Mobile01がソニー「FE 50mm F2.5 G」「FE 40mm F2.5 G」「FE 24mm F2.8 G」のレビューを公開。どのレンズも良好な解像性能を発揮し、高速AFを実現しているように見えます。ブリージングは少し目立つように見えます。
Mobile01:Sony 定焦三小福評測報告|FE 24mm f/2.8G、FE 40mm f/2.5G、FE 50mm f/2.5G
レンズの紹介:
- 2021年のわずか1/.3の期間でソニーは「FE 35mmF1.4 GM」「α1」「FX3」「FE 50mm F1.2 GM」など多くのイメージング製品を発売した。
- ソニーはさらにコンパクトなGレンズを3つ発表。これらは全て小型軽量なGシリーズのレンズである。
- フィルターサイズは49mmに統一され、サイズは全く同じだ。α7Cと組み合わせて写真撮影をしたり、FX3とスタビライザーの組み合わせに適している。
- 製品のポジションと価格の観点から、これら3つのGレンズが高解像モデル用に作られていないことは明らかだ。今回は2420万画素のα7Cと組み合わせてレビューする。3本のGレンズはビスケットレンズとまではいかないが、これほどコンパクトなGレンズは存在しなかった。
ビルドクオリティ:
- フィルターサイズは全て49mmだが、レンズフードは異なっている。24mmは逆さ付けに対応する円形フードで、40mmと50mmは先細りするフードで逆さ付けに対応していない。しかし、40mmと50mmのフードはコンパクトなので逆さ付け非対応でも問題ない。
- 総金属製の外装を採用している。シグマとよく似ているので、コンシューマーは自身のニーズでレンズを選ぶと良いだろう。
- レンズは防塵防滴仕様だで、マウント周囲はゴムシーリングが施されている。
- レンズは中国製だ。
携帯性:
- 3つのレンズは全てサイズが68×45mmで、重量はそれぞれ162g・173g・174gだ。全てがFE 50mm F1.8よりも小さく軽いレンズに仕上がっている。
- α7Cとの組み合わせが最適だ。
- 何故、3本のレンズを同じサイズにしたのか?答えは簡単だ。スタビライザー使用時にキャリブレーションを完了し、素早くバランスを取ることが出来るからだ。α7Cとの組み合わせで重量は509gだ。手の負担が少なくて済む。
操作性:
- FE 24mm F2.8 Gでセルフィーを撮ることも出来るが、最適な画角はFE 20mm F1.8 Gだ。24mmを使うなら他の人に撮ってもらうと良いだろう。
- 3本とも絞りリングを搭載しており、小絞りF22まで1/3段ごとに動作する。
- AF/MFスイッチを搭載し、さらにフォーカスホールドボタンまで搭載しているのが素晴らしい。
- 絞りリングはクリックを解除することも可能である。これは特に動画撮影時に役に立ち、シグマContemporary Iシリーズに無い機能だ。
オートフォーカス:
- 3本のレンズは全てデュアルリニアモーターを使用している。
- 高速かつ静かに動作する。3本とも同じようなパフォーマンスだ。
- フォーカスブリージングが明らかだ。動画撮影時に影響があると思うが、撮り手のニーズによると思う。静止画メインなら無視してかまわない。
- ブリージングのテストはF22に絞った状態でピントを動かしている。
マニュアルフォーカス:
- 記載なし。
手ぶれ補正:
- 記載なし。
解像性能:
- 中央は3本とも絞り開放から非常にシャープである。F22の小絞りも悪くない結果だ。
- フレーム端の結果も同じである。F16でもハイパフォーマンスな結果となり、F22で少し低下するが僅差である。
像面湾曲:
- 記載なし。
ボケ:
- 記載なし。
色収差:
- 24mmと50mmのみEDレンズを使用している。
- 50mmのみパープルフリンジが出やすいが1段絞ると解消する。
- 倍率色収差は24mmの位置で発生する。
球面収差:
- 記載なし。
歪曲収差:
- 作例のみ(ただし補正オン)
周辺減光:
- 記載なし。
コマ収差:
- 記載なし。
逆光耐性:
- このカテゴリは苦戦している。
- レンズフードを装着した状態でもフレアは発生する。
- 絞り開放から小絞りまでフレアが発生した状態が続く。
- 絞り羽根は全て7枚だ。絞ると14本の光条が発生する。
総評 24mm F2.8 G
歪曲収差補正に優れ(訳注:レンズ補正込みです)、解像度も良好だ。2400万画素のα7Cと組み合わせるのに最適である。小規模な旅行であれば、このレンズと1台のボディで事足りるだろう。24mmの画角はトリミングで柔軟に対応できるのが強みだ。これは40mmや50mmの狭い画角では出来ないことである。Super35使用時は36mm相当の汎用性が高い画角となる。
総評 40mm F2.5 G
次は「FE 40mm F2.5G」だ。 当初は「FE 40mm F2.5G」と「FE 50mm F2.5G」の差は微妙で、背景のボケ味が良い50mmを選んでしまうと考えていた。 しかし、数日間3本のレンズを使ってみると、40mmは室内でぎりぎりの焦点距離となり、接写では歪みを避け、屋外では人物やシーンを撮影しやすい。非常に汎用性のある焦点距離であることが分かった。Super35は60mm相当の画角を持ち、一気に圧縮感が生まれる。
総評 50mm F2.5 G
最後は「FE 50mm F2.5G」だ。ポートレート撮影が主なニーズであれば、間違いなくこのレンズが第一候補だ。なぜなら、3本のレンズの中で焦点距離が最も長く、開放F値が40mmと同じF2.5なので、背景のボケが自然と一番大きくなるからだ。さらに、50mmの焦点距離は、人物を撮影する際に40mmよりも圧縮効果をもたらすことができる。ただし、開放F値がF2.5なので、上半身以上の近距離で撮影すると効果的だ。特に背景をぼかした方が良いストリート撮影には向いていると思う。
とのこと。
一度に3本のレンズをテストしたためか、一つ一つのレビューが物足りないと感じるかもしれません。しかし、同じシチュエーションでテストしているので、解像性能や収差補正、逆光耐性を比較する際には参考になると思います。
どのレンズも良好な解像性能と収差補正を実現しているように見えますが、他のレビューサイトでは歪曲収差がデジタル補正任せと指摘されているので注意が必要です。逆光耐性はMobile01の作例を見る限りだとあまり良くありません。他のサイトでは評価が高い場合もあるので、実写作例をよく確認したいところ。
AFは3本とも同程度の快適なAF速度を実現しているように見えます。どのレンズもフォーカスブリージングが目立つので、動画撮影時は気を付けたほうが良さそう。
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