このページではタムロン製ミラーレス用交換レンズ「70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)」の情報を収集しています。
最新情報
- 2020-06-02:タムロンがフローティング機構の最適化未処理のレンズについて告知しています。
- 2020-05-30:タムロンが不具合対応のファームウェアアップデートを公開しました。
- 2020-05-19:作例・参考サイトを追加しました。
- 2020-05-12:タムロンが一部カメラのと組み合わせで不具合を告知しています。
- 2020-04-21:Adobe Camera? RAWの対応レンズとなりました。
- 2020-04-07:正式発表されました。発売予定日は2020年5月14日とのこと。
- 2020-03-24:近日中に「70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)」の予約販売が開始されるという噂情報が出回り始めたので専用ページを作成しました。ひとまず現在の情報と競合レンズ・関連レンズとのサイズ比較を掲載。
レンズデータ
レビュー
- Admiring Light
(抄訳記事) - Admiring Light 2
(抄訳記事) - CAMERA LABS
(抄訳記事) - DC.World
(抄訳記事) - Dustin Abbott
(抄訳記事) - KROLOP & GERST
(抄訳記事) - Mobile01
(抄訳記事) - Lesnumeriques
(抄訳記事) - Sony Alpha Blog
(抄訳記事) - フジヤカメラブログ
- 価格コム
レビュー/口コミ
作例
購入早見表
レンズデータ
レンズ仕様
モデル名 | A056 |
---|---|
焦点距離 | 70-180mm |
明るさ | F/2.8 |
画角(対角画角) | 34°21'-13°42' <35mmフルサイズミラーレス一眼カメラ使用時> |
レンズ構成 | 14群19枚 |
最短撮影距離 | AF時 0.85m (ズーム全域)、MF時 0.27m (WIDE) / 0.85m (TELE)* |
最大撮影倍率 | AF時 1:4.6、MF時 1:2 (WIDE) / 1:4.6 (TELE)* |
フィルター径 | Φ67mm |
最大径 | Φ81mm |
長さ** | 149mm |
質量 | 810g |
絞り羽根 | 9枚(円形絞り)*** |
最小絞り | F/22 |
標準付属品 | 花型フード、レンズキャップ |
対応マウント | ソニーEマウント用 |
MTFチャート
レンズ構成図
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サイズ比較
タムロン Di IIIシリーズ
ソニーGMとの比較
海外の評価
Optical Limits
Optical Limits:Tamron 70-180mm f/2.8 Di III VXD - Review / Test Report
レンズの紹介:
- 17-28mm F2.8・28-75mm F2.8と組み合わせて完成する「F2.8ズーム」のうちの一つだ。
- これらは非常に良く似た設計思想を共有しており、他のメーカーよりも遥かに小さく、軽量で、手ごろな価格に仕上がっている。
ビルドクオリティ:
- 大部分の70-200mm F2.8はインナーズーム式だが、このレンズはキヤノンRFと同じく伸びるズームレンズだ。
- タムロンは三脚リングを省略しているが、おそらくこのレンズで三脚を使うことは滅多にないだろう。
- ビルドクオリティは高水準なコンシューマーグレードだ。しっかりと組み立てたれ、コントロールは滑らかに動作する。
- とは言え、過酷な撮影環境に持ちだせるレンズには見えない。簡易防滴構造であり、アマチュアのニーズには十分な強度を備えている。
- 花形レンズフードが付属する。
携帯性:
- 180mmでレンズは伸びるが、70mmでは全長を短くすることが出来る。
- ボディ素材は非常に軽量で、重量はわずか810gである。
- ソニーGMレンズの重量はタムロンの約2倍だ。
操作性:
オートフォーカス:
- VXD駆動のAFは高速だ。
マニュアルフォーカス:
- 電子制御式だが非常に正確に動作する。
