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ソニー FE 20-70mm F4 G レンズレビュー 完全版

このページではソニーの交換レンズ「FE 20-70mm F4 G」のレビューを掲載しています。

FE 20-70mm F4 Gのレビュー一覧

管理人の評価

ポイント 評価 コメント
価格 やや高めだが唯一無二
サイズ 20mm始まりとしては小型
重量 20mm始まりとしては軽量
操作性 豊富なコントロール
AF性能 ほぼ文句なしの性能
解像性能 一貫性の高い解像性能
ボケ 使い勝手の良い描写
色収差 20mmの隅以外は良好
歪曲収差 補正必須
コマ収差・非点収差 ほぼ完璧
周辺減光 広角側は補正必須
逆光耐性 24-105mmよりも良好
満足度 高性能な新世代標準ズーム

評価:

高性能の新世代標準ズーム

歪曲収差の補正が前提となりますが、高性能で使い勝手の良い20mm始まりの小型軽量ズームレンズ。ズーム全域で性能の偏りが少なく、接写でも遠距離でも安定した結果が得られます。コントロールも豊富で静止画/動画どちらにも対応可能。やや高価ですが、Eマウントでは唯一無二の選択肢。

被写体の適正

被写体 適正 備考
人物 ボケは大きくない
子供・動物 高速AFと20mmが役に立つ
風景 良好な解像性能
星景・夜景 画角と補正は良好
旅行 静止画でも動画でも便利
マクロ このクラスとしては良好
建築物 歪曲収差の補正必須

まえがき

2023年に登場したF4 標準ズーム。ソニーEマウントとしては2本目となる「20mm始まり」を実現しており、自撮りやVlog、風景やインテリアなど、画角の広い撮影に適したレンズです。
(Eマウント初となるのはタムロン「20-40mm F/2.8 Di III VXD」)

概要
レンズの仕様
マウント E 最短撮影距離 0.3-0.25m
フォーマット フルサイズ 最大撮影倍率 0.39倍
焦点距離 20-70mm フィルター径 72mm
レンズ構成 13群16枚 手ぶれ補正 -
開放絞り F4 テレコン -
最小絞り F22 コーティング フッ素
絞り羽根 9枚
サイズ・重量など
サイズ φ78.7×99mm 防塵防滴 対応
重量 488g AF XDリニア
その他 絞りリング・絞りロック
付属品
レンズフード

最短撮影距離が0.25mと短く、撮影倍率は0.39倍と非常に高い。撮影倍率が高くなるのは望遠側で、比較すると広角側は寄りにくいので注意が必要です。タムロンはさらに最短撮影距離が短く、最大撮影倍率が高いレンズに仕上がっています。

レンズサイズは「FE 24-105mm F4 G OSS」よりも小さく、どちらかと言えば「Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS」に近いコンパクトなズームレンズ。一般的な24-70mm F4よりも広い画角に対応しつつ、レンズサイズはほぼ据え置き。ただし、24-70mmや24-105mmと異なり光学手振れ補正を搭載していません。とは言え、最近のα7シリーズはボディ内に手振れ補正を搭載しているので問題ありません。

他社の20mm始まり標準ズームと見比べてみると、ズームレンジが最も広く、70mmまでカバーしているのが強み。その一方でレンズサイズは最が大きく、タムロンのような「F2.8」ズームレンズではありません。

価格のチェック

売り出し価格は16.6万円。F4ズームと考えるとやや高価ですが、このレンズに代わる選択肢はほとんどありません。もしもタムロン製で、ズームレンジが狭くても問題ないのであれば、およそ半値で「20-40mm F/2.8 Di III VXD」を入手することができます。この価格差以上の価値があるのかどうかは、今後のレビューでじっくり検証する予定。

FE 20-70mm F4 G
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レンズレビュー

外観・操作性

箱・付属品

いつも通り、インターナショナルオレンジの目立つカラーリングを採用。箱にはレンズ名や対応フォーマット、レンズの仕様などを記載しています。カメラボディの箱はサステナブルなデザインを採用し始めていますが、レンズは従来通りで、大きな変化はありません。

箱を開けると緩衝材に包まれたうえでレンズポーチに入った本体が出てきます。

レンズ本体に加え、フード、説明書、保証書、ポーチが付属します。

外観

外装は主にプラスチックを採用。レンズ先端のみ金属パーツを使用。フォーカスリングとズームリングにはゴム製で、絞りリングのみプラスチック製。全体的に、Gシリーズらしいレンズの仕上がりとなっています。

24-70mm F4に近い小型軽量なレンズですが、コントロールが非常に豊富。フォーカス・ズームリングに加え、クリックレスやロックにも対応する絞りリングを搭載。さらに2か所にAFLボタンを搭載し、AF/MFスイッチも利用可能です。現代のレンズとして求められるコントロールは全て載せています。マウント付近にはシリアルナンバーやCEマークの表示がプリントされています。シリアルナンバーは剥がれやすいシールではないので脱落の心配がありません。ちなみに製造国はタイ。

