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オリンパス M.ZUIKO ED 17mm F1.2 PROは広角レンズとしては非常に綺麗なボケ描写【海外の評価】

Optical Limitsがオリンパスの交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO」のレビューを掲載しています。

Olympus M.Zuiko 17mm f/1.2 PRO - Review / Test Report

  • 外観と質感は45mm F1.2 PROとほとんど区別できない。これは良いことであり、ビルドクオリティは優れていると言える。
  • オートフォーカスは非常に高速で静か、そして正確だ。
  • マニュアルフォーカス操作はフォーカスリングをスライドしてAFから切り替える。この際にピント位置が変動してしまうので、個人的にこの機構は好みでは無い。
  • 歪曲収差は光学的に見るとそれなりに大きな樽型歪曲だ。ただし、大きすぎると言うほどでは無い。加えて自動的に補正されるので心配することは無い。
  • 歪曲収差と同じく周辺減光も光学的に見ると影響が大きい。絞り開放で目立つが、F2まで絞るとかなり改善し、F2.8以降はほとんど目に付かない。自動補正を適用すると絞り開放から目に付かない程度だ。
  • 解像性能は45mm F1.2 PROと同等では無い。中央はF1.2から非常にシャープだが、四隅や周辺は良好から非常に良好止まりだ。絞ると中央はさらに向上するが、四隅の改善幅は僅かだ。
  • 像面湾曲の影響は小さい。偏心の影響は僅かで良好な状態だ。
  • 倍率色収差は平均0.4ピクセルまで抑えている。
  • 玉ボケはとても滑らかだ。しかし、四隅に向かって口径食の影響が見られる。これを解消するにはF2.8まで絞る必要がある。
  • 前後のボケも非常に滑らかだ。
  • シグマ「16mm F1.4 DC DN」はこのレンズほど滑らかなボケでは無いが、画質はほぼ同等だ。

M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO」ほど傑出したパフォーマンスでは無いが、無価値なレンズでは決してない。解像特性は中央と周辺における一貫性が不足しているものの、全体的にとても良好なパフォーマンスだ。歪曲収差や周辺減光は自動補正が役に立つ。

ハイライトはボケ描写だ。とても滑らかであり、特に広角レンズとしては見事な描写だ。ただし、ボケがあまり大きくならない点には留意すべきだろう。フルサイズで言えば「34mm F2.4」に相当する被写界深度である。

高価なレンズであり、明るさとボケ描写の優先順序が高ければ最良の選択肢となるだろう。シャープネスを重視するのであれば、より手頃な価格の選択肢が存在する。

Optical Limits:Olympus M.Zuiko 17mm f/1.2 PRO - Review / Test Report

とのこと。
レビューサイトによって解像性能の評価にムラがあるものの、中央解像が抜群のパフォーマンスを示しているのはOptical Limitsも同様ですね。そして四隅まで開放から良好なパフォーマンスであることに違いは無いようです。私も以前にこのレンズと「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」と比較してみましています。17mm F1.2 PROを使った際の開放付近における解像性能・ボケはどちらも安定感があり使いやすい描写だと感じました。

とは言え、価格を考慮すると「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」「LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.」「16mm F1.4 DC DN」などのコストパフォーマンスが光ります(ちなみに全て使用経験あり)。
17mm F1.2 PROは飛び抜けて高価なので、「極上のボケ描写」「防塵防滴仕様」「F1.2」あたりを特に重視しないと価格差分の価値を見出すのが難しいのかなと思いました。

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