DPReviewがスタジオシーンテストにキヤノン「EOS R8」の作例を追加。高ISO感度のノイズだけで言えば古いEOS RP・6D Mark IIのセンサーと同程度。ダイナミックレンジや高速性が改善していることを考慮すると優れたセンサーと言えそうです。
DPReview:Canon EOS R8 studio scene: EOS R6 II-like results look competitive against peers
EOS R8は、ニコンのZ 5やソニーのα7 IIのようなエントリーモデルと、ニコンZ 6IIやパナソニックのLUMIX S5IIのような中級機との中間に位置する。この中で唯一ボディ内手ぶれ補正を搭載していないが、EOS R6 Mark IIのセンサーを採用しているため、同クラスのどのカメラよりも高い動画スペックを備えている。ダイナミックレンジなどの詳細については、今後数週間以内にレビューを行う予定だ。テストスタジオを再開するにあたり、ひとまずEOS R8の結果を公開する。
EOS R8はEOS R6 Mark IIと同じセンサー・プロセッサと言われており、AF性能や連写性能、動画性能がとてもよく似ています。外観こそEOS RPと似たようなデザインのカメラですが、中身は大きく異なっている模様。DPReviewの作例を見る限りでは高ISOにおけるノイズがR6 Mark IIよりも少し多めに見えますが、原因は不明。少なくとも露出設定や使用レンズは同じ。裏面照射型のα7 IIIと比べると少し悪化しているものの、読み出し速度や連写性能が圧倒的に優れていることを考えると妥協できる範囲内でしょうか。最近ではAIノイズリダクションが実用的となっており、多少のノイズ差は気にならないかもしれません。
手ごろな価格のフルサイズEOSと見比べてみると、高ISOノイズに関してはEOS RPや6D Mark IIの古い2600万画素センサーが健闘しているように見えます。ただし、このセンサーはダイナミックレンジが狭いと言われているので、実写におけるRAWの柔軟性には注意が必要です。
EOS R8 ボディ | |||
楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
キタムラで中古在庫を探す | |||
EOS R8 レンズキット | |||
楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
キタムラで中古在庫を探す |
関連カメラ
関連記事
- キヤノンがEOS RシリーズのLP-E6P制限解除を含めた最新ファームウェアを配信開始 2024年9月26日
- キヤノン「R6 Mark II・R8」「R7/R10/R50」「EL-5」最新ファームウェアを公開 2024年6月6日
- キヤノンがRF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STM対応のために各カメラのファームウェアアップデートを公開 2023年12月7日
- キヤノン「R3」「R5」「R6 II」「R8」「1DX III」用の最新ファームウェア公開 2023年9月26日
- 「Z f」と「EOS R8」の外観やスペックの違い 2023年9月24日
- キヤノン EOS R8 徹底レビュー 完全版 2023年8月5日
- EOS R8は高性能なエントリーモデルだがバッテリー性能がアキレス腱 2023年7月20日
- キヤノン EOS R8 徹底レビュー Vol.8 JPEG 編 2023年7月4日
- DPReviewがEOS R8のISO感度別の作例をスタジオシーンに追加 2023年6月28日
- キヤノン EOS R8 徹底レビュー Vol.7 メニュー・カスタマイズ 編 2023年6月28日