DPReviewが正式発表されたばかりのキヤノン製RFマウント用交換レンズ「RF50mm F1.8 STM」「RF70-200mm F4 L IS USM」の紹介記事を公開しています。ついでにMTFやレンズ構成、スペックなどを既存のEFレンズと見比べてみました。
RF50mm F1.8 STM
DPReview:What you need to know about Canon's new RF 70-200mm F4 and 50mm F1.8
- キヤノンはフルサイズミラーレスRFシステムの拡大は続く。今回は要望の多かった2本のレンズが追加された。このレンズはF1.2が必要ではないフォトグラファー向けの低価格な単焦点レンズだ。
- 本質的には古い「EF50mm F1.8 STM」と同等のネイティブRFレンズであり、重量はわずか160gで価格199ドルだ。「RF50mm F1.2L USM」と比べると遥かに懐に優しいレンズである。
- 光学設計は一新され、5群6枚のレンズ構成に1枚の非球面レンズを使用している。最短撮影距離は0.3mで、最大撮影倍率は0.25倍だ。
- 搭載しているコントロールリングはマニュアルフォーカスで利用したり、絞りや露出補正の制御が可能である。
- 7枚円形絞りと、43mmのフィルター径を採用している。スーパースペクトルコーティングはフレアやゴーストの低減に役立つはずだ。
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- DPReview
- 2020年11月6日(金)10時より予約開始
- オンラインストア価格:税込28,600円
ついにRFシステムの撒き餌レンズが登場しましたね。EF50mm F1.8 STMと比べるとやや高くなってしまいましたが、非球面レンズや見直されたコーティングでどれほど改善しているのか気になるところ。
MTFを確認すると、周辺画質の非点収差が改善しておりフレームの広い範囲で安定した画質を期待できそうです。PMo非球面レンズでコマ収差を補正していると言われており、これが功を奏している模様。中央解像も若干改善しているように見えますが、どれほどの差となるのかは使ってみないと分かりません。
RF | EF | |
---|---|---|
レンズ構成 | 5群6枚 | 5群 6枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 | 7枚 |
最小絞り | 22 | 22 |
最短撮影距離 | 0.3m | 0.35m |
最大撮影倍率 | 0.25倍 | 0.21倍 |
フィルター径 | 43mm | 49mm |
最大径×長さ | φ69.2 x 40.5mm | φ69.2mm×39.3mm |
質量 | 約160g | 約160g |
AF | ギアSTM | ギアSTM |
RF50mm F1.8 STM | |||
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RF70-200mm F4 L IS USM
DPReview:What you need to know about Canon's new RF 70-200mm F4 and 50mm F1.8
- キヤノンはフルサイズミラーレスRFシステムの拡大は続く。今回は要望の多かった2本のレンズが追加された。RF70-200mm F4L IS USMは以前に発売された「RF70-200mm F2.8L IS USM」の手ごろでコンパクトな代替品だ。
- 人気のあるEF70-200mm F4シリーズの後継モデルとなる本レンズの主なセールスポイントはそのサイズだ。EFレンズの同等品と比べて32%短く、11%軽量である。実際、70mmの焦点距離では「RF24-105mm F4L IS USM」よりわずかに大きいだけである。ズームリングは70mmで固定可能だ。
- 焦点距離に関わらず、最短撮影距離は0.6mとかなり寄ることが出来る。
- 「RF70-200mm F2.8L IS USM」と同じく、ズームするとレンズは大きく伸びる。伸びる設計ではあるが、Lシリーズらしい防塵防滴仕様に加えて前玉にはフッ素コーティングが施されている。
- 鏡筒にはフォーカスモード・フォーカスリミッター・手ぶれ補正のスイッチを搭載。手ぶれ補正モードは3種類(通常・パン・アクティブ)存在する。手ぶれ補正はレンズのみで5段分、ボディと組み合わせることで7.5段分と見事な性能だ。
- 従来の設計とは異なり、三脚リングには対応していない。そして、F2.8Lと同じくエクステンダーに対応していない点は一部のフォトグラファーにとって不満となるかもしれない。
- フォーカスユニットはナノUSM駆動だ。これまでの経験からAFは非常に高速で静かになると思われる。このレンズが12月初旬に1599ドルで発売される。
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- DPReview
- 2020年11月6日(金)10時より予約開始
- オンラインストア価格:税込214,500円
「RF70-200mm F2.8L IS USM」と同様、エクステンダー非対応ですが、非常にコンパクトなF4ズームに仕上がっている模様。RF24-105mm F4Lと同程度で収納できるのは凄いですねえ。やはりデュアルナノUSM駆動らしく、オートフォーカス速度もかなり期待できそうです。
最短撮影距離が0.6mと短く、これはソニーやパナソニックのF4望遠ズームよりも遥かに寄れる性能です。ただし、撮影倍率は0.28倍と突出している訳ではないので、どのような使い勝手となるのか気になるところ。
「EF70-200mm F4L IS II USM」も非常に評価の高いレンズですが、このレンズは構成枚数が少ないにも関わらず非点収差を効果的に抑えているように見えます。
RF | EF | |
---|---|---|
レンズ構成 | 11群16枚 | 15群20枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) | 9枚(円形絞り) |
最小絞り | 32 | 32 |
最短撮影距離 | 0.6m | 1m |
最大撮影倍率 | 0.28倍 | 0.27倍 |
フィルター径 | 77mm | 72mm |
最大径×長さ | φ83.5 x 119mm | Φ80mm×176mm |
質量 | 695g | 約780g |
手ぶれ補正 | 5段分 協調 7.5段分 |
5段分 |
AF | デュアルナノUSM | リングUSM |
防塵防滴 | 対応 フッ素コーティング |
対応 フッ素コーティング |
RF70-200mm F4 L IS USM | |||
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