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オリンパス M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 交換レンズデータベース

このページでは一眼カメラ用交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8」の情報を収集しています。

更新情報

データベース

レンズの特徴

中央解像力 開放 非常に良好
ピーク 優れた性能
ピーク? F4-F5.6
周辺解像力 開放 良好
ピーク 非常に良好
ピーク F2.8-F5.6
軸上色収差 ?やや色づく 倍率色収差 軽微
球面収差 問題無し コマ収差 目立つ
F2.5でほぼ解消
非点収差 開放で目立つ
F4でほぼ解消
歪曲 樽型 極小
周辺減光 やや目立つ
F4で改善傾向
逆光耐性 やや弱い
AF 高速・静音 MF回転角 電子制御式
最大撮影倍率
最短撮影距離
0.12倍
0.25m
手ぶれ補正
フィルター 46mm 重量 137g
ボケ傾向 前ボケ…並・後ボケ…滑らか・玉ボケ…並
備考 フード別売り

管理人のレビュー

購入早見表

M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 ブラック
楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 シルバー
楽天市場 Amazon キタムラ Yahoo
フィルター購入早見表
プロテクト C-PL ND ソフト
X-CAP

レンズデータ

レンズ仕様

焦点距離 25mm(35mm判換算50mm相当)
レンズ構成
画角 47°
最短撮影距離 0.25m
最大撮影倍率 0.12倍(35mm判換算0.24倍相当)
最近接撮影範囲 144 x 108mm
絞り羽枚数 7枚(円形絞り)
最大口径比 F1.8
最小口径比 F22
フィルターサイズ Ø46mm
大きさ 最大径×長さ Ø57.8mm x 42mm
質量 137g

MTFチャート

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レンズ構成図

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紹介

35mm判換算で50mmF1.8と言う最も標準的な画角の明るい単焦点レンズだ。

フルサイズと比べると、もちろんボケ量は劣ってしまうがボケの質で言えば良好なレンズ。絞り開放における点光源も中央ではかなり素直で、周辺部も口径食はあまり目立たない。1段絞り込むことで大幅に改善し、全域で安定した描写を得ることが出来る。周辺光量もF4まで絞れば改善されるだろう。

解像度は中央は開放からシャープだが、周辺部は若干甘いもののにじみは少なく解像感はしっかりある。

風景撮影からマクロ撮影まで万能と言った使い勝手で、点光源の目立ち加減で絞りを調整してやればかなり使いやすいレンズ。ZEROコーティングも採用しているので、逆光にも強くコントラストの低下もかなり抑えられている点もポイントだ。

137gと軽量なレンズなので、OM-Dシリーズはもちろんの事、PENやパナソニックのGMシリーズとの相性も良いだろう。

競合レンズ

海外の評価

Optical Limits

開放からピークに近い性能

  • F1.8と明るいレンズだが、被写界深度のパフォーマンスは限られてる。フルサイズと比較すると実質2段分はF値が大きい(50mm F3.6相当)。ただし、被写体との距離が縮まると、十分に浅い被写界深度を作り出すことは可能だ。
  • レンズサイズは45mm F1.8と見分けがつかない程に同等だ。ビルドクオリティは共に高水準だ。ぱっと見は金属製鏡筒のようにも見えるが、実際にはプラスチック製である。
  • オートフォーカスは静かで高速だ。
  • 歪曲収差は0.5%の僅かな樽型だ。これは未補正RAWの数値である。
  • 周辺減光は絞り開放でとても高い数値だ。F5.6まで絞ると緩和するが、まだ目に付く量が残存する。未補正RAWだとやや悪化するものの、単にカメラ出力とトーンカーブの差かもしれない。
  • 解像度テストはとても素晴らしい結果だ。中央は絞り開放から優れており、絞ってもあまり改善しない。端や四隅は共にとても良好で、こちらも絞り値による画質の変化は少ない。
  • 像面湾曲はとても小さく、偏心はとても目立たない。
  • 色収差はフレーム端で平均1ピクセルと僅かだ。実写では目に付かないだろう。
  • 玉ボケはフレームの大部分で円形となるが、内側はかなり騒がしい。前後のボケはとても滑らかだ。

