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最高を求めなければ非常に優れた選択肢|AF 50mm F1.4 II

Phillipreeveがサムヤン「AF 50mm F1.4 II」のレビューを公開。より優れた高価なレンズが存在するものの、特別なニーズがない限り非常に優れた選択肢と評価。

Phillipreeve:Review: Samyang 50mm 1.4 AF II

  • 外観:AF 135mm F1.8 FEと見た目や質感がよく似ている。旧製品に満足できなかった人にとっても、本レンズは大幅な改良が加えられており、試す価値がある。
  • 構造:記載なし。
  • 携帯性:Eマウント用の50mm F1.4 AFレンズの中で最軽量。このスペックのレンズとしては、想像以上に軽く感じられる。
  • 操作性:カスタマイズ可能なスイッチとレンズボタンを搭載。スイッチをM2に設定すれば、フォーカスリングで絞りを操作できる。レンズステーションを使えば、このスイッチをAF/MF切り替えに再プログラムすることも可能。
  • AF:記載なし。
  • MF:リニアレスポンスで最短撮影距離から無限遠まで約360度回転する。Samyangレンズステーションにより、回転角の変更も可能。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:絞り開放ではパープルフリンジとわずかな描写の落ち込みが見られ、四隅はややソフトだが実用には十分。f/5.6まで絞ればフレーム全体で非常に高い性能を示し、多くのユーザーが満足できるレベルに達する。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:比較的コンパクトな構造ながら、口径食は大きくない。F1.4時のSony FE 50mm F1.2 GMと同程度で、他の多くの高速50mmレンズよりも優れている。玉ねぎボケはほとんど見られず、前モデルから大幅に改善。最も滑らかなボケ味ではないが、十分に満足できる仕上がり。
  • 軸上色収差:f/1.4およびf/2.0では色づきが目立ち、ピントが外れた部分には緑やマゼンタの縁取りが現れる。f/2.8でも完全には消えない。
  • 倍率色収差:色収差補正プロファイルが組み込まれており、ほとんどのRAW現像ソフトで自動認識されるため、最終的には色収差は目立たなくなる。
  • 球面収差:実写でフォーカスシフトは見られず、問題ない。
  • 歪曲収差:わずかな糸巻き型の歪み。Lightroomに本レンズ用プロファイルは存在しないが、均一な歪みであるため、LightroomやPhotoshopで「-2」の補正で実用上問題ない。
  • 周辺減光: 周辺光量落ちはF1.4レンズとして標準的なレベル。FE 50mm F1.2 GMと比べると、ソニーのレンズの方がf/1.4でわずかに少なく、f/5.6以上ではさらに目立った差が出る。
  • コマ収差:f/1.4〜f/2.0にかけてコマ収差がわずかに見られる。f/2.8まで絞ればほぼ解消し、f/1.4でもアーティファクトは小さく、全体としては良好な補正。
  • 逆光耐性:最大絞りで太陽が画角内にあると小さなゴーストが現れるが、リングフレアや破綻するようなゴーストはない。絞り込むとゴーストもやや目立つようになる。太陽が画角外にあるときのベールフレアによってコントラストが低下する場面もある。
  • 光条:光条は長さが不均一で乱雑。ポートレート中心の使用であれば大きな問題にはならないが、全体の品質向上に伴い、この点でも改善が望まれる。
  • 作例集
  • 総評:ソニーの最新50mmレンズは多くの面で優れているが、価格差が2~4倍あるため、それほどの性能差があって当然。AFの最高性能やF1.2の明るさ、優れたコマ収差補正など特別なニーズがない限り、本レンズは鮮明な描写と魅力的なボケを備えた、非常に優れた選択肢。特に軽量である点が魅力で、コストパフォーマンスにも優れている。
  • 競合について:記載なし。
  • 備考

サムヤン最初のEマウントAFレンズ「AF 50mm F1.4 FE」をフルモデルチェンジした第二世代の50mm F1.4。当初は8万円前後で初代よりもやや高めでしたが、現在は6万円程度で入手できる非常にお手頃価格な「AF 50mm F1.4」レンズ。

手ごろな価格で小型軽量なレンズですが、Phillipreeveのレビューでは良好なテスト結果が得られたようです。絞り開放は解像性能や残存収差などベストな結果とは言えないものの、サイズと価格を考慮すると優れたパフォーマンスと評価しています。特に携帯性のとのバランスが魅力的なようですね。

私もα7R IVやα7 IVと組み合わせて使用。
全体的にPhillipreeveのテスト結果と同じような結果が得られています。価格を考慮するとコストパフォーマンスが良く、日常的に使える50mm F1.4として面白い選択肢になるのかなと。色収差と逆光耐性は状況によって目に付く場合もありますが、10万円以下のAF 50mm F1.4としては許容範囲内。携帯性を重視して50mm F1.4を使いたい場合はおススメのレンズ。

サムヤン AF 50mm F1.4 II FE 最新情報まとめ

レンズの仕様

概要
レンズの仕様
マウント E 最短撮影距離 0.4m
フォーマット 35mm 最大撮影倍率 0.16倍
焦点距離 50mm フィルター径 72mm
レンズ構成 8群11枚 手ぶれ補正 -
開放絞り F1.4 テレコン -
最小絞り F16 コーティング UMC
絞り羽根 9
サイズ・重量など
サイズ φ80.1×88.9mm 防塵防滴 対応
重量 420g AF STM
その他 カスタムスイッチ・AFLボタン
付属品
レンズフード

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