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NIKKOR Z 24-120mm f/4 S レビュー Vol.5 解像性能比較編

ニコン「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」のレビュー第五弾を公開。今回は恒例の近距離解像力チャートを使い、24-70mm F4 Sと24-50mm F4-6.3との比較結果を掲載しています。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sのレビュー一覧

NIKKOR Z 標準ズーム比較

撮影環境

テスト環境

  • カメラボディ:Z 7
  • NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
  • NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3
  • NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
  • パール光学工業株式会社「【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)
  • オリンパス HYRes 3.1 解析ソフト
  • 屋内で照明環境が一定
  • 三脚・セルフタイマー10秒・電子シャッター
  • RAW出力
  • ISO 64 固定
  • Adobe Lightroom Classic CCでRAW現像
    ・シャープネス オフ
    ・ノイズリダクション オフ
    ・色収差補正オフ
    ・格納されたレンズプロファイル(外せない)
  • 解析するポイントごとにピントを合わせて撮影
    (像面湾曲は近接で測定が難しいので無限遠時にチェック)
  • 近接でのテストであることに注意(無限遠側はさらに良好となる可能性あり)

補足

今回はRAW出力を元にしてシャープネスをオフの状態で検証。ボディ出力のJPEGやRAW現像でシャープネスを整えるとより数値が向上する可能性あり。今回の数値はあくまでも「最低値」とお考え下さい。

24mm

中央の解像性能が最も高いのは24-120mmで、逆に隅の解像性能が最も低いのも24-120mm。歪曲収差を強めに補正している影響もあると思うが、同じく歪曲収差を補正している他2本のレンズと比較してもパフォーマンスの低下が顕著。少なくとも近接時における均質性の高い結果を期待することは出来ない。この結果をそのまま遠景解像性能に置き換えることは出来ないものの、少なくとも私のテスト環境では近距離と似たような結果が得られた。

隅まで安定した性能を得られたのは意外にも「NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3」だ。中央の解像性能こそ2本のF4ズームに敵わないが、隅の安定感は間違いなく24-50mmが一番良い。遠景解像のテスト結果を確認しても、このレンズの隅で最も良好な結果が得られた。もしも24mmを重視しているのであれば、24-50mm F4が小型軽量で低価格な優れた選択肢となる。ただし、24-120mm F4もF8まで絞れば隅の解像性能は大きく改善する。

35mm

24-70mm F4 Sの隅が少しソフトであることを除けば3本のレンズに顕著な違いは見られない。敢えて言えば、広い範囲で高解像な24-50mm F4-6.3が最も使いやすく、絞っても隅がイマイチな24-70mm F4 Sが最も使い辛い。価格やサイズを考慮すると「NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3」はとても優秀に見える。

50mm

24-120mmのスウィートスポットであり、他2本を圧倒的な差で引き離すことに成功している。非常にフレーム隅まで非常に高い解像性能を期待でき、単焦点レベルと言っても過言では無いと思う。24-70mm F4 Sは中央の結果こそ似ているが、周辺部や隅で引き離されている。
遠景解像の比較テストでは24-70mm F4 Sが検討していたことを考えると近接時の解像性能低下が目立つのかもしれない。24-120mm F4はフローティングフォーカス構造を採用して近接時の収差変動を抑えている。これが功を奏した可能性あり。

24-50mm F4-6.3は望遠端となる。解像性能のピークはF4 Sの2本と比べて低く、隅のパフォーマンスが全体的に低めだ。もしも標準域で均質的な結果を重視しているのであれば、小型軽量で低価格だが別の選択肢を考慮したほうが良い。

70mm

24-70mm F4 Sの望遠端。これまで高い中央解像性能を発揮してきたズームレンズだが、望遠端ではパフォーマンスが少し低下する。全体的に見て24-120mm F4 Sよりもワンランク低い結果に見える。ここでもフローティングフォーカス構造との差が付いているのかもしれない。少なくとも近接時は24-120mmのほうが優秀だ。

今回のまとめ

広角側は「NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3」の安定感が圧倒的で、もしも24mmや28mmを重視しているのであれば、このレンズをおススメする。24mm F4や28mm F4.5の結果は2本のS-Lineズーム以上であり、それに小型軽量で低価格だ。手持ちの環境で確かめた限りでは、遠景解像でも同様の結果を期待できるはず。もしもF8まで絞ってもよい環境であれば、24-120mmも十分良好だ。

35mm以降は「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」が高解像かつ均質性の高い結果を得ることができる。高くて大きなレンズだけのことはある。特に他の2本で望遠側となる50mmや70mmで良好な結果となり、さらに100mmや120mmまでF4で利用できるのが魅力的だ。

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」はどうなのか?
少なくとも近距離の解像力チャートで確かめた限りでは中央解像以外に強く推すポイントは無い。ただし、遠景解像テストでは24-120mmとほぼ互角の結果が得られるので、携帯性を重視しつつ耐候性や逆光耐性を意識した際の優れた選択肢になると思う。まだ比較テストはしていないが、24-70mm F4の逆光耐性はかなり良好である。

購入早見表

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NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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