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キヤノンEOS R5は静止画 180枚でも条件によってオーバーヒート状態となる

キヤノン「EOS R5」について巷で指摘されている「オーバーヒート」が実はソフト的な要素も絡んでいるのでは?というEOS HDの問題提起を受けて実際にチェックしてみました。結論から言うと、影響があるのは間違いなさそう。

EOS R5のオーバーヒートについておさらい

更新

EOS R5用ファームウェアアップデート「Ver1.1.0」が公開されています。
これを適用することで多少の改善が見られます。

現在キヤノンが公開している動画連続撮影時間のタイムチャートは以下の通り。

EOS R5は、フルサイズかつ高ビットレート出力が可能なセンサーを使用しており、オートフォーカスをしながらの高解像度及び高フレームレートの動画機能を実現しております。そのため、動画撮影中に記録時間を制限する熱を発生することがありますが、CMOSセンサー及びキーデバイスを保護するため、ボディ内部の温度が上昇した場合には、動画記録を停止し、カメラをシャットダウンする仕様になっています。

記録画質 記録モード 連続撮影可能時間※1
8K30p 8K30p 最大約20分
8K30p RAW 最大約20分
4K120p 4K120p 最大約15分 ※2
4K60p 4K60p クロップ無 最大約35分
4K60p クロップ 高画質(5.1Kオーバーサンプリング) 最大約25分
4K30p 4K30p クロップ無 熱による制限なし
4K30p クロップ無 高画質(8Kオーバーサンプリング) 最大約30分
4K30p クロップ 高画質(5.1Kオーバーサンプリング) 熱による制限なし

※1
連続撮影可能時間。(23℃環境、コールドスタートからの開始)
撮影前にLV待機をしていた場合、環境温度が高い場合、撮影可能時間が更に短くなることがあります。29分59秒を超える連続記録は一旦録画が停止されますのですぐに再開した場合の時間を表記しています。

※2
ハイフレームレート動画では7分30秒で一旦録画が停止されます。すぐに再開した場合の時間を表記しています。

そして電源オフによる冷却時間は以下の通り

待機時間による撮影可能時間のイメージ

カメラの電源OFF後の待機時間(カメラ内の温度低下のための時間)によって、次回の撮影可能時間が異なります。

・8K 30P 待機時間10分→撮影可能時間3分

・8K 30P 待機時間20分→撮影可能時間8分

・4K 60P 待機時間10分→撮影可能時間10分

熱により録画が中断した際や、撮影が一旦完了し再度撮影を待っている場合、カメラの電源をOFFにして熱を逃がすことをおすすめします。

発熱の大きいモードでは、熱により中断した場合、カメラを放置した時間に対して撮れる時間の方が短くなることがありますのでご注意ください。

待機時間、撮影可能時間は23°環境、コールドスタートからの開始時です。

対策として本製品では下記の熱対策を行っております。

・マグネシウム合金をボディーに採用することで内部部品から放熱

・CMOSセンサーやDIGICXプロセッサーのパワーマネージメントの最適化による省電

・待機時の発熱を抑える「温度上昇緩和機能」を搭載

以上が公式で公開しているオーバーヒート制限とクーリングタイムです。
4500万画素のイメージセンサーからフル画角の8K動画や4K 60pは制限が強いみたいですね。高画素機による高解像動画やフレームレートの高い4K動画はセンサーへの負荷が高いのかもしれませんね。事実、競合他社の高画素モデルも「4K 30p 全画素読出し」や「4K 60p」モードは撮影時間に制限があったり、Super35mm領域までクロップされたりします。高解像の動画撮影時に発生するオーバーヒート問題はEOS R5に限った話では無いことを念頭に入れておきましょう。
この問題を解決する手っ取り早い方法は「LUMIX S1H」のようにボディ内に能動的な冷却機構を備えること(S1Hはファン搭載)。このような機能を持たないカメラは熱伝導を利用した自然放熱に依存するしかありません。シグマ「fp」はボディに対してかなり大きなヒートシンクを搭載していますね。

ただし、問題は物理的な発熱だけでは無い模様。DPReviewがテストしたところによると、メニュー画面の操作などでも連続撮影時間が減少し、撮影できなくなる状況もあったようです。そして、EOS HDは内部タイマーが作用して撮影時間を抑えているのでは無いかと推測しています。さらに冷蔵庫に入れて実証テストしたところ、やはりオーバーヒートでシャットダウンしてしまったそうです。動画撮影を一度も利用することなく、1時間60枚程度の静止画撮影でも8K動画の利用制限(それも冷蔵庫の中で)。
これは確かに不思議、という事で、自前の環境でテストしてみました。

