DPReviewがNIKKOR Z 50mm f/1.2 Sのサンプルギャラリーを公開

2022年5月12日

DPReviewがニコン「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」のサンプルギャラリーを公開。今回はZ 9に装着して絞り開放多めのサンプルが多いみたいですね。

DPReview：Nikon Z 50mm F1.2 S sample gallery

ここ数週間、我々はニコンの大口径単焦点レンズがどのように機能するかを確認するため、シアトルとワシントン州でNIKKOR Z 50mm F1.2レンズを使用してきた。シアトルの飛行博物館での撮影を含め、すべての撮影において、このレンズはZ 9に装着されている。

このギャラリーをご覧になればお気づきになると思うが、これらの写真の大半は開放で、あるいはそれに近い状態で撮影されている。

絞り開放付近を多用した47点のサンプルを公開しています。
F1.2とは思えないほど開放からシャープで良好なコントラストのレンズですね。さらに撮影距離が長い場合でも大部分で滑らかな後ボケを実現しているように見えます。周辺部は口径食や色収差などの影響で少し騒がしく見える場合もありますが、多くの標準レンズよりも良好。軸上色収差の影響は皆無ではなく、僅かに硬調な前ボケにマゼンダの色が付くと少し目立つかもしれません。と言っても、大きくクロップしなければ問題とはならない程度に抑えられています。F1.2が必要なければ「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」もかなり優秀かなと（解像性能や色収差の補正状態について）。

ポートレートで奥の瞳にピントが合っているサンプルがいくつか見られます。おそらくZ 9の瞳検出アルゴリズムだと思いますが、「50mm F1.2」と被写界深度が浅いこともあり少し違和感を覚える可能性あり。偶然なのか、それなりの頻度で発生するのか気になるところ。

NIKKOR Z 50mm f/1.2 S交換レンズデータベース