- AFでは最短撮影距離が0.85mだが、MFでは1:4.6の撮影倍率までクローズアップが可能だ。
手ぶれ補正:
- 光学手ぶれ補正は非搭載である。
- ボディ側の手ぶれ補正で通常は十分だろう。
解像性能:
- このレンズの強みとなる部分だ。
- 70mmと120mmは絞り開放から優れた中央解像を発揮し、周辺部も非常に良好だ。ピークの性能はF4?F5.6で達成し、四隅も優れた性能となる。
- 180mmでも中央は一級品だが、四隅は「良好」の水準まで低下する。F4?F5.6で改善するが、広角側ほどのパフォーマンスには達しない。
像面湾曲:
- 影響は小さい。
ボケ:
- 玉ボケはきちんとしているが、強みとはならない描写だ。とは言え、ソニーの競合レンズも優れているわけではない。
- 玉ボケの内側はかなり騒がしいが、F5.6まで絞っても円形を維持している。
- 玉ボケは広い領域で円形を維持しているが、四隅では明らかに口径食の影響が見られる。
- 後ボケはとても滑らかだ。
- 前ボケはかなり騒がしい。
色収差:
- 70mmから120mmでほぼ無視できるが、180mmでは増加する。
- 平均値は1?1.3ピクセルのため、とてもコントロールしやすい問題だ。
- 自動補正もしやすく、ロスは無い。
- 軸上色収差は優れた補正状態だ。F2.8でわずかに見られ、F4で解消する。賞賛に値する性能だ。
球面収差:
- 70mmでいくらかフォーカスシフトに気が付いた。AFが大きな絞り値で微調整を試みる原因となっている可能性がある。
歪曲収差:
- 自動補正に強く依存している。
- 70mmでは歪曲がほとんど無い。
- 120mmである程度許容できる1.6%の糸巻き型だ。
- 180mmではこのクラスで最悪となる3%の糸巻き型となる。
- 自動補正を有効にすると、歪曲収差の問題は無くなる。しかし、歪曲収差の補正による画質低下はゼロではない。
周辺減光:
- 大口径望遠ズームの平均よりも僅かに重い。
- 70mm F2.8と120mm F2.8は比較的穏やかだが、180mmでF2.8は2.4EVまで大きく増加する。
- 180mmは補正しなければ大部分のシーンで目に付く光量落ちだ。
コマ収差:
- 記載なし。
逆光耐性:
- 記載なし。
総評
キヤノンにも似たようなレンズはあるが、ソニーEマウントとしては新鮮なアプローチのレンズだ。カメラの自動補正により優れた結果を得ることが出来る。広角域や中間域は全体的にとてもシャープで、望遠側は少なくとも中央が非常に見事な性能だ。像面湾曲も補正されている。倍率色収差はわずかで、軸上色収差は最小限だ。
プラスチック筐体で手ぶれ補正が無ければAF/MFスイッチもない。しかし、レンズは比較的コンパクトで軽量、しかも手ごろな価格設定であるのは素晴らしいことだ。強くおススメできるレンズである。
Admiring Light
Admiring Light:Review: Tamron 70-180mm f/2.8 Di III VXD
- タムロンのレンズビジネスは長い歴史を持ち、数十年前から一眼レフシステムのサードパーティのメジャーなレンズメーカーとしての地位を確立してきた。
それにもかかわらず、タムロンは2年前に「28-75mm F/2.8 Di III RXD」で本格的にソニーEマウントシステムに参入するまで、長年ミラーレスの世界にはほとんど足を踏み入れていなかった。 - 「28-75mm F/2.8 Di III RXD」はヒットし、タムロンはそれ以来、F2.8の超広角ズーム、3つの広角マクロプリム、そして今、F2.8ズームの三位一体を完成させるこのレンズを追加してきた。
外観・操作性
- タムロン70-180mm F2.8を見て最初に気づくのは、フルサイズ用F2.8望遠ズームとしては信じられないほど小さいということだ。 競合するソニー「FE 70-200mm F2.8 GM OSS」は長さ7.9インチ、重さ1,480gである。一段暗い「FE 70-200mm F4 G OSS」Gは7インチの長さで840gである。
- 一方、タムロン70-180mm F2.8はわずか5.9インチの長さと810gの重量である。競合他社のf/4よりも軽くて小さいf/2.8の望遠ズームとは驚きだ。
- タムロン70-180mmがコンパクトである最大の理由は、過去30年の間に多くの大口径望遠ズームが採用してきた「インナーズーム」ではなく、「伸びるズーム」を採用していることにある。
