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キヤノン APS-Cミラーレス向け「15-45mm F3.5-6.3」特許出願

2023年12月27日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。「RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM」とは異なるレンズ構成のAPS-C向け光学系「15-45mm F3.5-6.3」「18-45mm F4-6.3」「16-45mm F4-6.3」を想定したような実施例を含んでいます。

概要

  • 【公開番号】P2023182958
  • 【公開日】2023-12-27
  • 【発明の名称】ズームレンズ及びそれを有する撮像装置、撮像システム
  • 【出願日】2022-06-15
  • 【出願人】
    【識別番号】000001007
    【氏名又は名称】キヤノン株式会社
  • 【課題】ズーム全域で光学性能が良好なズームレンズを提供すること。
  • 【背景技術】
    【0002】
    従来、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群を有し、標準域の焦点距離を含むズームレンズが知られている(特許文献1,2参照)。
  • 【0004】
    しかしながら、特許文献1のズームレンズでは、レンズ系全体が大きく、十分な高画質化を実現できていない。また、特許文献2のズームレンズでは、球面収差やコマ収差等の諸収差が十分補正されていない。
  • 【0005】
    本発明は、ズーム全域で光学性能が良好なズームレンズを提供することを目的とする。

実施例1

  • 焦点距離:15.36-43.10
  • F値:3.60-6.44
  • 半画角:35.76-17.59
  • 全長:76.36-73.51
  • バックフォーカス:10.45

実施例4

  • 焦点距離:18.45-43.10
  • F値:4.10-6.44
  • 半画角:31.58-17.59
  • 全長:80.15-79.38
  • バックフォーカス:13.47-33.69

実施例5

  • 焦点距離:16.23-43.10
  • F値:3.61-6.44
  • 半画角:32.27-17.59
  • 全長:88.10-88.68
  • バックフォーカス:10.87

RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM」とは異なる光学系のAPS-C向け標準ズームの光学系に見えます。焦点距離に対して広角側の画角が少し狭いのは像高が少し小さくなっているためでしょうか。他のレンズと同じく、歪曲収差の補正時にレンズを引き延ばすのかもしれません。

RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM」が商品化されているので、今回の実施例にある光学系が商品化される可能性は低そう。とは言え、キヤノンのAPS-C 18mmは画角が狭い(センサーが他社のAPS-Cより少し小さいため)ので、15mm/16mm始まりの標準ズームがあると良いですねえ。

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