Nikon Nikon Z 海外の評価

ニコン Z 9はプロも喜ぶ汎用性の高いカメラ

Lesnumeriquesがニコン「Z 9」のレビューを公開。追従AF時に背景へピントが抜ける点を指摘しつつ、高品質な動画や連写性能、ビルドクオリティなどを高く評価しています。

Lesnumerique:Test Nikon Z9 : puissant, polyvalent... un hybride presque parfait

ビルド・外観

  • アクション撮影のために作られた堅牢なボディだ。腰が許す限りどこにでも持ちがこぶことが出来る。
  • 電源オフ時はセンサーを保護するシールドが展開する。

バッテリー

  • EN-EL18dバッテリーを搭載している。
  • USB-Cポート経由での充電に対応し、給電動作も可能だ。
  • ラグビーの撮影では14000枚近くの撮影が可能だったが、バッテリーが50%を下回ることは無かった。見事な性能だ。

インターフェース

  • RJ45、2つのジャックソケット、HDMI A、USB-C 3.2ポートを備えている。
  • 前面にはシンクロソケットとリモコン用ソケットがある。
  • ワイヤレス接続はWi-Fi 802.11b / g / n / a / ac とBluetooth 5.0に対応。
  • GPSで写真にジオタグを付与することが可能だ。
  • ストレージはXQD/CFexpress Bに対応するデュアルカードスロットを搭載している。

携帯性

  • 一眼レフ並みの重いカメラだ。
  • D6よりも少し小さく、少し軽い。どちらにせよZ 7IIよりははるかに重い。

グリップ

  • 記載なし。

操作性

  • 豊富なコントロールが用意されている。
  • 上部右側はZカメラのデザインを採用している。目新しい点としては電源レバーをさらに回転させる「点灯機能」が復活した。
  • 左肩にはD6から継承した四つ葉ボタンを搭載している。
  • 長年のプロ機ユーザーなら戸惑うことはないだろうが、この四つ葉ボタンは、時に少しバロック的な操作性と感じる。
  • 四つ葉ボタンと同じく、連写モードを変更するにはロック解除ボタンを押しながらドライブダイヤルを操作する必要がある。特定の機能にアクセスするためには、キヤノンやソニーよりも1つ多い動作が必要である。

手ぶれ補正

  • 記載なし。

ファインダー

  • 369万ドットは従来機と同様の解像度だ。EOS R3やα1と比べると解像度が低い。
  • ファインダーの品質は良好で、競合カメラと比べて大きな違いは分からなかった。
  • リフレッシュレートは60fpsまでだ。EOS R3は120fps、α1は240fpsまで対応している。高速で移動する被写体に追従する際は便利な機能なだけに残念だ。

モニター

  • 210万ドットのタッチパネルは従来通りだが、垂直チルトに加えて水平チルトにも対応した。
  • 赤色ディスプレイ表示に対応している。

メニューシステム

  • 記載なし。

フォーカスシステム

  • 低照度では少し苦労するが、AF性能はα1やEOS R3を上回っている。
  • 全ての連写モードで追従AFが可能だ。
  • 大部分の状況で被写体認識機能はとても良好に機能するが、アクション撮影では競合モデルと比べて不安定となる。(背景にピントが抜ける)
  • 素早く動く被写体が多い場合、EOS R3やα1よりもピントが合わない場合がある。

連写性能

  • 20コマ秒の連続撮影に対応し、さらに30fpsや120fpsに拡張可能だ。
  • メカニカルシャッターを取り除いた初のデジタルカメラだ。
    (訳注:前例としてSIGMA fpが存在するので適切な言い方ではありません)
  • 120fps時は1100万画素のJPEGだが追従AFは可能なままだ。
  • ニコンが主張する1000枚のバッファを実現するためにはハイエンドのCFexpressカードが必要だ。我々のテストではProGrade Digital Cobaltを使用した。
  • ローリングシャッターを抑える効果はEOS R3やα1とよく似ており、非常に説得力がある。

解像性能:

  • 記載なし。

高感度ISOノイズ

  • 常用ISO感度は64~25600だ。
  • 拡張ISO感度で32~102400を使用可能である。
  • ISO 3200まで優れた結果を得ることができる。
  • ISO 6400で最初の劣化が始まる。
  • ISO 12800を超え、特に拡張ISO感度は実用的な画質と言えない。
  • ソニーα1のJPEGはニコンよりも自然なディーテル再現である。

ダイナミックレンジ

  • ハイライト側の粘りがソニーと比べて1段弱い。

画質・仕上がり機能

  • 記載なし。

動画

  • 最大8Kの動画撮影に対応している。
  • 8K動画は非常に高品質だ。
  • ローリングシャッターは8Kで目立たず、4Kではほぼ完全に解消している。
  • 8Kを撮り続けたところ、バッテリーが無くなるまで2時間43分撮り続けることが出来た。

総評

ソニーやキヤノンと比べて出遅れたが、がっかりすることはない。重くて複雑な操作性で、ファインダーのスペックは競合他社と比べて劣っているが、他の主要な点で批判することは難しい。このカメラは堅実なビデオカメラにもなり、プロも喜ぶ汎用性の高いカメラに仕上がっている。

また、大胆にもメカニカルシャッターを採用しなかったニコンには感服だ。一眼レフは間違いなく過去のものとなり、新世界にニコンの旗印が掲げられた。

  • 長所
    ・エルゴノミクス
    ・カスタマイズ性
    ・カメラの応答性や感度
    ・静止画/動画での瞳AF
    ・手ぶれ補正
    ・JPEGで120fps連写
    ・8K動画対応
    ・4K 120fps
    ・完璧な通信接続
    ・デュアルスロット
    ・給電対応
  • 短所
    ・重くて大きい
    ・複雑な操作性
    ・ダイナミックレンジが限られている
    ・ファインダー
    ・バリアングルモニタではなお

とのこと。
素早いアクション撮影などで背景にピントが抜けると指摘する声はよく耳にしますが、Lesnumeriquesも同様だった模様。従来のZシステムでも同様の傾向が見られるので、Z 9の問題というよりはZカメラのAFシステムに関する欠点のようですね。今後のファームウェアアップデートで改善されるとことを期待。
AF以外では物理的なドライブダイヤルや旧態依然としたMODEボタンなどが使い辛いと述べています。とは言え、新規ユーザーは使い辛いかもしれませんが、一眼レフからの移行を促すカメラとしては理にかなったデザインのように見えます。将来的には、よりミラーレスらしい操作性へと変わる可能性はあるのかなと。

それ以外は概ね高評価で、特にカメラの応答性や起動速度などが肯定的な見解で、120fpsまで追従AFが可能な超高速連写も評価しています。ただし、高速連写に対応するバッファを最大限活用するにはハイエンドなCFexpressカードが必要な点には注意が必要である模様。この場合、競合他社などでも採用しているProGrade DigitalのCobaltシリーズが無難な選択肢のようですね。

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