- キヤノンも「RF70-200mm F2.8L IS USM」を伸びるタイプにして小型化を図っているが、これは良い判断だと思う。その結果、驚くほどコンパクトなレンズになっている。このレンズは、ほとんどのカメラバッグに収まりやすく、軽量なので、取り扱いも簡単だ。
- レンズ外装に無駄な装飾は無い。鏡筒の先端には幅広のゴムグリップ式ズームリング、レンズマウントに向かって細いマニュアルフォーカスリングを備えている。他のコントロールはズームロックだけだ。
- ズームリングとフォーカスリングの両方が滑らかに回転し、比較的良い抵抗量を持っている。レンズにはプラスチック製の花型のレンズフードが付属する。
- 他のタムロンFEマウントレンズと同じ67mmのフィルターソケットを持ち、同シリーズで同じフィルターを共有することが可能だ。
- タムロン小型軽量設計は肯定できるものであり、1400gの70-200mm F2.8レンズに戻るのは難しい。このレンズは、多くの人がミラーレスの黎明期に期待していた小型で高品質なレンズである。
オートフォーカス
- タムロンの新フォーカスモーターVXDを搭載している。「VXD」は「Voice-coil eXtreme tourque Drive」の略だ。それはいくらか愚かなネーミングだが、結果は見事だ。
- 多くのサードパーティ製レンズがオートフォーカス速度に苦戦している中、このレンズは非常に速いフォーカシングが可能となっている。
- このレンズは、私が今まで使ってきたどのフォーマットのレンズの中でも最も高速なフォーカシングが期待できるレンズだ。
- 低照度では少し遅くなるが、それでも非常に高速だ。
- しかしAF-Sは、精度が少し低下する。ほとんどの場面で、フォーカスは相変わらずスピード感があり、かなりの精度で合焦している。しかし、私のA7R IVと組み合わせた場合、望遠端付近で無限遠の被写体をAF-Sでフォーカスする際はピント合わせに苦労する。
- 特に小口径でミスフォーカスになりやすい。AF-Cに切り替えるか、拡大した状態で単発AFを使うと、正確なピント合わせができるようになる。
- この問題については、タムロンに連絡して調べてもらっている。手持ちのa6400で撮影した場合、どのフォーカスモードでも問題がない。問題の発生状況はボディに依存しているようだ。
- 一般的な撮影ではAF-Cを使用し、三脚を使った風景撮影では拡大AFで十分だ。
手ぶれ補正
- タムロン70-180mm F2.8は、レンズの光学式手ブレ補正を持たないことによって、その重量とコストを削減している。
- ソニーのボディ内手ぶれ補正システムに依存している。α7R IVのボディ内手ぶれ補正を使用し、180mmで1/40秒前後のシャープな画像を安定して撮影することができた。光学式手ブレ補正機能があればいいのだが、この価格帯で省略されるのは理解できる。
シャープネス
- タムロン70-180mm F2.8は非常にシャープなレンズだ。キヤノンのLシリーズ、ソニーのGMやG、富士フイルム、オリンパス、パナソニックののF2.8望遠ズームを多く使ってきたが、タムロンの70-180mmは、他のメーカーの最高のものと遜色のないシャープな描写が得られる。
- ズーム全域でF2.8から像高80%までシャープネスが際立っている。端や四隅はややシャープさに欠けるが、絞り開放でも非常に良好だ。1?2段絞ることで、端のシャープさも際立ったものになる。
- ピント距離1?10mの範囲では、本当にこの上ない性能だ。無限遠付近では、近距離?中距離よりもわずかにソフトになるが、ディテールはまだ非常に良好だ。
- このレンズは高画素のボディであっても、風景の撮影で完全に利用可能だ。
ボケ
- タムロン70-180mmのボケ質は、このタイプで最高のレンズには及ばないが、概ね良好である。
- ポートレート域でのボケ味は滑らかで、玉ボケはとても均一に描写されており、非常に好感が持てる。
- 中距離域では、ボケ質がやや騒がしくなるが、まだ許容範囲内である。ソニー70-200mm F2.8 GMは、こうした中距離での描写がより滑らかだ。
- 周辺部には機械的なケラレがあり、玉ボケの形状が長方形になってしまうのは、F2.8の望遠ズームに共通した特徴だ。
- れにしても、価格と全体的な品質を考えると、私はこのようなレンズで完全に許容できるボケ味を見られるとは思わなかった。