M.ZUIKO 25mm F1.8は間違いなくコンパクトでハイクオリティなレンズだ。解像特性は絞り値全域でとても均質となり、中央は大部分が優れ、周辺部はとても良好だ。色収差は小さく、歪曲は無視できる。指摘するとしたら周辺減光と玉ボケの内側くらいだろう。ビルドクオリティは優れている上に超軽量だ。そしてオートフォーカスは静かで高速のため動画に最適だ。

光学性能とビルドクオリティで文句を付けるべき点はほとんど無い。「25mm F1.8」ではボケが小さくなってしまうが、価格設定のバランスは取れている。

Admiringlight:今すぐ購入すべきレンズ

  • 一見してレンズサイズを優先したデザインであることは明らかだ。主にハイクオリティのプラスチックと金属パーツを組み合わせた小さなレンズだ。しっかりと組み立てられており軋みやぐらつきは感じない。
  • PROレンズでは無いがレンズフードが付属している。不合理に別売りとするよりはかくあるべきだ。フードは逆さ付け可能でとてもコンパクトである。
  • オートフォーカスはとても高速だ。一般的な撮影で問題無かったが、薄暗い環境では少しだけハンチングする。
  • 特筆すべきは接写性能だ。マクロレンズほどでは無いものの、0.25mとフルサイズ50mmと比べて2倍ほど寄ることが出来る。
  • シャープネスはどの絞り値でも心配する必要が無い程シャープなレンズだ。フレーム全域でF1.8の絞り開放からとてもシャープである。75mmや42.5mmほどでは無いが、どのジャンルでも十分な鮮鋭さだ。絞ると僅かに改善するが些細な差である。被写界深度の調整として使えばいいだろう。
  • ボケはニュートラルで比較的良好だ。状況によって背景が少し騒がしくなることがあるものの、一般的に気が散るほどでは無い。
  • コントラストはF1.8から非常に高いレベルだ。F1.8-F4までほとんど違いを感じない。同様に色は豊かで活気がある。
  • 倍率色収差は僅かに確認できるが、補正が簡単な低レベルの量だ。
  • 歪曲は僅かな樽型だが簡単に修正出来る。
  • 逆光耐性は良好なコントラストを維持出来るものだ。ゴーストは最小限に抑えられている。
  • 周辺減光はこのレンズの弱点だ。レンズサイズが小さい分、周辺減光が犠牲となっている。

長所:シャツのポケットに収まる小型レンズ・高速で静かなオートフォーカス・F1.8からとてもシャープで小絞りでもまともな解像性能・ボケは滑らかでニュートラル・素晴らしい接写性能・全ての絞り値で優れた発色とコントラスト・逆光耐性・色収差の補正・フードが付属する

短所:薄暗い環境でハンチングする・比較的大きい周辺減光

短所は少なく長所はとても多い。オリンパスはこのレンズに399ドルの値札を張っている。F1.8の標準レンズとしては高価だが抜け目のないパフォーマンスだ。

私がこのレンズで最も悩ましい問題はボケ量が十分ではないことだ。レンズそのものの欠陥では無いが、私の用途には不十分である。その点、パナライカ 25mm F1.4は私の撮影に適している。