ハンズオン

適度にコンパクトで、重すぎない標準ズームレンズ。外装の質感はプラスチッキーですが、過度に安っぽさを感じる質感ではありません。フォーカスリングとズームリングのローレットパターンは同じ。触感で区別することはできませんが、間にAFLボタンを搭載するくらいには距離が離れているので、誤操作の心配はありません。フォーカスリングと絞りリングは隣り合っていますが、絞りリングは適度な抵抗感と、少し径が小さくなっているので間違えることは無いはず。

前玉・後玉

前玉はフッ素コーティング処理されているので、水滴や油汚れをメンテナンスしやすくなっています。とは言え、水や汚れの付着が予想できるのであれば、傷を防ぐためにもプロテクトフィルターの装着がおススメ。フィルター径は72mmで同じ径を採用するレンズは「FE PZ 16-35mm F4 G」「FE 50mm F1.2 GM」「FE 70-200mm F4 G OSS」などがあります。F4ズームが72mmで統一されているのは嬉しいですねえ。

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後玉は20mmでマウント付近にありますが、ズーム操作で前方へ移動します。

金属製レンズマウントは4本のビスで固定されています。マウントの周囲には防塵防滴用のシーリングあり。さらに鏡筒の可動部は防塵防滴に配慮した設計となっている模様。

フォーカスリング

ゴム製フォーカスリングは滑らかに回転しますが、メカニカルなリングと比べると抵抗感が弱く、緩すぎると感じるかもしれません。リニアレスポンスなので、回転速度によるフォーカス移動速度の変化はありません。ズーム全域で、至近距離から無限遠まで約120度ほどで操作可能です。

ズームリング

ゴム製ズームリングも滑らかに回転します。フォーカスリングよりも抵抗感がありますが、20mmから70mmまで一貫したトルクなので、滑らかに操作することができます。24-105mmは望遠端付近で抵抗感が増して引っかかる印象がありましたが、このレンズは特に問題ありません。ズーム全域のストロークは90度を少し下回るくらいで、24-70mmよりも幅広い領域を素早く操作可能。

絞りリング

フォーカスやズームと比べると小さめですが、マウント付近に絞りリングを搭載。小さいながらローレットの加工がしっかりとしているので、しっかりと掴んで操作することができます。抵抗感はズームリングよりも強めで、しっかりとしたクリック感が得られます。

絞りリングはAポジションでロック可能なうえ、1/3段刻みで発生するクリック感を解除することも可能です。

レンズフード

花形のプラスチック製レンズフードが付属。ロック構造やフィルター操作窓のない、シンプルなフードです。完全なロックはできないものの、レンズ本体にしっかりと装着することができ、使用中に脱落する心配はありません。

装着例

α7R Vに装着。「20-40mm F/2.8 Di III VXD」よりもやや大きめですが、基本的には同じような感覚で使うことができます。レンズとグリップ間には十分な空間があり、厚手のグローブを装着したままでも(なんとか)握ることが可能。各種コントロールも問題ありません。

AF・MF

フォーカススピード

フォーカス群を駆動するためにXDリニアモーターを2基搭載しています。静かで正確に動作しますが、従来よりも高速なフォーカスが可能となっています。

20mmの広角側は画角を考慮すると最短撮影距離が長く、近くのものにピントを合わせようとすると撮影距離を割り込む可能性あり。上のテスト動画は天候が悪く低照度での撮影となったためか、期待通りにピント合わせが出来なかった印象あり。ただし、AF-Cに切り替えて使用すると、比較的良好な結果を得ることができました。(明るい環境で再度テスト予定)

少し明るい環境で再度テストしてみると、近距離から遠景まで良好な結果を得ることができました。

ブリージング

ブリージングとはピント位置によって画角が変化することを指す。画角の変化が大きいと、フォーカシングで画角が広がったり狭くなったりするので気が散ったり、AFが不安定化する原因となる。出来ればフォーカシングブリージングは無い方が良い。
今回はブリージングの影響を確認するために、レンズを最小絞りまで絞り、最短撮影距離と無限遠で撮影した結果が以下の通り。

20mm

スライドショーには JavaScript が必要です。

35mm

スライドショーには JavaScript が必要です。

50mm

スライドショーには JavaScript が必要です。

70mm

スライドショーには JavaScript が必要です。

全体的に画角の変化が皆無とはいきませんが、悪目立ちしない程度には抑えられています。個人的には20-35mmあたりで少しだけ目立つ印象あり。広角側で近距離にピントを合わせようとすると、撮影体験として少し違和感を感じるかもしれません。

精度

実写では特に大きな問題はありませんでした。

MF

リニアレスポンスのフォーカスリングで快適なMF操作が可能です。ただし、前述したようにフォーカスリングが緩すぎるので、DMFやMFモード時は誤操作してしまうことがありました。

