フジフイルム XF16mmF2.8 R WR 交換レンズデータベース - とるなら

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フジフイルム XF16mmF2.8 R WR 交換レンズデータベース

このページでは一眼カメラ用交換レンズ「XF16mmF2.8 R WR」の情報を収集しています。

更新履歴

  • 2019-06-09:Admiring Lightがレビューを掲載しています。
  • 2019-04-23:フジフイルムがシルバーモデルを発表しました。
  • 2019-04-06:PhotographyBlogがレビューを掲載しています。
  • 2019-04-04:PhotographyBlogがサンプルギャラリーを公開しました。
  • 2019-02-19:国内で予約販売が開始されました。
  • 2019-02-14:正式発表されました。予約販売開始は19日10時からとのこと。

レンズデータ

ブログ

購入早見表

レンズデータ

レンズ仕様

型番 XF16mmF2.8 R WR
レンズ構成 8群10枚 (ED非球面レンズ 2枚)
焦点距離 f=16mm (35mm判換算:24mm相当)
画角 83.2°
最大口径比(開放絞り) F2.8
最小絞り F22
絞り形式
  • 9枚 (円形絞り)
  • 1/3ステップ (全19段)
撮影距離範囲 17cm?∞
最大撮影倍率 0.13倍
外形寸法:最大径×長さ(約)
※先端よりマウント基準面まで
ø60.0mm x 45.4mm
質量(約)
※レンズキャップ・フード含まず
155g
フィルターサイズ ø49mm
同梱品 レンズキャップ FLCP-49
レンズリアキャップRLCP-001
レンズフード
ラッピングクロス

MTFチャート

レンズ構成図

関連レンズ

海外の評価

Lesnumerique

小型軽量ながら良好な画質

  • 小型軽量なサイズは間違いなくこのレンズの強みだ。X-T30のようなカメラボディとの相性がとても良い。
  • レトロな外観の金属鏡筒は富士フイルムらしいデザインだ。防塵防滴仕様のため、X-T3やX-H1と組み合わせることで耐候性のあるカメラシステムとなる。
  • XF27mm以外のXFシリーズと同様、このレンズは絞りリングを備えている。1/3段ごとに動作し、カメラ側で操作が可能となるAポジションが存在する。動作は少し硬いが、とても使いやすい。
  • 少し狭いがマニュアルフォーカスリングも備えている。
  • 最短撮影距離は17cm、撮影倍率は0.13倍程度だが多目的に使える接写性能だ。
  • 玉ボケは四隅で口径食の影響を受け、非球面レンズによる玉ねぎボケが若干見られる。
  • 歪曲収差の影響は少なく、僅かな糸巻き型だ。
  • 周辺減光はF2.8で目立たず、絞るとすぐに解消する。
  • 逆光耐性は良好でレンズフレアの影響は見られない。
  • ステッピングモーター駆動のオートフォーカスは静かで高速だ。
  • X-T30と組み合わせた際の解像性能はF2.8~F4で中央と四隅のパフォーマンスに差がある。しかし、中央はとても良好な解像性能を発揮し、四隅もF5.6~F11できちんとした解像性能だ。F16まで絞っても良好な結果を得ることが出来るが、F22では回折の強い影響が見られる。
  • 色収差はまったく見られない。

長所:小型・軽量・絞りリング・防塵防滴・口径食の影響が少ない・高速で静かなオートフォーカス・中央解像・F5.6以降の均質性

短所:手ぶれ補正なし・距離指標なし・AF/MFスイッチなし・平凡な開放F値・絞り開放における均質性の欠如

光学手ぶれ補正を搭載していないのであれば、もう少し明るいレンズが良かった。しかし、僅か155g、長さ45mmのレンズはポケッタブルなサイズであるうえ、開放から良好なパフォーマンスを発揮しF5.6まで絞れば優れた画質を得ることが出来る。ルポルタージュや風景に最適な相棒となるだろう。

Lesnumerique:Objectif Fujifilm Fujinon XF16mm F2.8 R WR?: un bon complément au X-T30