テスト環境

撮影数 8K 30p 残量
30コマ 15分
60コマ 10分
約140コマ 5分
約180コマ 0分
備考 60コマ後に8K 30p待機状態で10分維持
140コマ付近で寝落ち(10分ほど居眠り)

メモ

  • 4畳半の物置部屋でテスト
  • エアコンで室温を23℃に設定(部屋が狭いので効果てきめん)
  • さらに扇風機でカメラに直接冷風を当てる
  • EOS R5を三脚に固定
  • ISO 100 F8 固定
  • インターバル撮影 1分間隔で1枚
  • EOS R5の後ろにE-M1 Mark IIIを固定して1秒ごとのタイムラプス撮影で動作をチェック
  • 撮影中以外はモニター消灯状態
  • 温度抑制機能 オン(ただし静止画モードでテストするためこの機能が活きているのか不明)

テスト結果

結論から言うと、確かに静止画撮影(1分間に30コマ)だけで高画質の動画撮影時間が減ってゆきます。
EOS HDのテストほど極端にガリガリ削れてしまう印象はありませんが、60分で5分低下、90分を過ぎたところでさらに5分低下しました。最終的に1分間隔のインターバル撮影を180枚ほど撮ったところで8K 30pや4K 60pの撮影時間が0分となり、温度警告も点灯しました。ボディは十分に冷えており、モニタ裏側(センサーやプロセッサに最も近い場所)も十分冷えており、熱は全く感じません。EOS R5がマグネシウム合金ボディであることを考えると十分冷えた状態なのでは無いかなと。

EOS HDのように60分60コマの撮影でシャットダウンしてしまうのは何か他に理由がありそう。(WiFi接続か、温度抑制機能オフか、LVのリフレッシュレートか…それとも何か他に原因があるのか…。)

ちなみに途中から(バッテリーとシャッターの摩耗が馬鹿らしくなってきたので)USB給電+電子シャッターに切り替えていますが、オーバーヒートまでの時間とは関係なさそう。(後日、最初からUSB給電+電子シャッターでテストしましたが、同じような結果となることを確認しています。)

テスト結果を受けて

静止画がどれほど影響を及ぼすのか、まだ未知数な部分が多い、というのが正直なところ。そして、仮にソフト的な作用があったとして、意図的に組み込まれたもの(熱保護・棲み分けなど)なのか、単なるファームウェアのバグか調整不足なのか不明。

少なくとも非常に涼しい環境(個人的には少し寒いくらい)で毎分1コマのインターバル撮影でも影響を及ぼすのは確か。これで発熱しているとは思えず、確かにタイマーのようなものが作用し、過熱制限しているのでは無いかと感じます。
では、これが心配するほどのものかと言うと、おそらく大部分の静止画ユーザーには関係の無いことであり、大きな問題とする必要な無いと思います。当然、これを理由にEOS R5を無理やり低評価とするのもお門違い。スチル機としてみれば非常に高性能なカメラに違いはなく、特に高画素モデルとしてはこの上ない使い勝手のカメラだと感じます。(主にAFシステム・連写性能・バッファクリア)静止画でオーバーヒートすることが無いのは、ここ最近の真夏日における撮影で実感しています。

心配・注意すべきは動画目的でEOS R5を買う人。連続撮影制限がネックとなり、静止画撮影を絡めつつ動画撮影を利用すると、想定外の制限に出くわす可能性があります。安い買い物では無いので、出来ることなら、一度レンタルして自身のニーズに適うものなのか確認することをおススメします。
開発発表時に「8K 30p」「4K 60p」を大々的に宣伝し、録画制限を後出ししたのはブランディングとしてまずかったはず。最初から連続撮影時間の制限・静止画やメニュー時間の影響を併記しておけば理解した上で購入する人も多かった気がします。

追加テスト

20秒1コマ(前回の3倍速)でテストしたところ、前回と同程度の撮影枚数で8K 30pの持ち時間が減少してゆくことを確認しました。やはり静止画撮影がカウントされているような気がします。

Photo Studio9を運営している中原氏が似たような条件でテストしてくれました。このように影響がない場合もあるので、原因が何なのか今のところ何とも言えません。(更新:90分経過したところで継続時間が低下したようです)
様々な条件でテストするには時間がかかる(撮影時間+冷却時間)ので、追加報告はしばらくお待ちください。

参考情報

購入早見表

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