解像力チャート

撮影環境

テスト環境

  • カメラボディ:α7R V
  • 交換レンズ:FE 20-70mm F4 G
  • パール光学工業株式会社「【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)
  • オリンパス HYRes 3.1 解析ソフト
  • 屋内で照明環境が一定
  • 三脚・セルフタイマー10秒・電子シャッター
  • RAW出力
  • ISO 100 固定
  • Adobe Lightroom Classic CCでRAW現像
    ・シャープネス オフ
    ・ノイズリダクション オフ
    ・レンズプロファイルオフ
    ・倍率色収差補正は外せない(RAWの時点で強制的に補正されている)
  • 解析するポイントごとにピントを合わせて撮影
    (像面湾曲は近接で測定が難しいので無限遠時にチェック)
  • 近接でのテストであることに注意(無限遠側はさらに良好となる可能性あり)

補足

今回はRAW出力を元にしてシャープネスをオフの状態で検証。ボディ出力のJPEGやRAW現像でシャープネスを整えるとより数値が向上する可能性あり。今回の数値はあくまでも「最低値」とお考え下さい。

20mm

テスト結果

中央はF4から解像チャートで解析できる上限値に到達。非常に良好な結果を得ることができ、F11付近まで上限値を突破した状態が続きます。F16-F22で回折の影響により画質がソフトとなりますが、それでも処理次第で良好な結果を期待できます。

周辺部も中央に近い優れた結果を得ることができます。実写を確認すると、F4で極わずかに中央よりもソフトですが、F5.6-F8でコントラストが改善します。F11以降は中央とほぼ同じパフォーマンスを維持。

隅も作例を見る限りでは周辺部に近いとても良好な結果が得られています。ただし、歪曲収差による解像チャートのくさび型が変形しすぎて解析ソフトでまともに検出できませんでした。

数値確認
中央 周辺部 四隅
F4.0 4461 4149
F5.6 4461 3862
F8.0 4461 4355
F11 4431 4280
F16 3899 3717
F22 3128 3023
実写確認

20mm(JPEG)

テスト結果

参考までにカメラ出力のJPEGを測定。「色収差」「周辺減光」のレンズ補正をオフにした状態でクリエイティブルック「ST」の初期設定を利用しています。つまりシャープネスを適用した状態なので、シャープネスオフのRAW現像と直接の比較はできません。

中央や周辺部やF4からとても良好な結果を得ることが可能。フレーム隅はF4やF5.6でワンランク画質が低下するものの、F8まで絞ると中央や周辺部に近い結果を得ることができます。特殊なズームレンジであることを考慮すると、良好な光学性能と言うことができるでしょう。

数値確認
中央 周辺部 四隅
F4.0 4722 4455 3358
F5.6 4742 4653 3910
F8.0 4778 4653 4655
F11 4758 4689 4589
F16 4604 3861 3564
F22 3695 3041 2506
比較

歪曲収差による画質低下を危惧する人がいるかもしれませんが、驚くほどの低下は無いように見えます。ただし、以下の作例は現像する環境が異なるので参考までに。Adobeが本レンズのプロファイルに対応したら再検証する予定。忘れてたらTwitterアカウントあたりで声をかけてください。

24mm

テスト結果

中央は20mmと同じくF4から上限を超える優れた結果を得ることが可能。実写作例を確認しても、確かにF4からコントラストの高いキレッキレな結果であることが分かります。

周辺部もまずまず良好ですが、中央と比べるとF4付近の切れ味は劣ります。F5.6~F8で徐々に中央に近い結果まで改善し、F8以降はほぼ同じ性能となります。

隅も周辺部と同程度の結果を得ることが可能。作例を見る限りでは周辺部と似たような性能が絞り値全域で続きますが、歪曲収差の問題なのか解析ソフトではF8以降で急落しています。このあたりは実写作例を確認してください。

数値確認
中央 周辺部 四隅
F4.0 4532 3450 3234
F5.6 4532 4047 4032
F8.0 4501 4403 3857
F11 4519 4385 3229
F16 3860 3459 3351
F22 3201 2889 2669
実写確認

28mm

テスト結果

引き続き中央はF4から非常に良好な性能。回折の影響で性能は徐々に低下しますが、F16付近までは満足のいく解像性能が得られると思います。

周辺部や隅はF4こそ中央と比べて見劣りしますが、F5.6以降は性能差が縮まり、フレーム全域でとても良好な結果を得ることができます。このあたりから歪曲収差の影響も少なく、解析ソフトもきちんと動作しています。

数値確認
中央 周辺部 四隅
F4.0 4539 3389 3441
F5.6 4642 4457 4024
F8.0 4592 4579 4096
F11 4465 4354 4128
F16 4053 3803 3575
F22 3003 2960 2839
実写確認

