FE200-600mm F5.6-6.3 G OSSの登場にあわせて、再び我が家にα7 IIIを呼び戻すこととなりました。
以前からα7 IIIを呼び戻す時に買おうと思っていたのがEマウント標準単焦点レンズ。前回はズームレンズや広角単焦点レンズでの使用がメインだったので、今回はもう少しボケにこだわっていきたいなと。
そこで今回は様々な選択肢があるEマウント標準単焦点から「今後買いたい標準レンズ」を選んでいきたいと思います。
ソニーEマウント用標準レンズを買う
どのようなレンズが存在するのか?
まず最初にやるべきはソニーEマウント(フルサイズ対応)の標準単焦点がどれだけあるのかリストアップすること。純正・社外製、AF・MF問わず、レンズをリストアップすると以下の通り。
赤色=15万円付近・緑色=10万円前後・青色=5万円以下
SONY | |
SIGMA | |
SAMYANG | |
Carl Zeiss | |
COSINA | |
中一光学 |
なんと選択肢は15本。
そのうち8本はF1.4以上の明るさを持つ大口径レンズなのだから驚き。この他、日本国内では入手が難しい(不安定)なレンズを含めるとさらに選択肢は多くなるはず。
色分けから分かるように、多くのレンズは5?12万円とやや高い価格設定のレンズ。5万円以下のレンズはわずか2本、15万円付近の高級レンズは3本ほど。懐事情によっては悩む必要が無い一方で、中価格層の選択肢はかなり悩ましい。
と言う訳で今回はこの色分けでレンズを選別していきたいと思います。
5万円以下のレンズ
FE 50mm F1.8
ソニー純正にして、リストアップした中では最安値のレンズ。
海外のレビューサイトの評価を見る限りでは悪く無いパフォーマンスで、キヤノンやニコンの同価格帯の50mmと比べてもドッコイかやや良好らしい。
DxOMarkのシャープネス「フィールドマップ」からも分かるように、絞り開放から四隅までシャープなレンズでは無い。ただし、F5.6まで絞れば四隅まで安定した性能が得られるので風景撮影など大きく絞るシーンで困ることはないはず。
Flickr Groupページなどユーザー投稿の作品を確認してもボケ描写はまずまず良好。決して一級品の描写ではないものの、色収差が少なく使いやすそう。
光学的に心配はしていないものの、気になるのはオートフォーカスの評価が低いこと。他のソニー製FEレンズと比べるとイマイチらしく、実際に海外レビューサイトの評価も芳しくない。個人的に家族写真でAF速度は欲しいと思っているだけに悩ましいところ。
FE 50mm F1.8 | |||
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スペック
186gと(FEレンズの中では)軽量かつコンパクト。レンズ構成は5群6枚うち非球面レンズ1枚とシンプルな構成。
撮影距離や撮影倍率は50mm単としては並みで特筆すべき項目は無し。
焦点距離(mm) | 50 | |
---|---|---|
レンズ構成 (群-枚) | 5-6 | |
開放絞り (F値) | 1.8 | |
最小絞り (F値) | 22 | |
絞り羽根 (枚) | 7 | |
円形絞り | ○ | |
最短撮影距離 (m) | 0.45 | |
最大撮影倍率 (倍) | 0.14 | |
フィルター径 (mm) | 49 | |
外形寸法 最大径x長さ (mm) | 68.6 x 59.5 | |
質量 約 (g) | 186 (三脚座別) |
AF45mm F1.8 FE
2019年に登場したAF対応のサムヤン製レンズ。
登場したばかりで海外レビューもまだ少なく未知数な部分が多い。ePHOTOzineの評価を見る限りではFE50mm F1.8より全体的にシャープネスは良好らしい。各所の作例を見るとボケ描写もまずまず好み。ただし色収差はFE50mm F1.8より少し目立つかもしれない。
FE50mm F1.8で気になるAF速度は動画で確認する限りでは同程度か少し良好。価格はFE50mm F1.8より少し高めなので価格分の価値を見出せるかどうか…。
AF45mm F1.8 FE | ||||
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スペック
6群7枚とFE50mm F1.8より構成レンズが多く、非球面レンズ2枚、EDレンズ1枚と特殊レンズ使用数も多い。
さらに前面は凹メニスカスレンズを採用し、全体的な構成はFE50mm F1.8と言うよりもFE55mm F1.8のほうが近い。接写性能はFE50mm F1.8と同程度。
焦点距離 | 45mm |
---|---|
明るさ | F1.8-F22 |
レンズ構成 | 6群7枚 |
コーティング | ウルトラマルチコーティング |
大きさ | 56.1×φ61.8mm |
重さ | 162g |
フィルター径 | 49mm |
最短撮影距離 | 0.45m |
最大撮影倍率 | 0.12倍 |
絞り羽根 | 9枚 |
10万円前後のレンズ
FE 50mm F2.8 マクロ
正直に言うと、今回はマクロレンズを考えていない。