Lenstip

堅実な性能だが

  • フィリピン製のレンズである。
  • 後玉は固定され動かない。
  • 12mmの絞リングは(従来のフジノンレンズの絞りリングを考慮すると)完璧だ。1/3ステップでとても正確に操作できる。
  • 9mm幅のフォーカスリングはフォーカスバイワイヤ構造である。被写界深度指標は無い。
  • 解像度
    ・X-T2のRAWファイルを元に解析している。
    ・良像の基準値は44-45lpmmだ。
    ・最高の単焦点で80lpmmに達している。例えばXF50mm F2で83lpmmである。
    ・中央領域はとても素晴らしいパフォーマンスとしか説明できない。絞り開放から既に良像の基準値を超える60lpmmだ。F4まで絞るとピークの77lpmmに達する本当に見事な性能だ。
    ・後玉がセンサーに近いミラーレス用広角レンズはフレーム隅が問題となることが多い。このレンズも例外では無く、絞り開放付近で特に大きく良像の基準値を下回る。
    ・四隅が改善するのはF3.5以降で55lpmmのきちんとした性能を維持するのはF5.6-F8だけだ。これは中央領域と比べて15?20lpmmほど低い。
    ・XF16mm F1.4とはテストしたカメラが異なるので直接比較は出来ない。しかし、XF16mm F2.8は恥ずべき性能では無く、XF16mm F1.4と同様に良好なパフォーマンスだ。
  • 軸上色収差は僅かに色づきが見られるものの厄介なものではない。
  • 倍率色収差は0.05%と一定の数値を維持している。
  • 球面収差の影響は見られない。
  • フジノンレンズの歪曲収差は光学的に補正していることがあれば、ソフトウェア補正に依存している場合もある。このようなパンケーキレンズがソフトウェア補正であるのは自明の理だ。とは言え、ある程度の歪曲補正を依存しているのだろうと思っていたが、RAWファイルでは-7.73%と巨大な樽型歪曲となった。巨大な歪曲収差を補正し、「2400万画素に戻す処理」で画素補完があるのは考えるまでもない。
  • コマ収差は絞り開放で目に付くが、F4まで絞ると目立たなくなる。
  • 玉ボケは特に見事な描写では無いが、レンズのスペックを考慮すると予想通りだ。2枚の非球面レンズが玉ねぎボケの原因となっている。
  • 周辺減光はRAWの絞り開放で-1.87EVと強い。F4で-1.04EVまで低下し、F5.6で-0.64EVとなる。
  • 逆光耐性は絞り開放付近を使う限り問題とはならないはずだ。絞ると少し悪化するものの、それでも悪い結果では無い。16mmの画角を考慮すると本当にしっかりとした逆光耐性だ。
  • X-T2と組み合わせた時、オートフォーカスは高速で効果的、そしてほぼノイズフリーだ。ピント距離全域を約0.2?0.3秒で移動する素晴らしい結果だ。スタジオテストや屋外での実写において、全く問題は見当たらなかった。

長所:見栄えが良くしっかりとした防塵防滴鏡筒・優れた中央画質・僅かな軸上色収差・低倍率色収差・球面収差の問題無し・しっかりとした逆光耐性・静かで正確で高速なAF

短所:絞り開放のコマ収差が少し大きすぎる・RAWの歪曲が巨大・RAWの周辺減光が強い

テスト結果を考慮すると、XF16mm F2.8 R WRはとてもしっかりとしたレンズであり、400ドルと低価格で多くのファンを獲得するだろう。しかし、絞り開放付近の解像性能は単焦点レンズとして期待に応えるものでは無い。

Admiring Light

コンパクトで画質良好な広角単

  • 他の「フジクロン」と同様、XF16mm F2.8 R WRはとてもコンパクトなレンズだ。金属製の外装で非常に頑丈と感じる。小型軽量なレンズのため、X-Pro2の光学ファインダーを使用してもケラレが少ない視野を確保できる。
  • 広角レンズなので同シリーズとしてはフィルターサイズの大きい49mm径を使用する。このシリーズは43mm、46mm、49mmとフィルターサイズが揃っていないのが難点だ。
  • 絞り値指標のフォントが僅かに変わっている。従来はサンセリフだったが、このレンズは少しイタリックだ。
  • フォーカスリングはとても滑らかで絞りリングも正確に動作する。
  • レンズフードは逆さ付け可能だ。
  • 広角レンズとしては高速なフォーカス速度で優れている。
  • シャープネスはF2.8の絞り開放からほとんどの領域がシャープだ。F28におけるフレーム端は少しソフトだが、それでも実用的な画質だ。適度に絞り込むと隅までシャープとなり、広角レンズとしては見事な結果だ。接写でも解像性能は維持している。
  • 驚いたことに広角レンズとしては滑らかで玉ボケは均質的な輝度だ。
  • フジフイルムらしく、色再現は一貫している。パンチのある均質なコントラストでナチュラルで彩度が高い。
  • デジタル補正されるがわずかな倍率色収差が発生している。軸上色収差も発生させることは出来るが、実写で問題となることは稀だ。
  • 同シリーズらしく歪曲収差と周辺減光はソフトウェア補正に依存している。JPEG出力やレンズプロファイルを適用したRAW現像では歪曲収差がゼロとなるが、プロファイルがオフの場合には目立つ収差を確認できる。ただし、プロファイルを適用しても端まで良好なシャープネスを維持しているのでデジタル依存が問題とはならない。
  • 逆光耐性は良好でコントラストの低下は最小限だ。