F1.8で十分ならば今すぐ購入するべきレンズだ。あらゆる面で優れ、とても小さい素晴らしいレンズである。

ePHOTOzine:全体的に良いレンズだが価格が高い

  • 鏡筒は光沢のあるシルバー・ブラックで仕上げられた高品質なプラスチック製だ。
  • レンズマウントは金属製である。
  • 頑丈な印象だが137gと軽量だ。テスト機体のLUMIX G6とのバランスは良好である。
  • マニュアルフォーカスリングは素晴らしい滑らかさを持ち、微調整を快適に操作することが可能だ。
  • 最短撮影距離は25cmとクローズアップや距離を取れない環境での撮影に理想的なパフォーマンスだ。
  • シャープネスは絞り開放から既にexcellentだ。フレームの隅まで良好(good)である。絞るとフレーム全体で改善し、中央はF2-F8で際立ったパフォーマンス(outstanding)となり、F5.6-F8で四隅も優れた水準(excellent)となる。
  • 色収差はF1.8-F11まで四隅でも半ピクセルと良好に補正されている。
  • 周辺減光は大口径レンズとしては良好にコントロールされている。絞り開放で1.21EV、F5.6まで絞ると解消する。
  • 歪曲は良く補正されているが、Imatestでは1.07%の樽型歪曲が検出された。
  • 深い円形フードは強い光源によるフレアやコントラストの低下による問題を程よく予防している。フード無しでも逆光耐性は良好だ。

絞り開放から優れた画質であることは明らかだ。そして頑丈で軽量・コンパクトである。

しかし、300ドルの価格設定は訴求力を少し下げているかもしれない。フルサイズの50mm F1.8よりも遥かに高価なレンズだ。価格設定は50mm F1.8に合わせるのが妥当だと思うのだが…。

長所:絞り開放から優れた中央シャープネス・小型軽量・頑丈な鏡筒・滑らかなフォーカスリング・低色収差・低歪曲・低周辺減光

短所:50mm F1.8のレンズとしては高価

機能性…4.5・操作性…4.5・性能…5・価格…4・総評…4.5

Kroupski:比較的高価だが説得力がある

  • このレンズは風景、マクロ、ルポルタージュ、ポートレートなど、どのような撮影にも使うことが出来る。
  • 中程度まで絞れば広い被写界深度と高精細なディテールを得ることが出来る。
  • 最短撮影距離0.25mは小さな被写体をクローズアップして撮影出来る事を意味している。
  • ポートレート撮影時は顔の高解像が可能だが、背景をボカすには弱い。接近すればボケは大きくなるものの、パースペクティブが強まり、なにより親しい間柄で無いと警戒され表情が曇る距離感だ。
  • 大口径レンズはその明るさ故に照明下の手持ち撮影領域を広げることが出来る。しかし、夜景を撮るには三脚が必要である可能性が高い。
  • オートフォーカスはとても高速で正確、そして静かである。
  • ボケ質はとても穏やかで騒がしく無い。私の好みにとても合うものだ。玉ボケは絞り開放で丸く滑らかだが、絞ると7角形となり形は完全に均一では無い。
  • 歪曲は無い。
  • 色収差の問題は無い。コントラストが極端に高い状態でのみ僅かながら発生する程度だ。その色収差も後処理ですぐ除去可能である。
  • 周辺減光は絞り開放で約1段ほど暗くなるが絞るとすぐに解消する。
  • シャープネスは中央が絞り開放から優れたディテールを発揮し、四隅は僅かに低下するものの2段絞ると引き締まる。F4-F8はフレーム全域で高精細な描写である。
  • F11が境界線となりさらに絞るとシャープネスは低下し始める。F16-F22はそれほどシャープでは無いが光芒を出したい時には有用だ。

長所:ハイクオリティなレンズの造り、小型軽量はミラーレスの強みである、50mm相当の画角、大口径とボディ内手振れ補正が暗所における手持ち撮影で役に立つ、幅広く滑らかでレスポンスの良いフォーカスリング、とても高速なAF、接写性能、高画質、実質的に色収差が無い、ハイレゾショットの耐えうる光学性能

短所:手振れ補正非搭載

M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8はフットワークが良く非常に軽量なレンズだ。コンパクトさから過小評価するは誤りで、光学性能や動作特性はとても本格的だ。

フレーム中央は絞り開放からとても優れたシャープネスを発揮し、四隅も大部分の絞り値で優れたシャープネスである。そして色収差や歪曲はほとんど無く、オートフォーカスはとても高速で正確だ。

フルサイズの古典的で安い50mm F1.8と比べて少し高く感じるが、本レンズのハイクオリティな特性を考慮すると正当化できる。

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