DPReviewが「LAOWA CF Argus 33mm F0.95」のサンプルイメージを公開

2021年8月10日

DPReviewがVenusOptics「LAOWA CF Argus 33mm F0.95」のサンプルイメージを公開。MFレンズとしては少し高価ですが、まずまず良好な解像性能と色収差補正、ボケ質などを実現しているように見えます。

DPReview：Venus Laowa 'Argus' 33mm F0.95 CF APO sample gallery

Venus Optics 「Laowa 'Argus' 33mm F0.95 CF APO」は、APS-Cミラーレス用の超大口径MFレンズだ。ソニーE、キヤノンRF、富士フイルムX、ニコンZの各マウントカメラに対応している。

我々は富士フイルムXマウント版を試してみた。このレンズは重く（590g）、電子接点が無くMFアシストがないため、静止画撮影では少し扱いにくいと感じた。しかし、大部分の写真でピントを合わせるのに十分であることが分かった。

さらに重要なのは、この重厚なガラスと金属の塊が、絞り開放でも美しい画像を生み出していることだ。大口径で手頃な価格の単焦点レンズを探している映像関係者にとって魅力的な選択肢になると思う。さらに、ステップレスの絞りリングは滑らかに回転し、MFリングは良好な減衰性で、フォーカスブリージングもよく抑えられているのも魅力だ。

DPReviewは富士フイルム「X-E4」と組み合わせた作例を39点公開しています。レンズは電子接点に対応していませんが、DPReviewの作例では使用した絞り値を確認できるので参考になるはず。自由作例メインですが、解像性能や色収差、逆光耐性などを確認しやすいカットが揃っています。

実際に作例を確認してみると、絞り開放からまずまず実用的な解像性能（もちろん周辺部は甘めですが）を発揮し、絞れば周辺部まで安定したパフォーマンスを発揮しているように見えます。ボケは少し距離が離れていても綺麗な描写を維持しており、このクラスとしては色収差が少なく使いやすそう。逆光耐性は完璧と言えないものの、目立たないくらいには抑えられているように見えます。光条も綺麗。

国内でも既に販売が開始されており、買い方次第で6万円ちょっとで手に入れることが可能。中国レンズメーカー製のF0.95レンズとしては少し高めですが、7ArtisansやKAMLAN製の大口径レンズと比べるとワンランク上の画質を実現しているように見えます。万人向けのレンズでないのは確かですが、APS-Cユーザーにとって面白い選択肢となりそう。

LAOWA CF Argus 33mm F0.95 交換レンズデータベース

LAOWA CF Argus 33mm F0.95 Canon RF
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LAOWA CF Argus 33mm F0.95 Sony E
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LAOWA CF Argus 33mm F0.95 Fuji X
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LAOWA CF Argus 33mm F0.95 Nikon Z
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