35mm

テスト結果

中央は広角側と同じく非常に良好な状態を維持。ただし、周辺部や隅は性能の低下が見られます。絞ることで改善しますが、ベストを尽くすのであればF8くらいまで絞りたいところ。遠景の解像テストと比べるとF4の落ち込みが大きく、近接撮影時の収差変動で性能が低下していると思われます。

とは言え、実写作例を確認すると分かりますが、F4から安定感のある画質に違いありません。細部の解像性能を追求しなければ、F4から十分な性能と言うことができるでしょう。

数値確認
中央 周辺部 四隅
F4.0 4536 2822 2904
F5.6 4686 3752 3557
F8.0 4719 4338 4138
F11 4537 4406 4003
F16 3800 3774 3601
F22 3112 2925 2846
実写確認

50mm

テスト結果

ズーム後半でも中央は非常に良好な性能を維持しています。ただし、周辺部や隅は絞っても大きく改善せず、中央との画質差が埋まるのはF16以降。

数値確認
中央 周辺部 四隅
F4.0 4406 3690 3534
F5.6 4839 4007 3374
F8.0 4860 4040 3003
F11 4561 4138 3541
F16 3763 3823 3452
F22 2943 2930 2858
実写確認

70mm

テスト結果

中央に若干の低下が見られるものの、それでも良好な結果に違いなし。周辺部や隅は50mmと似た傾向を示し、絞っても大きな改善は期待できません。特にフレーム隅を確認するとやや強めの非点収差に見える像の流れが発生しています。(何度かチェックしましたがブレではない)

数値確認
中央 周辺部 四隅
F4.0 4110 3283 2950
F5.6 4580 3349 2767
F8.0 4669 3441 3374
F11 4404 3448 3216
F16 3884 3534 3151
F22 3069 2913 2730
実写確認

FE 24-105mm F4 G OSSとの比較

測定環境にやや誤差があるので上限値が異なる点に注意。

24mm

基本的に中央はどちらも良好で、周辺部の傾向はよく似ています。フレーム隅の画質は20-70mm F4のほうが少し良好で、F5.6まで絞るとほぼ同じ結果を期待できます。

35mm

中央はほぼ同じ。ただし、周辺部や隅がF4から実用的なのは20-70mm F4で、24-105mmはF5.6まで絞る必要あり。全体的に20-70mm F4のほうが改善速度が速く、ピーク値も高くなっています。

50mm

引き続き中央はどちらのレンズも良好。ただし、20-70mm F4のほうが余裕のあるパフォーマンスに見えます。大きな違いが生じるのは周辺部や隅の画質。24-105mmはやや見劣る結果で、絞っても20-70mm F4ろと同等の結果は得られません。

70mm

20-70mm F4 Gは70mmでも中央の性能で健闘しています。周辺部や隅は程度のパフォーマンス。

20-40mm F2.8 Di III VXDとの比較

20mm

似たような性能ですが、歪曲をよく抑えている20-40mm F2.8は解析ソフトで測定可能。

24mm

ほぼ互角ですが、フレーム隅の性能はソニーが良好で、中央や周辺部の絞り開放はタムロンが有利。

35mm

同じようなパフォーマンス。あえて言えばタムロンのほうが周辺部までしっかりと撮影することが可能。ショートズームで高い光学性能を維持しやすかったのでしょうか。

遠景解像力

テスト環境

  • 撮影日:2023-02-10 小雨 無風
  • カメラ:α7R V
  • 三脚:Leofoto LS-365C
  • 雲台:SUNWAYFOTO GH-PRO II
  • 露出:絞り優先AE ISO100 セルフタイマー2秒
  • RAW:Adobe Camera RAW 現像
    ・シャープネスオフ
    ・ノイズ補正オフ
    ・レンズ補正オフ

注意ポイント

恒例の撮影ポイントですが、本日は天候不順でコンディションが悪め。
後日、晴れた日に再度テストを実施し、結果が大きく異なる場合は作例を差し替えます。

20mm

中央

絞り開放からとても良好。絞る必要性は感じず、F4からピークの性能が回折の影響まで続きます。F8付近から細部の解像性能が低下し、F11、F16と徐々にソフトな描写へ変化。F22はかなりソフトな結果となるので、必要性を感じなければ避けたほうが良いでしょう。

周辺

周辺部も中央と同じくらいシャープでコントラストの高い結果が得られます。軸外収差もよく抑えられており、像の流れや色ずれは目立ちません。F4~F5.6とピークの性能が続き、F8で徐々に低下、以降は中央と同じ傾向。

四隅

中央や周辺と比べると色収差や非点収差の影響が僅かに増加しているように見えます。とは言え、20mmの隅としては安定感のある結果。絞っても大きく改善することは無いので、被写界深度の調整で使えば良い感じ。

