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キヤノン「EOS R5」は5シリーズのあるべき姿を体現したミラーレス

Dustin Abbottがキヤノン「EOS R5」のレビューを公開。EOS 5Ds RのISO 6400よりEOS R5のISO51200のほうが良好画質と評価。抜群のAFシステムや「5」シリーズらしいエルゴノミクスも好印象となった模様。

最も汎用性の高いキヤノン製カメラ

Dustin Abbott:Canon EOS R5 Review

外観・操作性

  • EOS R5のスペックシートは本当に印象的だ。
    ・4500万画素フルサイズCMOSセンサー
    ・DIGIC Xプロセッサ
    ・5940ポジションのDPCMOS AF II
    ・ISO100-51200(拡張:50-102400)
    ・5軸8段分のボディ内手ぶれ補正
    ・8K DCI/UHD ~30p
    ・4K DCI/UHD ~120p
    ・0.5型 OLEDファインダー
    ・CFexpress B+SDXC UHS-IIカードスロット
    ・3.15型 210万ドットバリアングルモニタ
    ・12コマ秒のメカニカルシャッター連写
    ・20コマ秒の電子シャッター連写
    ・5GHz Wi-FiおよびBluetooth 4.2・USB-C 3.1・HDMI
  • 競合から突出してクラスリーダーとなった分野は数多い。動画セクションのオーバーヒート問題を除けば、十分に実用化されたテクノロジーを搭載した成熟したミラーレスカメラである。
  • バッテリーやメモリーカードを搭載した時点で重量は738gだ。競合する多くのミラーレスカメラより間違いなく重い。ただし、これは「5」シリーズのカメラであり、これは喜ばしいことだ。カメラ・グリップは多くのミラーレスより私の手にフィットする。
  • ボディサイズはEOS Rよりも僅かに大きいが、その差はとても小さい。
  • ボディサイズは大きく重いが、プログレードの大きく重いレンズとバランスを取る場合にはメリットとなる。
  • オリジナルの「EOS R」は間違いなくエルゴノミクスに基づいた最高のデザインだったが、「タッチM-Fnバー」と呼ばれる革新的な操作性のファンにはなれなかった。
    キヤノンはこの問題を避け、R5では通常のAFジョイスティックに切り替わっている。
  • 背面にホイールダイヤルが加わり、3つのコマンドダイヤルとレンズ側のコントロールリングで多くの物理操作が可能となっている。
  • ボディ上面のコントロールレイアウトはEOS Rのデザインを継承している。
  • ボディ正面はいくらか改善されている。5シリーズでお馴染みのプレビューボタンが追加され、様々な機能にカスタマイズすることが出来る。さらにカメラ左下にはリモートレリーズ用のポートを搭載している。
  • レリーズポートが正面に移動したことで、側面に余裕が生まれ、フラッシュ用のシンクロ接点用ポートを追加することが出来た。これはEOS Rに無かったものだ。
  • EOS Rと同じく、USB経由での充電に対応している。ただし、やはりUSB-PD対応製品でなければならない。このため電源は選ぶ必要がある。
  • メモリーカードスロットはCFexpress BとSDXC UHS-IIのデュアルカードスロットとなった。CFexpress Bは私にとって新しいフォーマットのメモリーカードであり、手元にカードリーダーが無かったため、カメラからUSB接続でファイルを転送する必要があった。ただ、この場合はサイズが大きい動画ファイルがパソコンで認識できなかった。
  • 競合他社と比べて優れているポイントは、バリアングル式タッチパネルを搭載している点だ。優れた解像度と高い応答性を備え、優れたパフォーマンスを発揮する。
  • ファインダーも素晴らしく、私のお気に入りポイントだ。高解像・高リフレッシュレートで動き物を追従するのに適している。ただし、リフレッシュレートを高く設定した場合、バッテリーライフが短くなる点には注意が必要である。
  • ボディ内手ぶれ補正の導入は遅かったが、その補正効果は本当に印象的だ。実際に使ってみて、ソニー製ミラーレスより効果的だと直ぐに感じた。特に望遠レンズを使用した際にそう感じる。
  • 150mm F2.8の望遠マクロレンズと組み合わせても約4段分の補正効果を得ることが出来た。難しい組み合わせにも関わらず、このような補正効果を得られるとは驚きだ。
  • ボディ内手ぶれ補正は単焦点で動画撮影する時に恩恵が分かりやすい。

