DPReviewがキヤノンの「2022年経営方針説明会」のプレゼンテーション資料をピックアップ。資料から、2025年までに毎年8本、計32本のレンズを追加すると読み取ることが出来る模様。
DPReview:Canon plans to release 32 RF-mount lenses over the next four years
キヤノン株式会社は、「2022年経営方針説明会」のプレゼンテーション資料を公開し、同社の過去1年間の業績と、成長戦略として今後どのように取り組んでいくのかについて、多くの興味深い内容を明らかにした。
- キヤノンは「成長戦略」の一環として、「光学技術を核としたイメージング事業の展開」を掲げている。
- 「新規ユーザーの開拓」と「新製品の開発」によって、キヤノンの光学技術の規模を拡大したいとしている。
- イメージンググループで年間1兆円の売上を目指したいとしている。
- 「プロやハイアマの需要は底堅い」としながらも、「市場全体としては底打ち感がある」と認めている。
- 1兆円の目標達成のために、キヤノンは「EOS Rシステムのカメラとレンズのラインアップをさらに充実させる」としている。
- 具体的には「2020年から2021年にかけてと同じペースでレンズラインアップを拡充したい」と述べている。
- つまり、2022年から2025年にかけて、毎年少なくとも8本、合計32本のレンズを発売する計画ということになる。
- キヤノンは2018年にRFマウントを発表してからほぼ同じ期間で、現在の26本から58本へと2倍以上のレンズラインナップを計画しているということだ。
- また、CES2020で披露した「Canon IVY REC」や、2020年9月に日本で発売したモノクル型カメラ「PowerShot Zoom」など、コンセプトカメラをさらに進化させることもキヤノンの成長戦略の一つとしている。
- キヤノンが毎年8本の新レンズを発売するという目標を達成するためには、キヤノンのエンジニアや工場労働者にとって多忙な1年になりそうだ。
- キヤノンは、「2025年目標の達成に向けて順調なスタートを切った」とし、今後1、2年でチップ不足が改善されれば、工場からエンドユーザーの手に渡る製品数を増やすことが容易になるはずだと述べている。
とのこと。
DPReviewが話題にしているキヤノンの資料は日本語のPDFファイルも公開されています。確かに「レンズラインアップを同等ペースで拡充」と書かれていますね。2020年 18本→2021年 26本と示されているので、確かに年間8本となり、2025年までに32本も計画していることになります。
既に広角14mmから超望遠1200mmまでをカバーしているRFレンズラインアップですが、さらに4年間で計32本を追加する勢いというのは凄い。急速に縮小するEFレンズラインアップとは対照的な充実っぷり。今年は既に「RF800mm F5.6 L IS USM」「RF1200mm F8 L IS USM」を正式発表しているので、残すところ6本と言ったところでしょうか?
既にF2.8ズーム・F4ズームのラインアップは完成し、超望遠ズームや単焦点レンズも揃いつつあります。ここから32本も何を追加するのか気になるところですが、手ごろな単焦点レンズやLシリーズの大口径レンズが続々と登場するのかもしれませんね。噂ではAF対応のTS-Rレンズも囁かれています。
噂のまとめ
コードネーム一覧
- DS126841:?
- DS126842:?
- SKU:4111C005:交換レンズ:RF24-105mm F4-7.1 IS STM
- SKU:4112C005:交換レンズ:RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM
- SKU:4113C005:交換レンズ:エクステンダーRF1.4×
- SKU:4114C005:交換レンズ:エクステンダーRF2.0×
- SKU:4234C005:交換レンズ:RF85mm F2 マクロ IS STM
- SKU:4318C005:交換レンズ:RF70-200mm F4 L IS USM
- SKU:4514C005:交換レンズ:RF100mm F2.8L MACRO IS USM
- SKU:4515C005:交換レンズ:RF50mm F1.8 STM
- SKU:4857C005:交換レンズ:RF14-35mm F4 L IS USM
- SKU:4858C005:交換レンズ:
- SKU:5051C005:交換レンズ:RF16mm F2.8 STM
- SKU:5050C005:交換レンズ:RF100-400mm F5.6-8 IS USM
- SKU:5055C005:交換レンズ:
- SKU:5056C005:交換レンズ:
- SKU:5554C005:交換レンズ:RF5.2mm F2.8 L
- SKU:5564C005:交換レンズ:
- SKU:3450C005:交換レンズ:RF85mm F1.2L USM DS
- SKU:3792C005:交換レンズ:RF70-200mm F2.8L IS USM
- SKU:3986C005:交換レンズ:RF600mm F11 IS STM
- SKU:3987C005:交換レンズ:RF800mm F11 IS STM
EOS R1
- 2022年Q3~Q4に登場
- グローバルシャッターの可能性は低い
- EOS R5よりも高解像
- 他社の競合モデルを置き去りにするカメラ
- EOS R3よりも高くなる
- 5400万画素となる?(未知ソース)
- DO超望遠レンズと共に開発発表される可能性あり
EOS R7
- 2022年に間違いなく登場する
- 裏面照射型CMOSセンサー
- 1台以上のカメラに搭載される
- 2800~3200万画素かもしれない
2021年発表の可能性がある
2021年後半- 裏面照射型センサー
- 静止画と動画の両方で訴求力がある
- EOS RPより小さくなるわけではない
- RF-Sレンズの計画はない
- 新型APS-Cセンサー
- 新型APS-Hセンサー
- 2000万画素・3250万画素・4500万画素のプロトタイプが存在する
- DIGIC Xプロセッサ
- デュアルピクセルCMOS AF II
- 4K UHD 60p・Full HD 120p・10Bit内部記録
- 5軸ボディ内手ぶれ補正
エントリー フルサイズEOS R
- EOS RPの上位・下位のモデルがある
- 999ドル以下
ミドル フルサイズEOSR
- 2022年に登場
EOS Kiss M3
2022年Q4
- 24.1MP APS-C CMOSセンサー
- DIGIC X イメージプロセッサー
- UHD 4K30p SD (標準画質) (ノンクロップ)
- UHD 4K30p HQ(高品質)(1.6倍クロップ済み)
- FullHD 120動画撮影
- デュアルピクセルCMOS AF II(瞳・動物検出AF付き)
- Wi-FiおよびBluetooth、Webカメラ機能
- 拡張ISO 51200、10fps撮影。
その他噂
- 新しいメニューシステムが開発中
- EOS R8
・Vlogger向けAPS-C - EOS R9
・エントリーAPS-C - EOS R5の高解像タイプ
・登場する可能性が高い
・EOS R5の2倍の解像度
・9000万画素
・R5より高解像なファインダー
・登場時期は不明 - RFマウントのシネマEOS?
・EOS C50
・EOS C90
レンズ
- TS-R 14mm F4L
・2021年後半
・高画素モデルと共に登場 - TS-R 24mm F3.5L
・2021年後半
・高画素モデルと共に登場 - RF10-24mm F4 L USM
- RF18-45mm f/4-5.6 IS STM
・もともと2021年第一四半期で発表される予定だったが延期 - RF24mm f/1.8 IS STM Macro
・コンパクトな広角マクロは第4四半期に登場予定だった
・計画は2022年まで延期された - RF35mm F1.2 L USM
・2021年Q4 - RF135mm F1.4 L USM
- RF300mm F2.8
・2022年 - RF400mm F4 DO IS USM
・2022年 - RF500mm F4 L IS USM
・2022年
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