24mm

中央

20mmと同じく、F4から非常にシャープな結果が得られます。

周辺

20mmと比べると、F4で僅かにソフトをさを感じますが、良好な結果と言えるでしょう。F5.6まで絞るとコントラストが僅かに改善します。

四隅

周辺部よりも僅かに悪化するものの、大きな差はありません。

28mm

中央

引き続き、F4から非常に良好な結果が得られます。

周辺

中央と比べると解像度はワンランク低下しますが、良好な結果に違いはありません。F5.6まで絞ると僅かに改善します。

四隅

周辺部から大きな落ち込みもなく、良好な結果が得られます。F4は僅かな甘さが見られるので、F5.6-F8でベストの結果となります。

35mm

中央

広角側と同じく、F4からベストな結果が得られます。絞りによる改善は期待できません。

周辺

中央ほどではありませんが、安定感のある結果が得られます。F5.6-F8付近でピークとなるものの、F4と比べて大きな違いはありません。

四隅

周辺部と同じ傾向が続きます。ベストを尽くすのであればF5.6-F8まで絞ったほうが良いでしょう。

50mm

中央

ズーム後半でも良好な性能を維持しています。F4からピークの性能に違いはなく、絞っても大きな改善はありません。

周辺

絞ると極わずかに改善しますが、基本的にはF4から良好な結果を得ることができます。

四隅

周辺部と比べるとやや低下するものの、画質に大きな乱れははありません。ズーム後半でもフレーム隅まで安定感のある性能を維持しているのは評価に値します。

70mm

中央

F4で僅かに性能の低下が見られるものの、基本的には良好な結果に違いなし。F5.6まで絞ると、僅かにコントラストが改善します。

周辺

極端な画質の低下はなく、引き続き安定感のある結果が得られます。絞りによる改善はほとんど知覚できないレベル。

四隅

望遠端のフレーム隅は最も性能が低下しやすいポイントですが、この領域でも性能の落ち込みは見当たりません。

撮影倍率

像面湾曲

像面湾曲とは?

ピント面が分かりやすいように加工しています。

中央から四隅かけて、ピントが合う撮影距離が異なることを指す。例えば、1mの撮影距離において、中央にピントが合っていたとしてもフレームの端では1mの前後に移動している場合に像面湾曲の影響が考えられる。

最近のレンズで目立つ像面湾曲を残したレンズは少ないものの、近距離では収差が増大して目立つ場合もある。ただし、近距離でフラットな被写体を撮影する機会は少ないと思われ、像面湾曲が残っていたとしても心配する必要は無い。

無限遠でも影響が見られる場合は注意が必要。風景など、パンフォーカスを狙いたい場合に、意図せずピンボケが発生してしまう可能性あり。この収差は改善する方法が無いため、F値を大きくして被写界深度を広げるしか問題の回避手段がない。

参考:Wikipedia 像面湾曲

実写で確認

倍率色収差

倍率色収差とは?

主にフレーム四隅に現れる色ずれを指す。絞り値による改善効果が小さいため、この問題を解決するにはカメラボディでのソフトウェア補正が必要。ただしボディ側の補正機能で比較的簡単に修正できるので、残存していたとして大問題となる可能性は低い。特にミラーレスシステムでは後処理に依存する傾向がある。

参考:Wikipedia 色収差

20mm

RAWでは強制的に補正されますが、カメラ設定で色収差の補正をオフにすると倍率色収差がそのままの状態でJPEG出力されます。この際、20mmの隅にはいくらか色収差が残っており、状況によってはパープルフリンジやボケの色づきとして目立つ可能性あり。絞りにより改善は見られないので、JPEG出力時は色収差の補正をオンに設定しておくのがおススメ。ただし、ボケの色づきまでは補正できない可能性あり。

24mm

20mmと同じく、未補正の場合は倍率色収差が少し残っています。実写で問題となるような量ではありませんが、ボケの色づきや、補正時に細部のコントラストが若干低下する可能性あり。

28mm

20mmや24mmと比べるとよく抑えられています。補正無しでもほぼ問題ありません。

35mm

広角側と比べると無視できる程度に抑えられています。

50mm

6100万画素のα7R Vで細部をクロップしても知覚できないくらいに補正されています。

70mm

50mmと比べると僅かに増加しますが、微々たるものです。実写で問題となることはないでしょう。

軸上色収差

軸上色収差とは?

軸上色収差とはピント面の前後に発生する色ずれを指す。ピントの手前側は主にパープルフリンジとして、ピントの奥側でボケにグリーンの不自然な色付きがあれば、その主な原因が軸上色収差と考えられる。簡単な後処理が難しく、できれば光学的に収差を抑えて欲しいところだが、大口径レンズでは完璧に補正できていないことが多い。

軸上色収差を完璧に補正しているレンズはピント面のコントラストが高く、パンチのある解像感を期待できる。

参考:Wikipedia 色収差

20mm

極わずかに色づいている程度。絞り開放から大部分の状況で問題なく利用できると思われます。

35mm

20mmと同じく問題なし。

50mm

広角側と同じく問題ありません。

70mm

同上。

前後ボケ

綺麗なボケ・騒がしいボケとは?

