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ニコン NIKKOR Z 24-70mm f/4 S 最新情報まとめ

このページでは一眼カメラ用交換レンズ「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」の情報を収集しています。

最新情報

レンズデータ

購入早見表

レンズデータ

レンズ仕様

型式 ニコン Zマウント
焦点距離 24mm-70mm
最大口径比 1:4
レンズ構成 11群14枚(EDレンズ1枚、ED非球面レンズ1枚、非球面レンズ3枚、ナノクリスタルコートあり、最前面のレンズ面にフッ素コートあり)
画角 84°-34°20′(撮像範囲FX)
61°-22°50′(撮像範囲DX)
焦点距離目盛 24、28、35、50、70mm
ピント合わせ IF(インターナルフォーカス)方式
最短撮影距離 撮像面から0.3m(ズーム全域)
最大撮影倍率 0.3倍
絞り羽根枚数 7枚(円形絞り)
絞り方式 電磁絞りによる自動絞り
最大絞り f/4
最小絞り f/22
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) 72mm(P=0.75 mm)
寸法 約77.5mm(最大径)× 88.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで、沈胴時)
質量 約500g
付属品 ? レンズキャップ72mm LC-72B(スプリング式)
? 裏ぶたLF-N1
? バヨネットフードHB-85
? レンズケース CL-C1

MTFチャート

レンズ構成図

更新履歴

  • 2019-05-30:DxOMarkがレビューを掲載しています。
  • 2019-02-12:Photographylifeがレビューを掲載しています。
  • 2018-12-11:Lesnumeriqueがレビューを掲載しています。
  • 2018-11-20:フォトヨドバシが実写レビューを掲載しています。
  • 2018-11-11:KASYAPAが実写レビューを掲載しています。
  • 2018-10-12:Photoreviewがレビューを掲載しています。
  • 2018-09-30:レビュー・作例を複数追加しました。
  • 2018-09-21:PhotographyBlogDPREVIEWが作例を掲載しています。
  • 2018-08-23:ニコンがZシステムを正式発表したので本レンズの専用ページを作成しました。