- タムロンの28-75mm F2.8における平凡なボケ質を明らかに改善している。
色・コントラスト・色収差
- 70-180mm F2.8は、大部分の最新のレンズと同様、絞り値全体で強いコントラストと良好な彩度である。
- ピント位置が近距離でも、球面収差はほとんどない。
- 色味は比較的ニュートラルで、他のタムロン製ズームレンズと相性が良い。
- 色収差は非常に小さく、ごくわずかに倍率色収差が見られるだけだ。実写でほとんど見られず、補正は非常に簡単だ。
- 軸上色収差は極端な状況下で発生することがあるが、実写で画質に影響を与えることはなかった。全体的に色収差に関しては優れた性能を持っている。
歪曲・逆光耐性・周辺減光
- 歪曲収差このレンズにおける弱点の一つだ。70mmで糸巻き型歪曲を示しており、180mmにズームすると悪化する。JPEGで撮影した場合、これらはカメラ内で補正される。
- RAWファイルを使用する場合は、直線的な被写体を撮影する際に気を付ける必要がある。ありがたいことに、LightroomとCapture One Proは、どちらもレンズローンチ時から歪曲の補正が可能だ。
- 逆光耐性は、それなりに良好だ。太陽のようなものを撮影すると、光源の周りにいくつかの紫と緑の色のフレアが発生し、コントラストの損失につながることがある。プラス面では、ゴーストの問題が最小限であり、さらもレンズフードを使用しているときは、フレアに関しては何の問題も発生していない。
- 周辺減光の特性はとても良好だ。F2.8から穏やかで絞ると改善する。減光について何も心配することは無い。
マクロ
- タムロン70-180mm F2.8は、マクロレンズでは無いが、180mmで撮影するときに1:4.6の最大倍率で撮影可能だ。ズームレンジ全域で最短撮影距離が0.85mと非常に立派な性能だ。
- このレンズには、マニュアルフォーカスに切り替えることで有効になるクローズフォーカスモードがある。70mm時のマニュアルフォーカスで、レンズは1:2マクロ倍率で撮影が可能となり、最短撮影距離は0.27mまで対応している。
- 残念ながら、このモードでは光学系の性能がかなり損なわれてしまう。中央部はとてもシャープだが、中央部以外のシャープネスは急激に低下してしまう。
長所:際立って小型軽量なF2.8望遠ズーム・きわめて高速で正確なAF-C・接写時に正確で許容できるフォーカス速度のAF-S・絞り開放からきわめてシャープ・全体的に心地よいボケ・優れた色とコントラスト・色収差が最小限・穏やかな周辺減光・逆光耐性・70mm時にハーフマクロの接写性能
短所:無限遠時のAF-S精度・歪曲収差が目立つので補正必須・競合レンズと比べた際の頑丈さ・逆光時にいくらかコントラストが低下する・マクロモードでは中央のみシャープ
タムロンの決断により、ズームレンジ、絞り、携帯性とビルドクオリティの素晴らしいバランスが実現された。
バッグに詰め込みやすいレンズであり、とても汎用性があり、そして最も重要なのは、光学的に非常に優れていることだ。そのコンパクトで軽量な外装にトップレベルの光学系を詰め込んでいる。さらに非常に高速なオートフォーカスと低価格な値札を追加することで、このレンズは大成功だ。
より高価で、大きく重く、そして光学的に見劣りする純正 F4ズームをおススメする理由は見当たらない。もしF2.8 GMをおススメするとしたら、堅牢性と「純正」である必要性が重要となる場合だけだ。
私は写真生活でこのようなレンズを待ち焦がれていた。プレミアムな光学性能と手ごろな価格が組み合わさった非常にコンパクトなF2.8望遠ズームレンズである。全てのソニーユーザーが最初に検討すべきレンズだ。
Digital Camera World
- ソニー「FE 70-200mm F2.8 GM OSS」は洗練された操作性、インナーズーム、光学手ぶれ補正、防塵防滴仕様、三脚座を備えた大きく頑丈でプレミアムなレンズだ。
その一方、タムロン「70-180mm F/2.8 Di III VXD」はこのクラスの設計思想を大幅に見直した結果、遥かに小さく軽いレンズに仕上がっている。 - このレンズの特徴は間違いなくそのコンパクトな外観だ。大部分の70-200mm F2.8と比べて全長が3/4となり、重量は約半分だ。810gしかないので、軽量なソニーのミラーレスカメラと組み合わせてもバランス良好だ。手持ち撮影時は遥かに快適である。
