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銘匠光学 TTArtisan AF 75mm F2 レンズレビューVol.3 遠景解像編

銘匠光学「TTArtisan AF 75mm F2」のレビュー第三弾 遠景解像編を公開。周辺や隅に若干の低下が見られるものの、この価格帯のコンパクトな中望遠レンズとしては良好な結果が得られています。

おことわり

今回は国内代理店より無償提供の「TTArtisan AF 75mm F2」を使用してレビューしています(感謝)。提供にあたりレビュー内容の指示や報酬の受け取りはありません。従来通りのレビューを心がけますが、無意識にバイアスがかかることは否定できません。そのあたりをご理解のうえで以下を読み進めてください。

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簡易的なまとめ

3万円台の75mm F2ながら、目立つ欠点がなく、F2からきちんと使うことができるレンズに仕上がっています。F2からピークの性能とはいかないものの、少なくとも中央はシャープな結果を得ることが可能。周辺や隅もF4まで絞ると中央に近い良好な結果となります。

Despite being a 75mm f/2 lens in the 30,000 yen range, it has no noticeable flaws and is a lens that can be used properly from f/2. Although it doesn't reach its peak performance from f/2, it is possible to get sharp results, at least in the center. If you stop down to f/4, you can get good results in the periphery and corners that are close to the center.

TTArtisan AF 75mm F2のレビュー一覧

遠景解像力

テスト環境

  • 撮影日:2024.9.20
  • カメラ:ILCE-7RM5
  • 三脚:Leofoto LS-365C
  • 雲台:SUNWAYFOTO GH-PRO II
  • 露出:ISO 100 絞り優先モード
  • RAW:Adobe Lightroom Classic CC
    ・シャープネスオフ
    ・ノイズ補正オフ
    ・レンズ補正オフ

テスト結果

近距離解像チャートテストと異なり、絞り開放から全体的に安定した解像性能を発揮。細かく見てみると、隅に向かって若干のコマフレアの影響があり、高輝度の部分では軸上色収差が発生。とはいえ、3万円台の中望遠レンズとしては目立つ欠点が見られず、使い勝手の良い描写。

中央

絞ると若干の改善が見られるものの、F2からピークの状態。

周辺

中央と比べると僅かにソフトでコントラストが低いものの、目立つ画質の乱れはありません。高輝度の領域に色収差のわずかな影響が見られます。F4まで絞るとソフトさがなくなり、中央と同等のシャープな結果が得られます。

四隅

周辺減光の影響を除けば、周辺と同じ傾向。低価格のコンパクトな中望遠レンズとしては良好な結果。F4まで絞ると非常にシャープな結果を得ることが出来ます。

まとめ

3万円台の75mm F2ながら、目立つ欠点がなく、F2からきちんと使うことができるレンズに仕上がっています。F2からピークの性能とはいかないものの、少なくとも中央はシャープな結果を得ることが可能。周辺や隅もF4まで絞ると中央に近い良好な結果となります。

競合する7Artisans AF 85mm F1.8と比べると、周辺や隅の画質がややソフト。とはいえ、絞り開放を使った遠景の撮影を重視しなければ気にする問題ではありません。絞って使う場合は携帯性が良く、シャープでコントラストの高い結果を得ることが可能。

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作例

Flickrにてオリジナルデータを公開

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