ボケの評価は主観的となりがち。個人的には「滲むように柔らかくボケる」描写が綺麗と評価し、逆に「急にボケ始めたり、ボケの輪郭が硬い」描写は好ましくないと感じる。ただし、感じ方は人それぞれなので、ひょっとしたら逆のほうが好ましいという人がいてもおかしくない。
参考までに「滲むボケ」「輪郭の硬いボケ」のサンプルを以下に示す。

描写傾向の違いは主に球面収差の補正状態によって変化し、前後どちらかのボケが柔らかい場合はもう片方のボケが硬くなる傾向がある。
特殊な方法として「アポダイゼーション光学素子」などを使って強制的に滑らかなボケ描写を実現しているレンズも存在する。

20mm

前後に大きな質感の違いがない、ニュートラルな描写です。どちらも柔らかいボケとは言えませんが、軸上色収差による色づきが無いので使い勝手は良い。

70mm

20mmと比べると、僅かに後ボケ寄りの傾向が見られます、

玉ボケ

口径食・球面収差の影響

ここで言う「口径食」とはレンズ口径がボケへ影響していることを指す。
口径食が強いと、フレーム四隅のボケが楕円状に変形したり、部分的に欠けてしまったりする。この問題を解消するには絞りを閉じるしか方法が無い。しかし、絞ると羽根の形状が見えてしまう場合もあるので状況に応じてF値を変化させる必要あり。

逆に口径食の影響が少ないと、絞り開放から四隅まで円形に近いボケを得ることが出来る。これは玉ボケに限った話ではなく、一般的な四隅のボケ描写の質感にも繋がる。口径食が強いと、ボケが小さく感じたり、場合によってはボケが荒れてしまう場合もある。
できれば口径食の小さいレンズが好ましいが、解消するには根本的にレンズサイズを大きくする必要がある。携帯性やコストとのバランスを取る必要があり、どこかで妥協が必要。

球面収差の補正が完璧では無い場合、前後のボケ描写に差が発生する(前後ボケのレビューで示した通り)。この場合はどちらかが滲みを伴う滑らかな描写になり、反対側で2線ボケのような硬い描写となってしまう。

20mm

玉ボケの質感そのものは悪くありませんが、非球面レンズの影響が僅かにあり、口径食のためか隅のボケが変形。楕円形というよりは四角で、実写では少し悪目立ちするかもしれません。また、倍率色収差による色づきは補正が難しい。

35mm

広角端と比べると口径食の影響が緩和。絞り開放から広い範囲で円形のボケを得ることが可能。倍率色収差の影響は僅か。F5.6まで絞ると隅までほぼ円形となります。

50mm

35mmと同じく良好な描写。縁取りはやや目立つものの、色収差による色づきが少なく、厄介と感じるほどではありません。

70mm

50mmと同じ傾向。

ボケ実写

20mm

20mm F4でも被写体に近寄ることで大きなボケを得ることが可能。この際は滑らかと言えないものの、厄介とは感じないボケが得られます。口径食の影響は間違いなくありますが、非点収差やコマ収差がよく抑えられているのか隅のボケは極端に騒がしくありません。

撮影距離が長くなると全体的にボケが硬く、少し騒がしく見えます。軸外収差の影響をよく抑えているので厄介と感じるほどではありません。

35mm

20mmと比べると接写しやすく、ボケ量も多い。質感は滑らかで使い勝手の良い描写。

撮影距離が長くなると、35mmもやはりボケが騒がしくなります。ただし、色収差が目立たず、使い勝手のボケである点も同じ。

さらに撮影距離が長くなると、ボケが小さく粗が目立ちにくくなります。

50mm

50mmの接写ではボケが十分に大きく、F4で隅まで均質的で滑らかな描写が得られます。ボケの硬さは感じません。被写界深度の調整で多少絞っても使い勝手の良さは健在。

撮影距離が長くなっても50mm F4であれば大きな問題は無いように見えます。理想的ではありませんが、標準F4ズームとしては好ましい描写。

撮影距離がさらに長くなると、少し硬めですが厄介とは感じません。

70mm

50mmと同じく、接写ではボケ大きく、欠点が目立ちにくくなっています。F8くらいまで絞っても背景が騒がしいとは感じません。

撮影距離が長くなっても70mmの焦点距離では問題なし。

被写体との距離が長くなっても十分に良好なボケ。

撮影距離

20mm

フレームに全身を入れるとボケはほとんど得られません。中途半端に微ボケが写るくらいであれば、絞ってシャープな背景のほうが好ましい可能性あり。膝上くらいまで近寄ると、被写体が背景が徐々に分離し始めます。バストアップくらいまで近寄ることで大きなボケを得ることが可能。この際のボケは理想からほど遠いですが、悪くはありません。

