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RF24mm F1.8 MACRO IS STM 徹底レビューVol.2 遠景解像編

キヤノン「RF24mm F1.8 MACRO IS STM」のレビュー第二弾を公開。今回は恒例の撮影地点からレンズの遠景解像性能をチェックしています。

RF24mm F1.8 MACRO IS STMのレビュー一覧

遠景解像力

テスト環境

  • 撮影日:2022年8月27日 くもり 無風
  • カメラ:EOS R5
  • 三脚:Leofoto LS-365C
  • 雲台:Leofoto G4
  • 露出:絞り優先AE ISO 100 電子先幕
  • RAW:Adobe Lightroom Classic CCで現像
    ・シャープネスオフ
    ・レンズ補正オフ
    ・ノイズオフ

テスト結果

フレームの隅から隅までパーフェクトとは言い難いが、大部分はF1.8から非常に良好な解像性能を発揮する。ただし、像高8割くらいから外側では非点収差かコマ収差の影響が目立ち、若干ソフトな印象を受ける。これは絞ることで大きく改善するのでコマ収差の可能性が高い。F5.6前後まで絞ればフレーム隅まで非常に良好な結果を得ることができる。

中央

絞り開放から良好なコントラストと解像度が得られる。絞ると僅かに改善するが、基本的にはF1.8からほとんどピークの性能だ。

周辺

周辺部もF1.8から非常に良好な解像性能が得られる。中央と比べるとコントラストが僅かに低いものの、F2.8まで絞ることで改善する。F4前後まで絞れば細部までパンチの効いたコントラストが得られる。

隅は絞り開放付近でコマ収差の影響が目立ち始める。全体像に極端な描写の粗は無いものの、状況によってはコントラストが低下したり、少しソフトな結果となる。絞ることで急速に改善し、F2.8~F4まで絞ると細部のコントラストがしっかりとする。ベストを尽くすのであればF5.6~F8まで絞りたいところだ。

隅の端

フレーム隅の端はさらにコマ収差の影響が強くなり、周辺減光の影響も強いので低照度・低コントラストのソフトな描写となる。F2.8まで絞っても影響は残っているので、カリッとした結果を得たい場合は少なくともF4まで絞りたい。F4以降に大きな改善は見られないが、状況によってはもう少し絞ったほうが良いかもしれない。

像面湾曲

像面湾曲とは?

ピント面が分かりやすいように加工しています。

中央から四隅かけて、ピントが合う撮影距離が異なることを指す。例えば、1mの撮影距離において、中央にピントが合っていたとしてもフレームの端では1mの前後に移動している場合に像面湾曲の影響が考えられる。

最近のレンズで目立つ像面湾曲を残したレンズは少ないものの、近距離では収差が増大して目立つ場合もある。ただし、近距離でフラットな被写体を撮影する機会は少ないと思われ、像面湾曲が残っていたとしても心配する必要は無い。

無限遠でも影響が見られる場合は注意が必要。風景など、パンフォーカスを狙いたい場合に、意図せずピンボケが発生してしまう可能性あり。この収差は改善する方法が無いため、F値を大きくして被写界深度を広げるしか問題の回避手段がない。

参考:Wikipedia 像面湾曲

実写で確認

遠景解像テストの撮影環境で、F1.8の絞り開放設定でピントを中央・隅に合わせてそれぞれ撮影した結果(の隅をクロップしたもの)が以下の作例である。確認しやすいように周辺減光の影響を考慮して露出を補正している。

ご覧のように、ピント位置に関わらず画質は一定水準を維持している。このレンズは(少なくとも重要となる遠景撮影で)像面湾曲の大きな問題がないようだ。

まとめ

絞り開放から隅までシャープな結果を得ることは出来ないが、大部分はとても良好である。小型軽量で光学手ぶれ補正を搭載した24mm F1.8であることを考慮すると立派な性能と言えるだろう。F5.6前後まで絞ると大きく改善し、高画素センサー搭載のEOS R5でも全体的に満足のいく結果を得ることができた。

おそらくコマフレアと思われる隅のコントラスト低下が見られ、フレーム四隅はF1.8で微妙にソフトで甘い描写だ。状況によってはサジタルコマフレアが目に見える形で影響を及ぼすかもしれない(例えば夜景やイルミネーション、天体撮影など)。そのような用途で使うのであれば、最低でも少し絞って撮影した方がいいかもしれない。

購入早見表

RF24mm F1.8 MACRO IS STM
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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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