EOS R5にはキヤノン初となるセンサーシフト式のボディ内手ぶれ補正が搭載されています。レンズ側と協調する補正能力どのようなものとなるのか、EOS Rや競合カメラと見比べてみたいと思います。
(更新:レンズ側のファームウェアアップデートを適用し忘れていたので再テストしました)
EOS R5
撮影環境
メモ
- EOS R5
- RF24-105mm F4L IS USM
- 約2?3mほどの撮影距離
- 手持ち撮影
- 四隅をクロップして確認
- サンプル・焦点距離ごとに20枚
撮影結果
「最大8段分の手ぶれ補正効果」と言うには力不足ですが、フルサイズミラーレスとしては立派な補正能力だと感じます。少なくとも近距離の被写体相手に5段分の補正効果で成功率の高いて手ぶれ補正を期待できます。1秒を超えるとぐっと成功率が下がるものの、細部のディテールを追求しなければ満足度の高い結果を得られるはず。
24mmの補正結果が伸び悩んでいるところを見ると、ロールぶれの補正能力はそこまで高く無い印象。
EOS Rと比べて決定的なパフォーマンス差があるわけでは無いものの、全体的に良好な結果を得ることが可能。解像性能が向上しているにも関わらず、成功率が高まっている点は肯定的に捉えるべきでしょう。特に1秒を超えるスローシャッターでの成功率が改善しており、撮影スタイル次第でボディ内手ぶれ補正の恩恵を大きく感じるはず。
望遠側はレンズ側の補正ユニットに対する依存度が高まるためか、その差は小さくなります。とは言え、スローシャッター時の成功率はR5のほうが高く、多少差の差は感じるはず。
ニコンやソニーと比べて明らかなアドバンテージがあるのは確か。特にスローシャッター時のパフォーマンスが良好。確実に成功するわけではありませんが、可能性が「ほぼゼロ」のニコンやソニーと比べて、可能性が残されているのは凄い。特にソニーと比べると成功率の差は歴然。
補正効果が「最大7.5段」と言われているオリンパスのシステムと比べると差は歴然。カメラが2000万画素センサーである点は考慮すべきですが、EOS R5と比べて絶対的な信頼感がああります。特に半秒までのスローシャッターで安定的な結果が見込めるのが凄い。
更新:ファームウェアアップデート
「EF24-105mm F4L IS USM」をR5の協調補正に対応させるファームウェアアップデートを適用し忘れていました(迂闊!)
と言う訳で再テストした結果が以下の通り。
劇的に変化する訳ではありませんが、1/2秒付近の成功率が上がった感触があります。比較的近距離でのテストなので、無限遠側を使った撮影ではもう少し良好な結果が期待できるかもしれません。
参考情報
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