35mm

全身をフレームに入れても僅かに後ボケが得られます。とは言え、背景から分離できるほどではないので、20mmと同じく絞って撮影するのも一つの選択肢。その一方で、膝上くらいまで近寄ると十分なボケを得ることができます。ズームレンズとしては綺麗で、周辺部の描写も安定感があります。

50mm

引きで撮ってもまずまず綺麗なボケが得られます。背景からしっかりと分離できるのは上半身くらいから。ボケは硬いので背景が溶けることはありませんが、注目するには十分なボケ量。クローズアップでは玉ボケが目立ちはじめ、いくらかアウトラインが目に付くものの、全体の描写は良好。

70mm

50mmと大きく変わりません。小型軽量なF4ズームとしては立派なボケだと思います。

球面収差

前後の描写がやや異なるようにも見えますが、極端な差はありません。

歪曲収差

歪曲収差とは?

歪曲収差とは、平面上で直線的に写るはずが直線とならずに歪んでしまうことを指す。特に直線が多い人工物や水平線が見えるような場合に目立ちやすい。主に魚眼効果と似た形状の「樽型歪曲」と中央がしぼんで見えてしまう「糸巻き型歪曲」に分かれる。

参考:Wikipedia 歪曲収差

比較的補正が簡単な収差だが、「陣笠状」など特殊な歪みかたをする歪曲は手動での補正が難しい。この場合はレンズに合わせた補正用プロファイルが必要となる。

20mm

未補正のRAWには大きな樽型歪曲が残存。カメラ内で綺麗に補正されますが、よく見ると僅かに歪みが残っているようにも見えます。陣笠状の歪みを伴っているので、手動での補正は非常に難しい。このレンズの欠点と言えますが、カメラ出力のJPEGやレンズプロファイルに対応する現像ソフトであれば過度に心配する必要はありません。

スライドショーには JavaScript が必要です。

24mm

20mmと比べると穏やかですが、それでも陣笠状に歪む中程度の樽型歪曲が発生。完璧に補正したいのであれば、カメラ出力か補正プロファイルを使った修正がおススメ。

スライドショーには JavaScript が必要です。

35mm

24mmとは異なり糸巻き型の歪曲収差に切り替わります。ただし、歪みはほとんどなく、修正する必要性はほぼありません。

50mm

糸巻き型の歪曲が強くなり、未補正の場合はやや目立ちます。魚眼効果に近い樽型と異なり、糸巻き型が目立つ場合は違和感しかないので補正必須。

70mm

50mmと同程度で、極端に目立つわけではありませんが補正の適用をおススメします。

周辺減光

周辺減光とは?

周辺減光とは読んで字のごとく。フレーム周辺部で発生する不自然な光量落ちを指す。中央領域と比べて光量が少なく、フレーム四隅で露出不足となる傾向。主に大口径レンズや広角レンズで強めの減光が発生す。

ソフトウェアで簡単に補正できる現象だが、露出不足を後処理の補正(増感)でカバーするため、ノイズ発生の原因となる点には注意が必要。特に夜景で高感度を使う場合はノイズが強く現れる可能性あり。

20mm(最短撮影距離:無限遠)

無修正のRAWでは隅に重めの周辺減光が発生。絞ることで大きく改善しますが、それでも最小絞りまで解消することはありません。このレンズは歪曲収差をデジタル補正する前提の設計であり、この際に隅がトリミングされます。重めの減光が発生する部分がトリミングされるので、実写でここまで悪影響を感じることはないでしょう。

35mm(最短撮影距離:無限遠)

20mmと比べると遥かに良好。最短撮影距離ではほとんど影響が見られず、F4から快適に利用できます。無限遠では影響が強くなるものの、全体的に穏やかで無視できる程度。

50mm(最短撮影距離:無限遠)

35mmと比べると減光が強くなるものの、目立つのはF4のみ。F5.6まで絞るとピント全域で無視できる程度まで改善します。

70mm(最短撮影距離:無限遠)

50mmからさらに悪化。ただし、最短撮影距離はF4から軽微で無視できる程度。無限遠では隅に影響があるものの、F5.6付近でほぼ解消します。

コマ収差

コマ収差・非点収差とは?