今後の参考までにこのレンズの評価を調べてみると、解像性能はマクロレンズらしくとても良好。DxOMarkのフィールドマップはF2.8から全体的に良好な画質となっています。
さらにフォーカスリミッターやフォーカスホールドボタンなど、この価格帯としてはマクロ撮影に便利な機能が充実。5万円前後の価格設定を考えるとコストパフォーマンスは良さそうでねえ。
悩みの種はフォーカシングで伸びる内筒と保護するレンズフードが存在しないこと。当然オートフォーカスは遅いので動く被写体の撮影には適していない。屋内や無風下でのマクロ撮影用と少し条件を選ぶような仕様。
FE 50mm F2.8 Macro | ||||
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スペック
8群8枚、全長71mm、重量236gとコンパクトな標準マクロ。最短撮影距離は0.16mと非常に近いので等倍マクロはあまり現実的とは言えないかもしれない。
また、マクロレンズの割に最小F値はF16までと被写界深度のコントロールに制限がある。内筒がグイっと伸びる実効F値はもう少し小さいかもしれない。
何気に防塵防滴を配慮した設計となっている。
レンズ構成 | 8群8枚 | |
---|---|---|
絞り値 | F2.8-F16 | |
絞り羽根(枚) | 7 | |
円形絞り | ○ | |
最短撮影距離 | 0.16m | |
最大撮影倍率 | 1 | |
フィルター径 | 55mm | |
防塵防滴 | 配慮した設計 | |
最大径*全長 | 70.8*71.0mm | |
質量 | 236g |
Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
FE50mm F1.8と比べて開放からシャープな純正標準単。後述するFE50mm F1.4 ZAも開放付近の四隅は甘いため、大口径+周辺解像を求めるならベストな一本となるはず。
さらに許容できるレンズサイズで防塵防滴を配慮した設計、などなど汎用性の高さも好感が持てる。F1.8の単焦点レンズとしては価格が高いと感じるものの、光学性能とAF性能の両立は個人的に魅力的。
残念ながら50mmより画角が少し狭く、家族写真で使うには少し不便かもしれない。優先順序は低いものの、いずれ試してみたい一本。機会があれば買ってしまおう。
Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA | ||||
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スペック
最短撮影距離が0.5mなのでFE50mm F1.8と比べて「寄れない」と感じることがあるかもしれない。ただし撮影倍率は同程度。光学性能は遥かに良好なものの、フィルターサイズは同じ49mmに収まっている不思議。
レンズ全長はFE50mm F1.8より1cmほど長くなり、重量は100gほど重い。とは言っても個人的には妥協できる範囲内。むしろ「寄れない」接写性能少し気になる。
レンズ構成 (群-枚) | 5-7 | |
---|---|---|
開放絞り (F値) | 1.8 | |
最小絞り (F値) | 22 | |
絞り羽根 (枚) | 9 | |
円形絞り | ○ | |
最短撮影距離 (m) | 0.5 | |
最大撮影倍率 (倍) | 0.14 | |
フィルター径 (mm) | 49 | |
外形寸法 最大径x長さ (mm) | 64.4 x 70.5 | |
質量 約 (g) | 281 |
40mm F1.4 DG HSM
光学性能の観点ではおそらくトップクラス、と感じるほど海外の評価は高い。
その代償として他の40mmとは比較にならない巨大なレンズに仕上がっている。このサイズを愛と根性でカバーできるのか…ちょっと断言できない。
もちろん、α7にこのレンズを組み合わせ家族写真で振り回すのは辛いと断言できる。使ってみたいレンズではあるけど、マウントするならEOS RかNikon Z 7にしたい。
ちなみに価格はFE50mm F1.4 ZAと比べるとかなり安いが、50mm F1.4 DG HSMと比べるとやや高い。
40mm F1.4 DG HSM Art | |||
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スペック
上のレンズ群と比べると桁違いに重くデカい。ちょっと尋常じゃない。
全長はFE50mm F1.8の倍以上、重量に至っては7倍近い。さらにフィルター径は82mmとまさに規格外。イメージサークルは余裕でミドルフォーマットくらいあるのでは?と思ってしまう。
レンズ構成枚数 | 12群16枚 |
---|---|
絞り羽根枚数 | 9枚 (円形絞り) |
最小絞り | F16 |
最短撮影距離 | 40cm |
最大撮影倍率 | 1:6.5 |
フィルターサイズ | φ82mm |
最大径 × 長さ | φ87.8mm×131mm |
質量 | 1,200g |
50mm F1.4 DG HSM
シグマグローバルビジョンシリーズ最初期のレンズとなる一本。まだ突き抜ける程にレンズが肥大化していないので”比較的”扱いやすい。