海外の評価

Lenstip

  • 単体で購入するとほぼ1000ドルだが、キャッシュバックやボディとセットで買うことに600ドル程度まで抑えることが出来る。
  • 24-70mmのレンズは数多く存在するが、驚いたことに24-70mm F4のレンズはほとんど無い。そのグループの中で、このレンズは「重量・サイズ・フィルター径・光学系の複雑さ」はちょうど真ん中に位置する。ただし、キヤノンやソニーのレンズは光学手ぶれ補正を搭載している。
  • 後玉は24mm時にレンズマウント付近だが、70mm時は2cmほど前方へ移動する。鏡筒内部は黒塗りされているが、残念ながら隙間が存在するので完全に密閉された鏡筒では無い。
  • レンズマウント付近の鏡筒は金属製だ。
  • 製造国はタイと表記している。
  • 1cm幅のフォーカスリングは滑らかで適度に減衰している。フォーカスバイワイヤで操作し、素早く回転させるとピント全域を約100度で移動する。ゆっくり回転させると180度に達する。
  • ズームリングとフォーカスリングの間の鏡筒はプラスチック製だ。
  • 35mm幅のズームリングは大部分がゴム製だ。24mm・28mm・35mm・70mmの焦点距離を表示している。
  • 格納時は全長が88mm、24mm時に沈胴機構の内筒が伸び110mm、70mmまでズームすると138mmまで伸びる。
  • 解像度
    ・Z 7のRAWに基づいて計測している。
    ・良像の基準値は42?44lpmmだ。
    ・最高の単焦点で80?85lpmmに達する可能性がある。
    ・このレンズの中央解像はZ単焦点と異なり70lpmmに達しない。それでも70mm F4の組み合わせでさえ良像の基準値を明らかに上回っている。
    ・APS-C領域でも45mm・70mmではケチのつけようが無い性能だ。絞り開放から実用的な画質であり、F5.6~F8で本当に優れた解像度となる。24mmは絞り開放でいくらか問題があるものの、絞ると急速に改善する。
    ・四隅領域はズームレンジ全域で似たような傾向だ。絞り開放の画質は実用的と言えないものの、幸いにも70mm以外はF5.0付近まで絞ると良像に達する。
    ・解像テストの結果はこのレンズが効果的なキットレンズであることを証明している。
  • 50mmで軸上色収差に関する問題は全くない。70mmに近づくと、僅かな色付きが見られるものの、目立つことは無い。このカテゴリで非難すべき点は無い。
  •  倍率色収差は70mmで全く問題無い。24mm時に色ずれが最も大きくなるが、幸いにも0.1%に近い中程度の数値だ。絞ることで低い数値まで収差を抑えることが出来る。ズームレンズとしては非常に優れた性能だ。
  • 球面収差の補正に大きな問題は見られない。
  • レンズをカメラに装着すると「歪み補正」の項目がグレーアウトして利用できなくなる。これは光学的に歪曲収差が大きいと想像できる仕様だ。風景撮影で歪曲が問題とならない場合もあるので、「歪み補正」をオフにできる選択肢が欲しかった。
  • RAWの24mmではー3.25%に達する顕著な樽型歪曲が発生する。28mmでもー1.91%と目に見る歪み方だ。35mmで歪曲収差の問題が無くなり、50mmで+1.21%に達する糸巻き型歪曲へ変化する。さらに70mmでは+1.74%だ。
  • コマ収差はAPS-C領域で非常に小さく問題無い。フルサイズ四隅でも影響は中程度だ。
  • 非点収差の平均値は7.3%と中程度の数値だ。
  • 玉ボケは完璧からは程遠い。4枚使っている非球面レンズが原因だろう。
  • 周辺減光はRAW 24mmでー2.78EVに達し、F5.6でも現状維持だ。45mmでー1.31EVと低下するが、70mm F4でー2.23EVと再び悪くなる。
  • 逆光耐性についてはケチのつけようが無い。フレアやゴーストはほとんど発生せず、発生させるのが難しい。
  • オートフォーカスは完全にノイズレスでレンズが動く音は全く聞こえない。速度もまともだが焦点距離で少し評価がことなる。24~28mmの場合は0.3~0.4秒、50~70mmの場合は0.7~0.9秒まで増加する。精度について何の問題もない。

長所:手のひらサイズのカッコいい鏡筒・良好な中央画質・きちんとしたAPS-C領域の画質・穏やかな軸上色収差・きちんとした倍率色収差補正・球面収差が小さい・DXクロップで無視できる周辺減光・良好な逆光耐性・静かで正確なAF