コマ収差・非点収差とは主にフレーム四隅で点像が点像として写らないことを指す。例えば、夜景の人工灯や星、イルミネーションなど。日中でも木漏れ日など、明るい点光源で影響を受ける場合あり。この問題は後処理が出来ないため、光学的に補正する必要がある。

参考:Wikipedia コマ収差

絞ることで改善するものの、夜景や天体撮影など、シャッタースピードが重要となる状況では絞ることが出来ず、光学的な補正が重要となる。

20mm

点光源の僅かな変形が見られるものの、よく補正された状態です。

24mm

20mmよりも良好な補正状態で、点光源の変形はほぼありません。

28mm

24mmと同じく良好な補正状態です。

35mm

広角側と比べると僅かに変形が目立ちます、F5.6まで絞るとほぼ問題ありません。

50mm

35mmよりも良好な補正状態です。F4から問題ありません。

70mm

50mmと比べると大きくなりますが、それでも35mmほどではないように見えます。

逆光耐性・光条

20mm

フレアはよく抑えているのでコントラストは良好。ただし、複雑な光学設計のためか、レンズ間の反射と思われるゴーストが数多く発生しています。絞りによる改善効果はほとんどないため、ゴーストを避けたい場合は光源の配置を変えるか、フレームをずらす必要があります。

光源が隅にある場合は良好な逆光耐性を発揮。フレア・ゴーストともによく抑えられています。絞るとゴーストが目立ち始めますが、それでも良好な結果を期待できるはず。

35mm

20mmと比べると絞り開放付近のゴーストは控えめ。ただし、絞ると徐々に顕在化します。

20mmと同じ傾向。最小絞り付近でゴーストが目立ち始めます。

70mm

絞り開放付近はこのレンズで最も良好(完璧からは程遠いですが)。絞ると他の焦点距離と同じくゴーストが目立ちます。

絞り全域で影響は軽微。

光条

F8付近でシャープな描写となり、F11~F22で切れ味の良い綺麗な光条が得られます。回折とのバランスを考慮するとF11~F16と言ったところでしょうか。

まとめ

良かったところ

ココがおすすめ

  • 20mmをカバーしつつ小型軽量
  • 防塵防滴仕様のしっかりとした外装
  • 豊富なコントロール
  • 一貫したトルクのズームリング
  • ロックやクリックレスに対応した絞りリング
  • XDリニア駆動の高速AF
  • 適度に抑えられたフォーカスブリージング
  • 一貫性が高い近距離の解像性能
  • 標準~望遠域で良好な倍率色収差の補正
  • 軸上色収差の良好な補正状態
  • ニュートラルで使い勝手の良いボケ
  • コマ収差の良好な補正状態
  • 24-105mm F4よりも良好な逆光耐性

20mmをカバーする便利な標準ズーム。レンズサイズは24-105mmよりも小さく、そして軽量。2か所のAFLボタンや絞りリングなどコントロールにも改善が見られ、XDリニアのAFは高速かつ正確。光学性能はさておき、使い買ってのよいレンズです。

肝心の光学性能も非常に良好。部分的に電子的なレンズ補正が必須の項目もありますが、それらを織り込んで現像するのであれば良好な結果を期待できます。ズーム全域でこれと言った弱点のない解像性能、使い勝手の良いボケ、20mm以外は問題のない色収差、全体的に良好なコマ収差など。深く考えずに被写界深度のみに集中して絞りを操作することが出来ます。

悪かったところ

ココに注意

  • フォーカスリングが少し緩い
  • 広角側で非常に目立つ陣笠状の歪曲収差
  • 広角側の未補正RAWにおける周辺減光
  • 光学手振れ補正がない

電子的に補正が可能であるものの、未補正のRAWにおける歪曲収差が強めに残っています。特に広角側は四隅のトリミングが前提となっているので、補正時は引き延ばしによる画質の低下が不可避。元の画質が良いので引き延ばしによる画質低下は軽微と感じますが、それでも目の肥えたユーザーであれば補正による画質低下やボケの変形が気になるかもしれません。さらに、社外製の現像ソフトを使用している場合はレンズプロファイルに対応している必要があります。(2023年4月時点でAdobe Camera RAWは非対応…無念…)

24-105mm F4 G OSSと異なり光学手振れ補正は非搭載。とは言え、ここ最近のα7シリーズはボディ側に手振れ補正を搭載している機種が多いので問題とは感じません。最新モデルであれば手振れ補正の効果も高く、ボディ側で十分と感じることでしょう。

総合評価

満足度は95点。
最近のソニーレンズは高性能化と小型化を両立したモデルが多く、このレンズも例外ではありません。XDリニアモーターを導入したあたりから一皮むけた印象あり。歪曲収差の補正が前提となりますが、高性能で使い勝手の良い20mm始まりの小型軽量ズームレンズ。70-105mmの画角やF4のボケを必要とせず、20-24mmの広い画角や、より高い光学性能を必要としているのであれば24-105mm F4 Gよりもおススメできるレンズ。

FE 24-105mm F4 G OSSも悪くないレンズですが、最新レンズと比べると部分的に一貫性のない解像性能や逆光耐性の低さなどが目に付きます。今から新品を同じく価格帯で購入するのであれば、個人的には20-70mm F4 Gがおススメ。とは言え、前述したように望遠側のボケをメインに使うのであれば検討する価値があるのかなと。(ただし、その場合はタムロンやシグマなどの社外製大口径ズームも検討したほうが良いと思いますが…)

購入早見表

FE 20-70mm F4 G
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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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