価格はFE50mm F1.4 ZAの2/3ながら、開放の解像性能がより安定している。解像性能の割に後ボケの描写は良好。キヤノンEF版を買えばEOS Rやキヤノン一眼レフと共有できるので利便性も良い。
FE55mm F1.8 ZAとの2択で悩む。
- フォトヨドバシ
- フォトヨドバシ FE
- ビックカメラ
- PHOTOHITO
(Canon/Nikon/SONY) - KASYAPA ?Canon
- KASYAPA Nikon
- KASYAPA Sony
- 八百富写真機
- GANREF
- Flickr
50mm F1.4 DG HSM | |||
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スペック
40mm Artを考えると815gはイージーモード。とは言え、50mm F1.4としては重く、モダン50mm単の先駆けレンズ。
最短撮影距離は他の50mm F1.4と比べて5cmほど短いので「寄りやすい」と感じるかもしれない。
レンズ構成 | 8群13枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
最小絞り | F16 |
最短撮影距離 | 40cm |
最大倍率 | 1:5.6 |
フィルターサイズ | Ø77mm |
最大径 × 全長 | Ø85.4mm×99.9mm |
質量 | 815g |
AF50mm F1.4 FE
サムヤン初のソニーEマウント用AFレンズ。F1.4のAF対応大口径レンズとしては最も安く、より暗いFE55mm F1.8 ZAと比べても安い。
解像性能の評価は芳しくないものの、ボケの評価はとても良好。ただし、オートフォーカスは速く無い上に若干ノイジー。欠点を考えると7万円を切るくらいの価格設定が安いのか高いのか判断に迷うところ。これならMC-11経由のキヤノンEFマウントな古い50mm F1.4を購入するのもアリか?
AF50mm F1.4 FE | ||
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スペック
シグマ50Artと同様、非対称型のモダンなレンズ構成。ただし構成枚数は比較的少なく、レンズ重量にも反映されている。
サイズ的にも価格的にも古い50mm F1.4とモダンな50mm F1.4の中間に位置するような仕様。このようなタイプのミラーレス用AFレンズはなかなか無いので実は貴重な存在。AF速度はもう少し速ければ…。
明るさ | F1.4 - F16 |
---|---|
最短撮影距離 | 0.45m |
最大撮影倍率 | 0.15倍 |
レンズ構成 | 8群9枚 |
フィルターサイズ | 67mm |
大きさ | 97.7×Φ73.5mm |
重量 | 585g |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
Loxia 2/50
小型軽量かつ安定した光学性能のツアイス製MFレンズ。
AF対応のFE55mm F1.8 ZAよりやや高価ですが、比較的コンパクトでよりツアイスらしい色とコントラストのレンズと言った印象。MFレンズながら電子接点を備えているのでフォーカスリング操作時に自動アシストが利くのはGood。
一人で撮り歩くなら面白い選択肢と感じる一本。ただし、回転角は約180度と大きいため、素早いフォーカス操作には不向きだったりする。(じっくりピントを合わせる時には長所となりますが)このため、家族写真でMF限定はなかなか厳しい。
Loxia 2/50 | |||
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スペック
シンプルなダブルガウスタイプのレンズ構成(Planar)でコンパクト。ただし、金属鏡筒のため重量はやや重め。接写性能や絞り値は一般的な仕様で特筆すべき項目無し。
マニュアルフォーカスレンズでリングの回転角がとても大きい。
焦点距離 | 50 mm |
絞り値 | f/2.0 ? f/22 |
撮影距離 | 0.45 m - ∞ |
レンズ構成 (枚/群) | 6 / 4 |
画角 (対角線/水平線) | 46.78° / 39.38° / 26.70° |
最近接撮影範囲 | 255.1 mm x 168.3 mm |
フィルター径 | M52 x 0.75 |
サイズ (キャップも含む) | 66.2 mm |
質量 | 320 g |
Voigtländer NOKTON 40mm F1.2 Aspherical
シグマ40mm F1.4 DG HSMと正反対のような性質レンズ。
F1.2と非常に明るいレンズながら、シグマと比べて圧倒的に小さい。当然ながら絞り開放の解像性能や周辺減光は推して知るべし。
とは言え、近接時の描写はまさにNOKTON。近接開放でふわっと溶けるように滑らかなボケが魅力的。
と言っても作例を見る限り、古いNOKTONと比べて癖が少なく使いやすそう。しかし、この使い勝手と描写に10万円を出せるか否かは人を選ぶ気がする。
Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical | |||
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スペック
開放F値がF1.2と明るく、絞り羽根が10枚偶数となっているのが特徴的。さらに最短撮影距離が0.35mと寄りやすく、最小絞り値はF22まで対応。
フィルターサイズ58mm、全長59.3mmと小さなレンズですが、金蔵鏡筒の頑丈な作りで重量は420gとやや重め。
口径比 | 1 : 1.2 |
最小絞り | F22 |
レンズ構成 | 6群8枚 |
絞り羽根枚数 | 10 枚 |
最短撮影距離 | 0.35m |
最大撮影倍率 | 1 : 6.2 |
最大径×全長 | φ70.1×59.3mm |
フィルターサイズ | φ58mm |
重量 | 420g |
Voigtländer MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical
光学性能の評価は非常に高く、高解像で滑らかなボケ、優れた発色とコントラスト、などなど光学的な欠点が指摘されることの無い凄いレンズ。
…なのだけど「65mmと見慣れぬ画角」と「メッチャ伸びる鏡筒」に「MF限定」と悩ましい仕様、そして10万円の価格設定を考えると40mm F1.2と小名jく人を選ぶレンズのような気がする。
MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical | |||
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スペック
等倍マクロではなくハーフマクロなので注意。とは言え、65mm F2としては十分すぎる接写性能でしょう。非常に高い光学性能ですが、レンズ構成は8群10枚(非球面レンズ1枚)とそこまで多く無い。
コシナらしく10枚羽根の偶数絞りとなっている点にも注目したい。
口径比 | 1 : 2 |
最小絞り | F22 |
レンズ構成 | 8群10枚 |
絞り羽根枚数 | 10 枚 |
最短撮影距離 | 0.31m |
最大撮影倍率 | 1 : 2 |
最大径×全長 | φ78.0×91.3mm |
フィルターサイズ | φ67mm |
重量 | 625g |
SPEEDMASTER 50mm F0.95 III
F0.95と最も大口径となるレンズ。このレンズは「III型」で初期型と比べ絞り羽根の枚数や遠景解像が若干改善している模様。
明るい割に10万円を切っているのでリーズナブル…と思いきや解像性能・球面収差・コマ収差・色収差・逆光耐性などなど、様々な点で妥協は必要となってくる。特に逆光耐性は低コントラストな描写は確認してみて要検討。
F0.95の描写が気になるものの、コシナのNOKTON 50mm F1.2のほうが現実的な選択肢に思える。
被写界深度は非常に浅く、繊細なMF操作が必要。ただし、フォーカスリングの回転角は約300度、そして無限遠側で180度、近接側で120度と精密な操作が可能。
SPEEDMASTER 0.95/50mmIII | |||
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スペック
F0.95と大口径であるこを考えると720gは非常に軽量。シグマ50Artよりも軽い。
Aperture | Maximum: f/0.95 ? 16 |
Maximum Reproduction Ratio | 0.1 |
Angle of View | 45° |
Minimum Focus Distance | 1.64′ (50 cm) |
Elements/Groups | 10 Elements in 7 Groups |
Diaphragm Blades | 11 |
Autofocus | No |
Filter Thread | Front: 67 mm |
Dimensions (DxL) | Approx. 2.89 x 3.29″ (Ф73.3 x 83.5 mm) |
Weight | 1.58?lb (720?g) |
15万円付近のレンズ
Planar T* FE 50mm F1.4 ZA
ソニー純正の大口径単焦点レンズ。GMレンズでは無いものの、ツアイスバッジをGMに取り換えればGMとして通用しそうな外観。価格は現代的な50mm F1.4としては高く無く、キャッシュバックキャンペーンの対象レンズでもあるので割と安い印象。
シグマほど開放の安定感は無いものの、絞ることでかなり良好となるらしい。
解像性能は置いておき、ボケが滑らかで個人的にドストライクな描写。ボケ質だけで言えばNOTON 50mm F1.2がさらに良いと感じるものの、AF対応で使い勝手の面を考えるとコチラが有利か。
Planar T* FE 50mm F1.4 ZA | |||
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スペック
