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Mobile01がシグマのフルサイズミラーレス用交換レンズ「35mm F1.2 DG DN | Art」のレビューを掲載しています。
Sigma 35mm f/1.2 DG DN Art 鏡頭評測|更勝原廠鏡的極致之作!
- レンズフード上部はプラスチックだが、下部はゴムのような素材を使用している。脱着時のグリップは良好だが、小ゴミが付きやすくなっている。そして長期的な使用でゴムが劣化しないかが心配だ。
- 12群17枚のレンズ構成で前面にはフッ素コーティングが施されている。特殊レンズは3枚のSLDレンズ、3枚の非球面レンズを使用。
- ここ最近のソニー純正レンズと同様、絞り羽根は11枚と多い。小絞り時の玉ボケ形状にいい影響を及ぼすはずだ。
- レンズ外装は触った限り大部分が金属製である。質感はとても良好だが、重量が1,000gを超える理由のようだ。
- 絞りリングは1/3ステップでF1.2からF16まで調整可能だ。デクリック機構を備えているので動画撮影にも適している。
- α7R IIIと組み合わせた時の総重量は1747gだ。片手で撮影するのは難しい。サイズ感は24-70mm F2.8とほぼ同じだ。
- リングタイプの大型HSMはレスポンスが良く、静かに動作する。ただし、静かな環境では動作音が僅かに聞こえる。AF-Sでたまにミスショットや動作不良があるのは残念だが、AF-Cで同様の問題は無かった。
- 歪曲収差は顕著な樽型となる。デジタル補正後に問題は見られない。
- 4200万画素のα7R IIIと組み合わせてもF1.2から非常にシャープな描写だ。絞り開放から隅までとてもしっかりとしているが、周辺減光の影響は避けられない。
F2まで絞ると減光を抑えることが出来る。 - 絞り開放時に色収差が僅かに発生するものの、F2.8まで絞るとほぼ完全に抑えることができる。キヤノンのRF F1.2レンズと使い比べると、シグマのコストパフォーマンスは本当に魅力的だ。
- 逆光耐性は良好だ。
- 周辺減光は開放で目立つがF2.8まで絞ると解消する。
- 玉ボケの口径食は絞り開放で目立つものの、F2.2付近まで絞るとほぼ解消する。
ソニーのF1.4やF1.8レンズよりも被写界深度が浅く、ボケを大きくできる超大口径レンズだ。F1.2と大口径ながら諸収差を良好に補正、歪曲収差もレンズ補正で補完可能である。
AF-S時のレスポンスや精度が少し残念と感じるので、ポートレート時は瞳AF+AF-Cを使うのがおススメだ。1点のAF-Sを使う場合は何回かAFを動作させることになるだろう。
とのこと。
4200万画素の高解像モデルでも絞り開放から実用的な画質を維持しているのは凄いですね。作例を確認するとF1.2で残存収差が僅かに発生しているものの、少し絞ると急速に改善する模様。
オートフォーカスはライブビューと相性の良いステッピングモーターやリニアモーターでは無く、馬力のあるリングタイプUSMを使用しています。AF-S時の精度が少し悪いのはこのためなのか、それともカメラの相性が問題となっているのか気になるところですね。どちらにせよ、AF-Cでは特に問題とならないようです。
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