- このレンズは三脚座が同梱しておらず、取り付けることも出来ない。
- 大部分の70-200mm F2.8はインナーズームレンズだが、このレンズは望遠側へズームすると内筒が伸びる。
- 望遠端が180mmと短いが、違いに気が付くことはほとんど無いだろう。
- 2つのVXD駆動を備えたフォーカスシステムを導入している。これまでタムロンが設計してきた中では最速となるオートフォーカスだ。スポーツや野生動物の撮影に理想的だ。
- 望遠端での最短撮影距離は0.85mと一般的だが、広角端では0.27mまで近寄ることが出来る。その際の撮影倍率は0.5倍だ。ただしマニュアルフォーカス限定となり、オートフォーカス時は利用できない。
- 比較的軽量だが頑丈なレンズだ。防塵防滴仕様で前面にはフッ素コーティングを備えている。
- 伸びるズームレンズだが自重落下の兆候は見られない。
- タムロンの光学手ぶれ補正はとても優れているため、このレンズに手ぶれ補正が搭載されていないのは残念だ。とは言え、最近のソニー製カメラはボディ内手ぶれ補正を搭載している。
- オートフォーカスは超高速だ。
- ズームレンジ全域で絞り開放から優れた中央シャープネスだ。四隅も見事な性能だが、F4以降の絞り値では180mmのシャープネスが少し低下する。
- ボケは柔らかく滑らかだ。
- 逆光耐性はとても優れている。
- レンズサイズとF2.8を考慮すると口径食の影響は最小限に抑えられているように見える。
- 色収差と歪曲収差は良好に補正されている。
- ラボテスト
・ズームレンジ全域で優れた中央シャープネスだ。
・四隅のシャープネスは望遠端で少し低下する。
・広角端から中間域では色収差がほとんど発生しない。望遠端で少し目立つが、ボディ内で補正可能だ。
・70mmで僅かな樽型だが、望遠側で中程度の糸巻き型歪曲となる。
70-200mm F2.8と言えば大きく重く、ミラーレスの小型軽量ボディとは相いれないレンズだ。しかしタムロンは望遠端を180mmに短縮し、いくらか巧妙な設計によりF2.8を維持しながら小型軽量な望遠ズームレンズを実現している。プログレードの外観では無いが、画質とオールラウンドなパフォーマンスに妥協は無い。
価格設定を加味すると、「70-180mm F/2.8 Di III VXD」や「28-75mm F/2.8 Di III RXD」と同じく高く評価できるレンズだ。
長所:目を見張るほど小型軽量・優れたフォーカスシステム・見事な画質
短所:伸びるズーム・光学手ぶれ補正非搭載・接写性能が高いのはMF限定
Digital Camera World:Tamron 70-180mm f/2.8 Di III VXD review
Lesnumeriques
- 「17-28mm F/2.8 Di III RXD」「28-75mm F/2.8 Di III RXD」と組み合わせてF2.8ズームを完成させる大口径望遠レンズだ。このクラスは風景からスポーツまで、あらゆるジャンルのフォトグラファーに人気がある。
- 今のところ70-200mmのF値固定ズームで競合するのは「FE 70-200mm F4 G OSS」「FE 70-200mm F2.8 GM OSS」の2本だけだ。
- 開放F値変動ズームの「FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS」も考慮すべきだろう。
- このレンズは70-200mm F4 Gより少し安い価格設定で販売され、70-200mm F2.8 GMより遥かに低価格だ。望遠端は180mmまでだが、Eマウントユーザーにとって興味深い選択肢だ。
- あらゆる種類のスイッチが省略されている。(AF/MF・OSS・リミッターなど)
- 外装はハイクオリティなプラスチック製だ。同じ価格帯の70-200mm F4は金属製である。
- 簡易防滴仕様は歓迎できる。
- 光学手ぶれ補正の欠如は間違いなく妥協すべきポイントだ。ただし、α7シリーズはボディ内手ぶれ補正を利用することが出来る。
- シャープネス
・4240万画素 α7R IIを使用
・F2.8の絞り開放は僅かにシャープネスが低下するが結果は満足のいくものだ。
・F4まで絞るとピークのパフォーマンスとなる。
・135mmでシャープネスの最高値が得られる。