オートフォーカス・連写

  • EOS R5の性能面で最も印象的だったのはオートフォーカスシステムだ。センサー全体をカバする5655ポジションのAF測距点を備え、特定のレンズで-6EVまでの素晴らしい低照度性能を発揮する。
  • フォーカススピードは良いレンズと組み合わせると非常に高速だ。
  • EOS-1D X Mark IIIにも搭載したEOS iTR AF Xを備え、さらに人間と動物の検出が可能となっている。いまやスキルがほとんど無くても簡単に被写体を追従することが可能だ。
  • AF速度は最短0.05秒とフルサイズミラーレスの中ではトップクラスだ。-6EVに対応しているにも関わらず、ハイライト側も20EVまで測距可能だ。理論上、26段分の照明条件に対応していることになる。手持ちの9段分のNDフィルターを装着した状態でも瞬時にフォーカスが可能である。
  • さらにこのカメラは開放F22でもAFを利用可能だ。
  • 裏庭で飛び回る鳥を簡単に撮影することが出来る。おそらく手持ちのα9より優れている。
  • 「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」を組み合わせたところ、過去最高の使い勝手となった。
  • EOS Rが追従AF時の連写速度が非常に遅いことを指摘していたが、EOS R5で同様の問題は発生しない。メカシャッターで簡単に12コマ秒を実現している。
  • 電子シャッターによる連写は非常に静かで、撮影していると気が付かないほどだ。
  • 連写時のバッファはα9 IIと同程度確保されている。ただし、20コマ秒の電子シャッターを利用した場合、α9 IIのほうがより多く連写可能となる。ただし、EOS R5が4500万画素センサーを使用していることを忘れてはならない。
  • アクション撮影には十分な連写速度とバッファ量だ。素早く、瞳を確認し辛く、暗めの犬は難しい被写体だ。最初のテストでは2/3あたりで検出が途切れてしまいがっかりした。しかし、それが「人間優先」の設定だったことに気が付き修正した。
    その結果、追従結果は完璧となった。
  • 追従連写時の精度はメカシャッターが100%、電子シャッターが95%程度と感じた。
  • 瞳AFも良好に動作する。
  • 世界最高のAFシステムの一つと言える。高速かつ正確、柔軟性があり、取れ高を最大化しやすい。さらに連写・バッファ。追従性も最高だ。

動画

  • 最も物議を醸しているのが動画機能だ。
  • これまでキヤノンの動画仕様と言えば、クロップされた4K、不十分なコーデック、解像度が物足りないなど批判が多かった。
  • しかし、R5は全画素読出しやC-Log対応、8K 30や4K 120pにまで対応している。
  • ただ、今回は「オーバーヒート」の問題で「キヤノン論争」が発生した。驚くべきことでは無く、高度な動画機能には発熱が付き物だからだ。特に防塵防滴性を高めたコンパクトボディで発生した熱を逃がすのは至難の業となる。
  • 8K 30pは過熱警告まで20分、4K 120pの場合は15分しか撮影できない。4K 60pでは35分が限界だ。
  • 私は4K 30pでショートクリップの撮影がメインとなるため問題に遭遇したことは無い。
  • 人によっては制限の多い動画仕様と感じるかもしれないが、今のところ私は素晴らしい動画機能と感じている。
  • 動画撮影時のオートフォーカスは静止画同様に優れている。
  • フル画角の4K動画を撮影できるキヤノン製スチルカメラは少ない。
  • 出力されるフッテージは素晴らしい見栄えだ。
  • 動画を副次的な機能として使う大多数のフォトグラファーにとって、幅広い選択肢を備えたR5の動画機能は使って楽しいはずだ。動画がメインとなる人はα7S IIIなどを検討すべきだと思う。

