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七工匠7Artisans 50mm F1.05はコストパフォーマンス抜群の超大口径レンズ

Digital Camera Worldが七工匠「7Artisans 50mm F1.05」のレビューを公開。手ごろな価格のコンパクトサイズなF1.05レンズですが、良好な解像性能・色収差補正で、素敵ボケを兼ね備えていると高く評価しています。

Digital Camera World:7Artisans 50mm f/1.05 review

レンズの紹介:

  • 手ごろな価格のフルサイズミラーレス用超大口径レンズだ。
  • 主要なミラーレスシステム全てに対応している。

ビルドクオリティ:

  • フルマニュアルレンズであり、電子接点にも対応していない。
  • 7群10枚のレンズ構成中に2枚のULDレンズを使用している。
  • 絞り羽根は13枚の円形絞りを採用している。
  • 金属製の外装・レンズマウントは頑丈でしっかりとした作りだ。
  • レンズは防塵防滴に対応していない。

携帯性:

  • F1.05と大口径レンズだが、Z 50mm F1.8 Sよりも少し小さい。フィルターサイズも58mmだ。

操作性:

  • フォーカスリングの操作で自動アシストは利用できない。
  • フォーカスリングは滑らかに回転する。ピント距離表示はmとftが記載され、被写界深度表示はF2.8-F4-F8-F11-F16を利用可能だ。
  • 無段階式の絞りリングは動画撮影に適しているが、静止画では「F4」から「F16」の表示が見づらく感じるかもしれない。

オートフォーカス:

  • 記載なし。

マニュアルフォーカス:

  • 記載なし。

手ぶれ補正:

  • ボディ側の補正を利用できるが、電子接点が無いので、焦点距離は手動で入力する必要がある。

解像性能:

  • このような大口径レンズの絞り開放としては良く持ちこたえているように見える。F2まで絞ると見事なシャープネスだ。
  • F1.05からF1.4ではシャープネスが低下するものの、F2.8からF11はフレーム全体で画質の向上が見られる。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • ボケは本当に優れている。ピント面からボケへの移行は滑らかで自然な描写だ。
  • 13枚の絞り羽根により玉ボケを良く維持している。

色収差:

  • F1.05で撮影した場合も軸上色収差は極僅かだ。このような大口径レンズとしては良好な補正状態だ。
  • 倍率色収差はフレーム端で極僅かに発生する。

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • わずかな樽型歪曲だ。

周辺減光:

  • 記載なし。

コマ収差:

  • 記載なし。

逆光耐性:

  • 記載なし。

総評

超大口径の7Artisans 50mm F1.05は、見事なシャープネスと贅沢なほど滑らかなボケを兼ね備えている。画質に関して、このクラスのレンズとしては完璧だ。加えて、倍率色収差および軸上色収差が無視できるほど小さく、樽型歪曲もごくわずかだ。
このレンズはAF非対応で電子接点も内蔵していない。このため、フォーカスと絞りはマニュアルで調整する必要がある。それでも、このような大口径レンズとしては驚くほど小型軽量で、強固なレンズの作りと洗練された操作性を備え、傑出したコストパフォーマンスを実現している。

  • 長所
    ・F1.05
    ・13枚羽根
    ・無段階絞りリング
  • 短所
    ・電子接点なし
    ・フードが付属していない
    ・防塵防滴非対応

とのこと。
国内でも5万円台で手に入る、手ごろな価格の超大口径レンズですね。絞り開放はソフトな描写ですが、少し絞ればシャープな結果を期待できる模様。低照度での「ハイスピードレンズ」として使いたい場合はソフトな描写がデメリットとなるかもしれませんが、F1.05の大きなボケに期待している場合は面白い選択肢となることでしょう。作例を見る限りボケは綺麗で、色収差も良く抑えられているように見えます。

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