・180mmの絞り開放で中央と四隅のパフォーマンスに最も差が出る。 - 望遠側に向かって顕著な糸巻き型歪曲が発生する。
- 色収差は望遠側で最も大きくなる。
- 周辺減光は180mmで最も大きくなるが、それでもよく抑えられている。
- ボケはとても満足のいく描写だ。
- オートフォーカスは完全に期待に応えるものだった。レスポンスが良く、ミスショットはほとんど無い。瞳AFは良好に動作する。
待望のサードパーティ製大口径望遠ズームレンズだ。ビルドクオリティは純正に匹敵するものでは無いが、価格以上の画質を備えている。70-200mm F4 Gより良好で、70-200mm F2.8 GMを圧倒するコストパフォーマンスだ。
長所:簡易防滴・正確なAF・小型軽量・ズームレンジ全域でF4から非常に良好な画質・口径食の影響が少ない
短所:プラスチック製・在庫不足・光学手ぶれ補正なし・180mmで大きな歪曲
CAMERA LABS
外観・操作性
- ソニーEマウント用のフルサイズ対応望遠ズームレンズだ。「17-28mm F/2.8 Di III RXD」「28-75mm F/2.8 Di III RXD」と組み合わせてF2.8ズームシステムが成り立っている。
- ソニーより遥かに小型なレンズだ。ズームで内筒が伸びるものの、それでもソニーより短い。
- 重量はソニーの半分程度だ。
- レンズ構成はソニーよりも少しシンプルだ。どちらフッ素コーティングが施されている。
- タムロンDi IIIはテレコンバージョンレンズに対応していない。ソニーは×1.4・×2.0のテレコンバージョンレンズに対応している。
- フィルター径はソニーより小さく、タムロンDi IIIシリーズで統一されている。これは非常に便利だ。
- 光学手ぶれ補正は搭載していない。このためボディ内手ぶれ補正に依存している。
- オートフォーカスはソニーのようにリニアな操作性では無く、回転速度に応じたピント移動距離となっている。これをリニアな操作性にすることは出来ない。特に動画撮影で滑らかなピント操作をする際に不便と感じる。
- レンズにはボディ内レンズ補正を適用できるレンズプロファイルが組み込まれている。
- オートフォーカスの正確性はとても良好だ。40コマのテストショットでミスは一つもない。フォーカス速度は0.8秒でソニーの0.7秒より少し遅い。
- ズームリングはソニーと同じ方向で65度回転する。表面はゴム製で中程度の抵抗量で動作するため指一本で操作するのは難しい。
- ピント距離が短いほど画角が広くなることに気が付くはずだ。180mmの無限遠と1.88mでは4%ほど倍率が変化する。ただし、これは11%も変化するソニーGMと比べると遥かに小さい効果だ。
- ズーム操作時のピント距離は一定に保たれている。
- α7 IIと組み合わせて手ぶれ補正をテストしてみたところ…
・2段分の補正効果で100%の成功率だ
・3段分では17/20まで成功率が低下した
・4段分で50%ほどがミスショットとなる
・5段分で20-25%ほどまで低下する
・面白いことにOSS内蔵のソニーGMでも似たような補正効果である
画質
- 軸上色収差はほとんど見られない。実写でも非常に良好だ。ソニーGMより色ずれが少ない。
- ズームレンジ全域でとてもシャープな描写だ。70mmと180mmの四隅で僅かにパフォーマンスが低下する。
- 近距離解像
・70mmで僅かな像面湾曲の傾向が見られる。
・70mmは中央周辺がソニーよりも良好だ。ソニーは四隅がくなっている。タムロンG2も四隅までシャープだがコントラストが低い。
・105mmは四隅でソニーが追い付くものの、中央はタムロンがシャープだ。タムロンG2も競争力があるように見えるが他2つより少しソフトだ。
・150mmは全体的にソニーが少しシャープだ。
・180mmはソニー200mmより少しソフトだが、タムロンG2より明らかにシャープで高コントラストだ。 - 遠景解像
・近距離と同じくとても良好だ。やはり70mmと180mmで僅かな低下が見られる。
・70mmはソニーGMと比べてAPS-C/四隅で少しシャープだ。しかし、中央は少しソフトに見える。
・105mmは中央が少しソフトだが、四隅はソニーと同等だ。
・150mmはソニーGMが中央で少し良好だが、それ以外はタムロンと同等だ。
・180mmはソニーGMが絞り開放で明らかにリードしており、四隅もシャープに見える。
