2019年10月31日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。
- 【公開番号】特開2019-191307(P2019-191307A)
- 【公開日】2019年10月31日
- 【発明の名称】ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
- 【出願日】2018年4月23日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】 全系が小型で、大口径比、広画角で全ズーム範囲にわたり良好なる光学性能を有するズームレンズを得ること。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 14.42-27.16 14.42-27.16 14.20-27.16 F値 2.06 2.06 2.28 半画角 56.32-38.54 56.32-38.54 56.72-38.54 像高 21.64 21.64 21.64 全長 164.32-146.47 168.64-156.10 142.27-131.64 BF 16.13 16.32 13.76 実施例4 実施例5 実施例6 焦点距離 14.20-27.16 17.08-35.50 F値 2.88 2.88 半画角 56.72-38.54 54.72-32.09 像高 21.64 21.64 全長 158.77-138.47 149.84-138.29 BF 13.47 14.04-25.28
先行してアメリカで公開した特許出願と同じ内容となっています。
既に様々なフルサイズミラーレス用広角ズームレンズの特許出願をしているキヤノンですが、今回は既存の「RF28-70mm F2L USM」と繋がりの良い実施例が登場している模様。超広角レンズでF2と非常に明るいズームレンズとなっています。シグマが一眼レフ用「24-35mm F2 DG HSM」をリリースしていますが、超広角をカバーしたズームレンズは現時点で存在していません。
ミラーレス用らしく、バックフォーカスは実用ギリギリまで短くしていますね。ズーミングによる変動が無いので気密性の高いレンズとなるかもしれません。前玉はズーミングで前後しますが、タムロン「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2」のように外装の全長内で動作するはず。
全長は「RF28-70mm F2L USM」を想定した実施例と似ていますが、縮長は14-28mm F2のほうが僅かに長くなっています。登場するとしたら価格も質量も重量級のレンズとなりそうですねえ。
参考:ここ最近のキヤノンRFマウントに関する広角レンズの特許出願
- RF10-24mm F4Lと思われるキヤノンの特許出願
- キヤノン 射影方式を変化させることが出来る超広角レンズと思われる特許出願
- キヤノンのフルサイズミラーレス用と思われる17-70mm F3.5-5.6の特許出願
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