「あれ?PROレンズとLEICAレンズって発色がちょっと違うような…」と思ったので手持ちのPROレンズとLEICAレンズを撮り比べてみました。
Index
PROレンズ・LEICAレンズとは?
どちらもプレミアムな交換レンズシリーズ
「★」…管理人が使ったことのあるレンズ
PRO
- ★M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO
- M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
- ★M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
- ★M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
- ★M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO
- ★M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO
- ★M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
- ★M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO
- M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
LEICA
- ★LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0?ASPH.
- LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.
- LEICA DG SUMMILUX 12mm / F1.4 ASPH.
- ★LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.
- ★LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.
- LEICA DG NOCTICRON 42.5mm/F1.2 ASPH./POWER O.I.S.
- LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S.
- LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm/F2.8-4.0 ASPH./POWER O.I.S.
- LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4.0-6.3 ASPH./POWER O.I.S.
- LEICA DG ELMARIT 200mm/F2.8/POWER O.I.S.
どちらも高級ズーム・高級単焦点として位置づけられたレンズ群です。小型軽量な下位モデルと異なり、やや大きいサイズのレンズが多いです。
オリンパスPROは「レンズの明るさ」「他社には無い特殊性」を意識した個性的なラインナップ。パナソニックLEICAは「スタンダードな焦点距離」「明るさと携帯性のバランス」を意識した使いやすいラインナップとなっています。
似たような焦点距離のレンズが多いものの、方向性は大きく異なっているのでどちらを買おうか悩ましいですね。
コーティング
PROレンズは比較的新しいレンズで「Z Coating Nano」を採用し始めていますが、12-40・7-14mmなどは「ZEROコーティング」。一方でLEICAレンズは4万円台の安くて古いレンズでもナノサーフェスコーティングが施されています。
PRO | LEICA |
Z Coating Nano ZEROコーティング |
ナノサーフェスコーティング |
実際に撮り比べる
使用機材
- LUMIX G9 PRO
- M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
- LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0?ASPH.
- WB 太陽光
- 仕上がり設定 スタンダード
- F4もしくはF5.6で統一
手持ちの機材は限られているので今回は12-100mmと8-18mmで焦点距離が被る12mm/18mmを使って撮影しています。
ケース1
順光で旅行や風景写真で撮りそうな構図をチョイスしてみました。今回の比較で最も差が発生したカットです。
LEICAの発色はニュートラルで忠実な発色と感じますが、PROは少しグリーン・イエローに傾いてくすんだ青空となっています。
「あ?、こんな発色になるときあるよね」と感じる人も多いのではないでしょうか?
ケース2
似たような配色の構図でもう1カット。
やはりPROが少しグリーン/イエローに傾いています。
参考:12-100mm F4 IS PRO装着時のWB調整
そこでLUMIX G9 PROのホワイトバランスを12-100mm F4 IS PROの装着時だけ調整してみました。
調整幅はB/Mへ+2。少しやりすぎ感はありますが調整前よりは青空の発色が自然なものとなっています。
ケース3
次は輝度差が大きいシチュエーションをチョイス。
先ほどのように目に見える色被りはありませんが、ハイライトをよく見ると少し発色が異なるようです。
ハイライトの粘りやコントラストに差は感じられません。
ケース4
次は植物(鮮やかな赤色)。
ぱっと見は差が無いようにも見えますが、よく赤を見比べてみるとイエローに傾いているような気がします。これを「暖色傾向」とみるか「イエローに傾いている」と見るかは個人差がありそう。
ケース5
続いて淡いピンク。
やはり忠実な発色はLEICA。
ケース6
今度はボディを変えてオリンパスOM-D E-M1 Mark IIを使用。ホワイトバランスや仕上がり設定はG9 PROと似たような状態です。
今回はほぼ差が無し。E-M1 Mark IIを使ったサンプルはこのカットのみのため、これがボディ性能によるところなのか日照環境になるものなのかは今のところ不明。
まとめ
Reflex 300mm F6.3 MF MACROを楽しむ合間にさっとサンプル試写したものであり、レンズは「高倍率」と「広角ズーム」のため参考程度としてください。とは言え、個人的に「この傾向は他のレンズでも言えるかもしれない」と感じています。
LEICAの発色はニュートラルで忠実、PROはレンズによって暖色傾向だったりニュートラルだったり(F1.2 PROの発色は比較的忠実かと感じています)。
誤解の無いように補足すると、発色以外は非常に満足しているのです。解像性能・手振れ補正・防塵防滴・AF性能など高水準なレンズですので今後も主力レンズには違いない。「状況によって色の調整が必要」と注意しておけば満足のいくレンズとなってくれるはず。
一方、今回の結果を見てLEICAレンズに興味が湧いてきました。気軽にJPEG出力でパチパチ撮りたい時はかなり使い勝手が良さそう。8-18mm・12-60mm・50-200mmと一通りF2.8-4ズームレンズが揃っているので3本揃えてしまえば完結できるかも。
今回使った機材
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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | 新品・中古情報 |
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LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 ASPH. | 新品・中古情報 |
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