シグマ 23mm F1.4 DC DNは中央の性能が特に際立っている

ePHOTOzineが「23mm F1.4 DC DN」のレビューを公開。手ごろな価格で小型軽量ながら、特に中央の解像性能が際立っていると評価。強くおススメできるレンズとのこと。

ePHOTOzine：Sigma AF 23mm f/1.4 DC DN Contemporary Fujifilm X Mount Lens Review

外観：花形レンズフードが付属。

構造：金属マウントにゴム製シール。

携帯性：非常にコンパクト。重量は368g。

操作性：フォーカスリングが唯一のコントロール。絞りリングはない。

AF：高速かつ正確で静かに動作。

マクロ：0.25m、1:7:3と便利だが、マクロレンズには程遠い。

手ぶれ補正：記載なし。

解像性能：中央はF1.4からF5.6までOutstanding。端はF1.4からF8までVery good。

像面湾曲：記載なし。

ボケ：滑らかで心地よい描写。

軸上色収差：実質ゼロ。

倍率色収差：多少の色滲みが見られる。

球面収差：記載なし。

歪曲収差：+0.24％の糸巻き型。とても満足のいく結果。

周辺減光：控えめ。

コマ収差：記載なし。

逆光耐性：十分よく抑えられている。

光条：記載なし。

作例集：高解像データあり。

総評：特に中央の性能が際立っている。富士フイルムXマウント用のレンズとして優れた選択肢。強くおススメできる。

競合について：競合モデルと比べて手ごろな価格。

備考：

とのこと。
2023年4月21日発売のシグマ製APS-Cミラーレス用レンズ。同シリーズ（DC DN）の単焦点レンズとしては2018年に登場した「56mm F1.4 DC DN」から5年ぶりとなる新作。フルサイズ判換算で35mmと使い勝手の良い画角でF1.4の大口径に対応、絞りリングやコントロールポイントのないシンプルなデザインですが、そのぶん手ごろな価格を実現しています。同クラスの競合レンズは数多いものの、光学性能と価格設定のバランス、そしてシグマブランドを考慮すると魅力的なレンズですね。

ePHOTOzineのレビューを見ると、中央から隅にかけて均質性は低めですが、特に中央が際立った解像性能となっているようです。ただし、絞りリングやスイッチ類がなく、外装も部分的にプラスチックパーツを使用しているので、質感や機能には妥協が必要かもしれません。

Xマウントには「XF23mmF1.4 R LM WR」が最上級の選択肢になると思われますが、シグマとの価格差が2倍近く、コストパフォーマンスを考慮するとシグマも要検討。防塵防滴やリニア駆動のAF、絞りリングなどを考慮すると富士フイルムと言ったところ。

色収差はPCmagなどでも指摘されている軸上色収差について言及していないものの、倍率色収差とり思われる色づきについて指摘。気になる人はユーザー投稿やレビューサイトの作例で確認しておいたほうが良いかもしれません。また、歪曲収差や周辺減光は良好となっていますが、他のレビューを確認する限りでは、おそらくカメラ側の補正が適用された状態と思われます。（周辺減光は補正時にノイズの原因となる可能性がある）

シグマ 23mm F1.4 DC DN | Contemporary 最新情報まとめ

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23mm F1.4 DC DN Fuji X
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23mm F1.4 DC DN Leica L
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レンズの仕様

レンズの仕様
発売日	2023年4月21日	希望小売価格	71,500円
マウント	X / E / L	最短撮影距離	0.25m
フォーマット	APS-C	最大撮影倍率	1:7.3
焦点距離	23mm	フィルター径	52mm
レンズ構成	10群13枚	手ぶれ補正	-
開放絞り	F1.4	テレコン	-
最小絞り	F16	コーティング	SMC
絞り羽根	9枚
サイズ・重量など
サイズ	φ65.8×76.9mm	防塵防滴	簡易
重量	340g	AF	STM
その他	-
付属品
レンズフード