DPReviewが「IRIX 30mm f/1.4 Dragonfly」のサンプルギャラリーを公開。軸上色収差は残っていますが、前後にムラのない綺麗なボケで、絞れば周辺部までシャープな一眼レフ用レンズですね。
DPReview:Irix 30mm F1.4 Dragonfly Sample Gallery
この1週間、Irixの30mm F1.4 DragonflyをCanon EOS Rに装着し(EF-RFマウントアダプター経由)、数々の写真を撮影してきた。このギャラリーは、それらの一部だ。
IRIX 30mm f/1.4は、キヤノンEF、ニコンF、ペンタックスKマウント用が675ドルで販売されており、アダプターを介して様々なミラーレスマウントに対応することが可能である。このレンズはマニュアルフォーカスだが、電気接点を備え、カメラを介してレンズの絞りを制御したり、レンズからカメラ本体へEXIF情報を転送したりすることが可能だ。
とのこと。
2020年に登場したIRIX製の一眼レフ用レンズ。IRIXはレンズメーカーの多くがミラーレスマウントへ軸足を移す中、一眼レフ用レンズを開発し続けている貴重なメーカーです。特にペンタックスKマウント(それも電子接点対応)を提供する数少ないレンズメーカーの一つ。レンズはどれも純正レンズには無い特徴的な広角レンズ・マクロレンズが多く、この30mm F1.4は「Irix 45mm F1.4」に次いで発表されたIRIXでは珍しい大口径レンズの一つです。
実際にサンプルギャラリーを確認してみると…
滲むようなボケではありませんが、全体的に滑らかで綺麗な描写に見えます。大口径の広角レンズながら、周辺部まで目立つ粗のないボケ描写がGood。軸上色収差の影響はゼロと言えないものの、許容範囲内と言ったところでしょうか。絞るとフレーム端まで十分にシャープな画質が得られています。
675ドルの価格設定を考慮すると、シグマ「35mm F1.4 DG HSM」やタムロン「SP 35mm F/1.4 Di USD」が無難な選択肢だと思いますが、防塵防滴や心地よいMFを楽しみたいのであれば面白いレンズとなるかもしれません。
IRIX 30mm f/1.4 Dragonfly 最新情報まとめ
IRIX 30mm f/1.4 Dragonfly(簡易検索) | |||
楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
関連レンズ
- EF28mm F2.8 IS USM
- EF28mm F1.8 USM
- AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G
- AF-S NIKKOR 28mm F1.4E
- HD PENTAX-FA31mmF1.8AL Limited
- smc PENTAX-FA31mmF1.8AL Limited
- 28mm F1.4 DG HSM
- Otus 1.4/28
- COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 SL II S Aspherical