短所:RAWで歪曲収差の問題が大きい・フルサイズ領域で周辺減光が強い

NIKKOR Z 24-70mm F4 Sはとても堅実なキットレンズだ。Zカメラのキットレンズとして手に入れた全ての人が満足するパフォーマンスだと思う。

価格設定は別だ。単体で購入する場合は1000ドル近い結構な額となる。カメラとセットで買うか、キャッシュバックなどを活用するべきだろう。

Lenstip:Nikon Nikkor Z 24-70 mm f/4 S

DxOMark

異例の均質性を備えたシャープネス

  • 一貫性のあるシャープネスを備えたコンパクトなF4ズームとして全体的にとても良好なバランスのレンズだ。
  • Nikon Z 7と組み合わせた時の総合スコアは29点となり、これは直近のライバルである「Vario-Tessar*T 24-70mm F4 ZA OSS」とほぼ同等だ。
  • シャープネススコアは19点とNikon Sシリーズとしては少し見当違いだ。ソニーツアイスほどスコアは高くないが、フレーム全体に渡る均質性の高いシャープネスは称賛に値する。これは絞り値全域・焦点距離全域で言えることだ。
  • 70mmにおける絞り開放の周辺減光、レンズプロファイルの適用されていない歪曲収差と倍率色収差は少し目立つ。
  • 透過率がF値に近いことは注目すべきポイントだ。
  • 我々が評価したレンズスコア「29」は高評価であり、AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8E ED VRと同等で少し上回る。シャープネスはF2.8Eが僅かに高いものの、倍率色収差や均質性の高いシャープネスを備えている。
  • シャープネス比較
    ・ソニーツアイスやキヤノンEFと比較した時、シャープネスのピークは及ばないが、ズームレンジ全域にわたって非常に一貫した性能を発揮する。
    ・通常、広角端が最も良好となるが、NIKKOR Sは35mm F5.6がピークとなり、全体的なベストは50mmとなる。ソニーとキヤノンはいくつかの焦点距離でニコンを上回っているが、ニコンほど均質性のあるレンズでは無い。
    ・非点収差はソニーが最も悪く全体的に不快であり、キヤノンも良く無いパフォーマンスだ。(グラフ上では見栄えが悪いかもしれないが、実写では魅力的なイメージとなる可能性もある。実際、評価の高いレンズには非点収差を示している個体もある)その一方でニコンは非点収差を事実上ゼロに押さえ込んた見事な結果だ。この点で競合レンズは全く太刀打ちできない。
  • 倍率色収差比較
    ・NIKKOR Zは倍率色収差の補正にレンズ内蔵プロファイルを利用している。我々のテストではそのプロファイルを考慮に入れていないRAWを測定している。実際には色収差が少なくなっている可能性がある。
    ・片方の倍率色収差は良好に補正されているが、もう片方は大きく色ずれしている。ソニーZAやキヤノンEFと比べると最も目立つ。とは言え、この色ずれはプロファイルで簡単に、完全に修正することが可能だ。補正後の画質に悪影響を与えることは滅多にない。
  • 歪曲収差比較
    ・倍率色収差と同様、歪曲収差はレンズプロファイルが適用されている。プロファイル補正無しの場合は24mmでかなり大きな樽型歪曲となり、70mmで大きな糸巻き型歪曲を示すがこれは驚くべき結果ではない。
    ・比較してソニーは全体的な歪曲収差が小さいものの、35mmや50mmでより目立つ糸巻き型歪曲を持っている。
    ・最も良く補正されているのはキヤノンEFだ。24mmでわずかな樽型、70mmまでとても僅かな糸巻き型となっている。
    ・NIKKOR Zは自動的に適用されるプロファイルで、実質的に歪曲はゼロとなる。
  • 周辺減光比較
    ・大口径マウントから周辺減光の緩和を期待しているかもしれないが、実際は必ずしもそうならない。ソニーZAもニコンZもキヤノンEFより高いレベルの周辺減光だ。
    ・ソニーZAは平均的に減光が大きく、ニコンも70mm F4で-2EVを超える。そして絞っても解消しない。ただし、広角端は良好だ。
    ・幸いにも後処理やカメラ出力で簡単に補正できるカテゴリだ。とは言え、特に減光が大きい場合は補正後にノイズが目立つ可能性がある。
  • 透過率比較
    ・透過率が逆光時のゴーストやフレアの低減と関係している場合もある。
    ・透過率は非常に優れているが、キヤノンEFも同レベルである。

間違いなく魅力的な選択肢だ。非常にコンパクトで前例のない均質的なシャープネスを備えている。透過率も優れているが、動画撮影をしないのであればあまりプラスとはならないだろう。

手ぶれ補正非搭載で安価なレンズとは言い難いが、キットレンズとしての価値は高い。

Lesnumerique

  • 美しくシンプルなデザインだ。
  • 光学手振れ補正や開放F値がF4固定と言うこともありとてもコンパクトなズームレンズである。
  • 色収差は出力画像では確認できず、問題は極僅かだ。
  • 歪曲はデジタル出力時に補正されていることが明らかだ。
  • 周辺減光は発生するが厄介なものでは無い。
  • 光学性能:
    ・24mm:中央は開放からとても良好でF5.6でさらに向上するが、四隅はF8まで絞らないと改善しない。
    ・35mm:24mmの結果と非常に似ている。
    ・50mm:中央から1/3まではとても良好かつ均質的なシャープさだが四隅はそれほどでもない。
    ・70mm:中央から1/3はとても良好で四隅の均質性も少し良好だ。

