で低価格ながら高品質で優れたバランスのレンズ。F1.8における端のシャープネスと端の色収差が欠点だが強くおススメできる。
- 競合について:多くのレンズより低価格。
- 備考:
とのこと。
国内ではやや高めですが、海外では200ドルで販売を開始した非常に手ごろな価格のポートレートレンズですね。現在は345ドルまで値上がりしていますが、それでもライバルと比べて安めに入手可能。価格を考慮すると非常にコストパフォーマンスの高いレンズに仕上がっているようです。この価格帯の社外製レンズでAFLボタンやAF/MFスイッチに対応しているのも特徴的。
ePHOTOzineが言及している「防塵防滴に対応」がソニーEマウントの後期型を指すのか、ニコンZマウント用のようにデザインを一新したモデルを指しているのかは不明(おそらく後者)。テスト結果をざっと見てみると、優れた中央解像性能や他社と同水準の歪曲収差が強みとなる模様。周辺減光や倍率色収差には注意が必要ですが、後処理で補正しやすい問題なので過度に心配する必要は無さそう(ただしレンズプロファイルが無いので自動補正は出来ないはず)。
全体的にSony Alpha Blogのレビューと似ており、こちらのレビューではボケがソニーよりも綺麗と評価されています。周辺に向かって解像性能は低下するものの、ボケ質には良い影響が有るみたいですね。
YONGNUO YN85mm F1.8S DF DSM 交換レンズデータベース
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