センサー性能

  • キヤノン初の高画素モデル「EOS 5Ds R」は最適な条件下で素晴らしいディテールを得られるカメラだと感じた。しかし、「最適な条件」から外れてしまうと厳しくなる。手ぶれやダイナミックレンジは特に注意が必要だった。
  • ISO6400まではノイズ・彩度・コントラストの低下がほとんど見られない。等倍でチェックすると僅かにノイズが確認できる程度だ。
  • ISO25600まで増感しても変色やバンディングノイズは見られない。ただし、シャドウのノイズは確実に多くなっている。
  • ISO25600のイメージをEOS Rまでリサイズすると、コントラスト・色・ノイズの点で遥かに優れた結果となる。EOS Rのセンサーも過去最高だったことを考慮すると、高解像センサーでこの結果は実に見事である。
  • 解像度が僅かに低いα7R IIIと見比べた場合、全体的な結果をとても似ている。ただし、ソニー機で同じ露出結果を得たい場合は1/3段ほど露出設定を上げる必要があった。
    等倍でチェックすると、ソニーのコントラストや色の再現性は優れているが、ノイズパターンに一貫性が無い。この点でキヤノンはより均質な結果となる。
  • ISO51200まで増感するとノイズがかなり強くなる。それでもEOS 5Ds RのISO6400より優れた画質に見える。これはEOS R5のISO性能が3段ほど優れていることを示唆している。本当に、本当に見事な結果だ。
  • ダイナミックレンジはEOS Rと比べて約半段、EOS 5Ds Rと比べて4段分のアドバンテージがあると言われている。実際にテストしてみると、4段分の露出不足であれば完全に復元できることが分かった。等倍でチェックするとノイズが極僅かに発生している。
    EOS Rで同じ条件で現像すると、シャドウがいくらか変色してしまう。
  • ダイナミックレンジをソニーα7R IIIと見比べると、より良好な再現性を備えていることが分かる。ソニーはシャドウにノイズがほとんど発生していない点で優れている。
  • ハイライトは2段分の露出オーバーまで対応できるが、3段分の場合は白飛びがいくらか発生する。
  • ソニーの高解像センサーにはRAWの低解像オプションが存在せず、6100万画素のRAWデータが扱い辛いことを過去に指摘した。キヤノンはこれまでM-RAW・S-RAWと言った選択肢があったものの、EOS R5ではこれら選択肢が無くなってしまった。
  • その代わりに圧縮RAWである「C-RAW」を利用可能だ。この方式では約40%ほどストレージを節約できる。ソニーの圧縮・非圧縮ほどの画質差は見られない。
  • APS-Cクロップでも1700万画素の解像度を得ることが出来る。
  • 広角レンズ使用時に露出不足となる傾向が悪化している。

動画のオーバーヒート問題はあるものの、多くのユーザーは幅広い動画機能に満足していることだろう。それ以外でこのカメラを批判するポイントはほとんど無い。AFシステムは非常に強力で簡単に動く被写体を撮影できる。さらに強力なダイナミックレンジと美しい色再現で補強されている。ボディ内手ぶれ補正はうまく機能し、エルゴノミクスは優れている。
3999ドルの価格設定は確かに安く無いが、許容範囲内だと思う。

キヤノンがこれまで投入してきたカメラで最も汎用性の高いカメラであり、多くの点で「5」シリーズのあるべき姿を体現している。パワフルで汎用性が高く、そして堅牢なカメラだ。これで素晴らしいRFレンズがもう少し安ければ……。

長所:キヤノン史上最高に多機能なカメラ・優れたエルゴノミクス・最高のボディ内手ぶれ補正・素晴らしいAFシステム・検出AF・素晴らしいファインダー体験・高解像で高応答性のバリアングルモニタ・良好なバッファ・多機能な動画仕様・優れたISO性能とDR

短所:一部動画モードでの発熱・ボディが重い・充電はUSB-PD対応・露出不足となる場合がある・RFレンズが大きく高価な傾向あり

とのこと。
操作性・画質・AF・連写性能などなど、全方位で優れた評価となったみたいですね。動画撮影時の発熱のみ問題と指摘していますが、Dustin Abbott氏の使い方では支障がない模様。
EOS 5Ds Rと似たような解像性能を発揮しつつ、3段分もノイズ性能に差があるのは凄いですね。ダイナミックレンジもかなり良さそう。従来のキヤノンセンサーで悩みの種となっていたカテゴリですが、晴れてソニー・ニコンの競合クラスに追いついたと言ったところでしょうか。今後のさらなる進化に期待したいところ。
Photons to Photosなどのテスト結果で電子シャッター時にダイナミックレンジが狭くなっている点には注意が必要。おそらくローリングシャッターの幕速を向上させるため、ダイナミックレンジが犠牲になっているものと思われます。ダイナミックレンジ優先の場合はメカニカルシャッターを使った方が良さそう。
オートフォーカスに関する評価は私も同じ見解です。素早く動く小動物も「レンズ次第」で快適に追従可能です。理想を言えばナノUSM・マルチナノUSM駆動のレンズが最適。ギアSTMや古いUSM駆動の場合はレンズのフォーカス速度がボトルネックと感じてしまうかもしれません。

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