長所:許容できる周辺減光・よく補正された歪曲・とても良好な中央画質・ビルドクオリティ・小型軽量・高速で静かなAF・接写性能・ボケ

短所:光学手振れ補正無し・F4・周辺部はよりシャープであるべきだった

小型軽量で優れた画質の標準ズームだ。オートフォーカスシステムは静止画、動画どちらでも強みとなるニコンZシステム必携のレンズである。

PhotographyBlog

  • 新しいNIKKOR Zレンズ3本はどれもほぼ同じ形状・重さ・重量である。24-70mmの特徴は沈胴機構を採用していることだ。
  • 防塵防滴仕様に加えて、フッ素コーティングが施されている。
  • オートフォーカスはとても高速で静かな動作である。動画撮影に最適だ。極僅かなハンチングで被写体へ簡単にロックする。非常に低照度な環境ではオートフォーカスが遅くなる。
  • 色収差が発生しているのを見つけるのはとても難しい。一般的なプリントサイズでは確認できないはずだ。
  • 周辺減光は24mmの絞り開放で僅かな低下が見られる。28mm、35mm、50mmでは問題とならない。70mmの絞り開放は目立つ。
  • 歪曲は最小限に抑えられている。
  • シャープネス:
    24mm:絞り開放から素晴らしいシャープネスだ。F5.6でexcellent、F8で少しソフトになり、F11でさらにソフトになるがそれでも依然としてvery goodだ。F16-F22で回折の影響を受ける。フレーム全体で優れたシャープネスだが、四隅でベストなシャープネスはF8-F16だ。
    35mm:F4でfantastic、F5.6-F8でexcellent、F11で少し柔らかくなり、F16でさらに低下する。F22は最も甘くなる。フレーム全体で優れたシャープネスだが、四隅でベストなシャープネスはF8-F16だ。
    50mm:F4で並外れた結果となり、F5.6-F8でexcellent、F11で少し低下し、F16でも依然としてvery goodだ。全体的に問題はないとても良好な画質である。四隅でベストなシャープネスはF8-F16だ。
    70mm:F4-F5.6でexcellent、F8で僅かに低下し、F11でさらに低下する。全てのイメージはプリントサイズやwebサイズならgreatだ。四隅でベストなシャープネスはF8-F16だ。

トラベルレンズとして理想的な標準ズームだ。F4の絞り値とズームレンジが妥協点となるが、画質はとてもシャープである。デザインはシンプルで操作が簡単なレンズだ。

999ポンドと非常に高価だが、Z 7やZ 6のキットレンズとして手に入れる場合は遥かに安くなる。

Photoreview

  • 軽量で頑丈なマグネシウム合金を主として構成した鏡筒だ。
  • 付属のレンズフードとレンズキャップはポリカーボネート製だ。
  • ズームリングを操作して24mmから70mmに設定すると30mmほどレンズが伸びる。ズームリングの回転角は僅か50度だ。
  • 電子制御のフォーカスリングは設定次第で露出補正や絞り値の操作も可能である。ハードストップは無く360度回転する。
  • 製造国はタイのアユタヤ工場であり、同社のカメラやレンズの多くがこの場所で製造されている。
  • Nikon Z 7との組み合わせにいてImatestで良好なパフォーマンスを発揮した(NIKKOR Z 35mm F1.8 Sほどではないが)。中央解像は4540万画素の期待に沿うものでピークは35mm?50mm時のF5-F7.1だ。35mm F1.8Sのように焦点距離全域と大部分の絞り値で高い解像性能である。四隅は比較するとソフトで24mmの隅が最も甘い。回折はF10から影響が出始め、F16-F22で低下する。
  • 倍率色収差は35mm F1.8Sより僅かに大きいが、「無視できる」領域に留まっている。
  • ズームレンジ全域に歪曲はほとんど無い。対照的に周辺減光はすべての焦点距離で確認でき、望遠側で顕著だ。F5まで絞ると改善する。
  • レンズフードとコーティングのお陰で逆光耐性は優れている。ゴーストは発生させるのが難しいほどだが、明るい光源がフレーム外にある場合に発生する可能性がある。
  • ボケは滑らかで魅力的だ。ただし、玉ボケの縁撮りが見られ、絞るとより目立つようになる。
  • 全体的なパフォーマンスのこのタイプのレンズとしては優れている。
  • オートフォーカスは高速で静かだ。

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