DPReviewがFE 24-70mm F2.8 GM IIのサンプルギャラリーを公開

2022年4月28日

DPReviewが「FE 24-70mm F2.8 GM II 」のサンプルギャラリーを公開。全体的に安定感のある解像性能に加え、ズームレンズとしては綺麗なボケや良好な逆光耐性を備えているように見えます。

DPReview：Sony 24-70mm F2.8 GM II Sample Gallery

数か月前に、我々は大幅に改良された「FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」に感銘を受けた。そして、彼らは大口径標準ズームをアップデートしようとしている。このレンズはより小さく、いくつかの新機能を備えている。光学系はどのように変わっているか？実際にサンプルギャラリーを見て確認してほしい。

「FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」に続くG Masterシリーズのリニューアルモデルが登場しましたね。光学設計が一新され、小型軽量かした上に最短撮影距離や最大撮影倍率が大幅に改善。さらにAFLボタンは縦位置にも対応し、新しく絞りリングが追加され、アイリスロックとデクリック機能を搭載しています。さらにこのレンズは目新しい機能として「ズーム操作感切替スイッチ」を搭載している。絞りリングに加え、より動画撮影で扱いやすいズームレンズに仕上がっている模様。

GM2

MTFを確認すると、小型軽量化しているものの、前モデルよりも良好な光学性能を実現していることが分かります。中央はキレッキレ、そして広角側は非点収差が小さくなり、望遠側は周辺部までより良好な解像性能を維持しています。

DPReviewは5000万画素のα1と組み合わせたサンプルギャラリーを46点公開。実際に確認してみると、高画素機と組み合わせてもズーム全域で良好な解像性能を実現しているように見えます。単焦点ほどの切れ味とは感じませんが、安定感があり使いやすそう。
さらに、改善した最短撮影距離を活かしたマクロ撮影の写真もいくつか公開しています。フローティングフォーカス構造が利いているのか、接写時も良好な光学性能を維持していますね。

70mm F2.8で僅かな軸上色収差が残っているように見えますが、許容範囲内と言ったところでしょうか？シグマも望遠側で同じように色収差が発生します。非球面レンズによる玉ねぎボケの影響は最小限に抑えられていますね。逆光耐性は最近のソニーレンズらしく良好に見えますが、これはもう少し多くの写真を見て確認したいところ。

ソニー FE 24-70mm F2.8 GM II 最新情報まとめ