シグマと同傾向のハイスペックな50mm単焦点だが比較的軽い。さらに絞り羽根は11枚と多く、仕様表には記載がないものの防塵防滴に配慮した構造。
レンズ構成 (群-枚) | 9-12 | |
---|---|---|
開放絞り (F値) | 1.4 | |
最小絞り (F値) | 16 | |
絞り羽根 (枚) | 11 | |
円形絞り | ○ | |
最短撮影距離 (m) | 0.45 | |
最大撮影倍率 (倍) | 0.15 | |
フィルター径 (mm) | 72 | |
外形寸法 最大径x長さ (mm) | 83.5 x 108 | |
質量 約 (g) | 778 |
Batis 2/40 CF
40mm F2と言うスペックを考えると高いが、「ツアイス」「高い接写性能」を付け加えると安く見える不思議。
光学性能・ボケ・サイズのバランスが良く、40mmの画角と接写性能が相まって普段使いに良さそうなレンズ。
発売当初は絞り特性と瞳AFで指摘するレビューが多かったものの、今年の春に対応ファームウェアが公開されました。
Batis 2/40 CF | |||
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スペック
価格設定がネックではあるものの、接写性能が高く、361gと軽量で、絞り値の自由度はFE50mm F2.8 マクロよりも良好。価格設定を抜きに常用レンズを1本買うとしたら真っ先にコレを買いたい。
絞り値 | f/2 ? f/22 |
撮影距離 | 0,24 m (0.78 ft) ? ∞ |
自由作動距離 | 0,14 m (0.45 ft) ? ∞ |
最短被写体距離での映像比 | 1:3.3 |
レンズ構成(枚 | 群) | 9 / 8 |
フィルター径 | M67 x 0,75 |
最大直径 | 91 mm (3.6″) |
フォーカスリングの直径 | 78 mm (3.1″) |
全長 (レンズキャップを含む) | 106 mm (4.2″) |
全長 (レンズキャップを含まない) | 93 mm (3.7″) |
重量 | 361 g (0.80 lbs) |
Voigtländer NOKTON 50mm F1.2 Aspherical E-mount
先行してVM版がリリースされましたが、Eマウント用に調整されて2019年に登場。
まだレビュー数は少ないものの、Phillipreeveのレビューを確認すると遠景解像もまずまず良好で、何よりボケ質がFE50mm F1.4 ZA以上に好み。懐事情が許せば是非とも使ってみたい一本。
Voigtländer NOKTON 50mm F1.2 Aspherical E-mount | |||
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スペック
絞り羽根の枚数は今回取り上げたレンズの中で最も多い。偶数12枚羽根の光条がどのような描写となるのか非常に気になるところ。
50mm F1.2ながら、6群8枚とシンプルな構成で434gと比較的軽量。Batisと同じく価格を気にしなければ趣味レンズとしてゲットしたい一本。
最小絞り | F22 |
レンズ構成 | 6群8枚 |
画角 | 47.5° |
絞り羽根枚数 | 12 枚 |
最短撮影距離 | 0.45m |
最大撮影倍率 | 1 : 7.0 |
最大径×全長 | φ70.1×58.8mm |
フィルターサイズ | φ58mm |
重量 | 434g |
どのレンズを買うか
今回じっくり検討してみた結果…
- AF45mm F1.8 FE(新発売だから)
- FE 50mm F1.8(AF45mmの比較用)
- Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA(定番レンズ)
- Planar T* FE 50mm F1.4 ZA(ゴール)
- 50mm F1.4 DG HSM(拡張性)
- Batis 2/40 CF(家族・行楽写真用)
- Voigtländer NOKTON 50mm F1.2 Aspherical E-mount(趣味・道楽用)
ひとまず、サムヤンAF45mm F1.8 FEが6月21日発売なので流れに乗っちゃいましょう。既に注文済みなので発売日に到着するはず。
次にAFが遅いと定評のあるFE50mm F1.8をチェック。正直なところAF45mm F1.8 FEに満足するとスキップするかもしれない。
そして、Nikon Z 7+Z 50mm F1.8 Sと撮り比べてみたいが故にFE55mm F1.8 ZAも気になる存在。もう少し安いと良かった…。
最終的に着地するのはFE50mm F1.4 ZAだとは思いますが、レンズサイズが許容範囲を少し超えそうなので怖い。それなら拡張性のあるシグマ50mm F1.4 DG HSMもアリな気がする。
Batisとコシナは急がないものの、いずれ試してみたい。特にBatisは接写性能が良く40mmの画角と明るさがとても使いやすそう。コシナ50mmはとにかくボケ。
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