長所:優れたビルドクオリティ・小型軽量・高速で正確なAF・とてもシャープ・良好なボケ・心地よい発色とコントラスト・逆光耐性・手ごろな価格設定

短所:光学的に歪曲収差が大きい・光学的に周辺減光が大きい・色収差・フィルターサイズに一貫性が無い

XF16mm F2.8 R WRにはとても満足している。コンパクトなXシステムの一部となり頑丈なビルドクオリティで素晴らしいシャープネス・ボケ・色・コントラストを備えている。

さらに僅か399ドルと言う低価格はこのレンズの魅力を高めるものとなるだろう。私はこの小さなレンズが大好きだ。

IMAGING RESOURCE

万能広角レンズ

  • 全長は僅か45mmで直径は60mm、そしてたった155gのレンズである。小型軽量なレンズにも関わらず、防塵防滴仕様と快適な操作性を備えている。
  • コンパクトなレンズとしては驚くほどしっかりとした造りだ。
  • シャープネスは特に中央が見事なパフォーマンスだ。良好なコントラストとディテールを備えている。予想通り周辺部は少し落ち込むが、全体的に見ると堅調な結果だ。絞り開放でも隅のシャープさは損なわれておらず、絞り開放から実用的な画質だ。
  • ベストなシャープネスはF5.6まで絞ることで達成される。回折の影響があるため、F16とF22は避けるのが良いだろう。
  • 高価なXF単焦点ほどシャープでは無いが、絞る皓でフレーム全域にわたり優れたシャープさを発揮する。
  • 周辺減光は良好に抑えられている。絞り開放でも目立たない。
  • 色収差と色づきの補正は全体的に優れている。フレーム隅の高コントラストな領域でのみ目に付くが、それほど悪く無い。
  • 全体的に見て、大きな光学的問題を抱えないシャープなレンズだ。
  • X-T30との相性は良く、小型軽量で大部分の状況に利用できる組み合わせだ。
  • オートフォーカスはステッピングモーター駆動のインナーフォーカス方式だ。静かで高速なAFはとても印象的である。
  • マクロレンズでは無いが、0.17cmまで寄ることができ、撮影倍率は0.13倍だ。しかし、XF16mm F1.4はさらに接写が可能で0.21倍の撮影倍率を備えている。

好き:軽量で防塵防滴仕様・フレーム全域で良好な光学性能・高速AF・399ドルと良好な価格設定

嫌い:XF16mm F1.4ほどシャープでも明るくもない・手ぶれ補正無し

XF16mm F2.8 R WRは軽量で見事な画質を備えた優れたパフォーマンスのレンズだ。シャープで屋外で楽しく使うことが出来るが、ハイクオリティな大口径広角レンズが必要な場合はXF16mm F1.4 Rのほうが良いかもしれない。

PhotographyBlog

  • 155g、全長45mmと、とてもコンパクトな広角単焦点レンズだ。XF16mm F1.4 Rよりも遥かに軽くて短い。
  • X-T3との組み合わせは小さすぎず、大きすぎずバランスが良い。
  • 金属マウント・金属鏡筒に加えて防塵防滴仕様だ。同じく防塵防滴のX-T3と組み合わせるとパーフェクトである。
  • フォーカスリングは十分な幅を持ち、緩すぎない抵抗感で動作する。
  • X-T3との組み合わせでオートフォーカスは高速で快適だ。
  • 僅かな樽型歪曲収差だ。周辺減光はとても良好に補正されているが、F5.6まで絞ると解消する。
  • 色収差は良好に補正されている。目に付くシーンは極僅かだ。
  • F16-F22まで絞ると素敵な光条が出来る。
  • 中央は絞り開放からとてもシャープで、ピークはF4-F11となる。四隅は良好とは言えず、許容範囲に達するのはF5.6であり、最適な絞り値はF8-F11である。

XF16mm F2.8 R WRはコンパクトなXFシリーズに追加された素晴らしいレンズだ。これで換算24-75mmまでの単焦点レンズが揃ったことになる。

とてもシャープな解像性能に加えてオートフォーカスは高速、そして小型軽量な防塵防滴仕様である。より高価でより大きなXF16mm F1.4 Rが必要無ければこのレンズを検討すると良いだろう。

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