・遠景でも良好なパフォーマンスだ。特に広角側はソニーに近いか、より優れた結果となる。望遠側はソニーがリードするものの、大差では無い。 - 周辺減光は望遠側の四隅で最も目立つ。
- 歪曲収差は70mmで樽型、180mmで目立つ糸巻き型歪曲となる。RAW現像時にはレンズプロファイルを適用する必要があるので注意が必要だ。
- コマ収差補正に問題は見られない。
- ソニーと比べてボケで最も大きな違いはボケ量だ。焦点距離が20mm短いのでボケは10%小さくなる。どちらもマイルドな玉ねぎボケで縁取りは無視できる。口径食は同程度だ。
- 前後ボケの傾向はソニーとよく似ている。ソニーで200mmを使うとより良好なボケを得ることが可能だ。前景はソニーより少し滑らかな描写だ。また、ソニーは軸上色収差の影響がある。
- 70mm接写時は中央画質は良好だが、APS-Cでソフトとなり、周辺部は悲惨な結果だ。四隅にピントを合わせても結果は同じとなるので像面湾曲の影響ではない。
- 180mm接写時は遥かに良好な結果を得ることが出来る。
- 逆光耐性はAPS-C領域内に強い光源があるとコントラストが明らかに低下する。
- FE 70-200mm F2.8 GM OSSとの比較
タムロンと比べて、光学手ぶれ補正・三脚座・フォーカスリミッター・フォーカスホールドボタン・テレコンバージョンレンズに対応しているプロ向け望遠ズームだ。
タムロンは価格半値で実現しているが、多くの機能を省略している。画質は僅差で特に広角側の四隅はソニーより優れている。
ソニー「FE 70-200mm F2.8 GM OSS」より遥かに小さく、軽く、安く、柔らかいボケを含めて優れた画質と非常に使いやすい接写性能を実現している。ソニープロズームほど機能性を備えているわけでは無いが、最大の欠点はテレコン非対応なことだ。しかしそれでも明らかにおススメできるレンズだ。
長所:小型軽量・F2.8・とても良好な解像性能・軸上色収差がほとんど無い・良好なボケ・180mmの接写性能・周辺減光が小さい・歪曲収差が最小限(プロファイル込)・簡易防滴・フッ素コーティング・ボディ側で3段分の補正効果・信頼性の高いAF・低価格
短所:テレコン非対応・三脚座非対応・薄明りでのコントラスト・180mm・フォーカス速度は最も速いと良かった
CAMERA LABS:Tamron 70-180mm f2.8 Di III VXD review
PhotographyBlog
外観・操作性
- タムロン3本目となるフルサイズEマウント用ズームレンズだ。人気の「17-28mm F/2.8 Di III RXD」「28-75mm F/2.8 Di III RXD」に加わり、F2.8ズームレンズのいわゆる「大三元」が完成する。
- ズームレンジ全域で0.85mの印象的な最短撮影距離、新開発のVXD駆動を使った静音で高速なAF、簡易防滴構造を実現している。
- 14群19枚のレンズ構成中、XLD・LDレンズを6枚、非球面レンズを3枚使用している。
- ?180mm F2.8のスペックを考慮すると驚くほど軽量でコンパクトなレンズだ。全長は約15cm、重量はわずか810gである。
- APS-Cと組み合わせることで105-270mmに相当する画角で使用可能だ。
- ビルドクオリティは良好だが、同社の「SPシリーズ」ほど良くはない。ポリカーボネート製だがしっかりとした感触だ。
- とても幅広いズームリングにはこれまで見られなかったズームロックスイッチが備わっている。180mmに設定するとレンズは約3cmほど伸びる。
- フォーカスリングはズームリングより手前に配置されている。リングは狭く素早く操作するには難しい形状だ。
- 2つのリニアフォーカスユニットを備えている。実質無音で動画撮影に適した駆動方法だ。DMFにも対応している。
- フォーカス速度はα7 IIIと組み合わせることで満足のいくスピードだが、70-200mm F2.8 GMほどでは無い。AF-Cは特に高速で、無限遠から最短撮影距離にピントを合わせる場合も最速だ。
- 完全な耐候性では無いが、簡易防滴構造を採用している。また、撥油性・撥水性のあるフッ素コーティングも前玉に採用している。
画質
- 色収差補正はとても良好だ。
- 周辺減光はズーム両端で目立つ。完全に解消するためにはF8まで絞る必要があるだろう。
- F16-F22まで絞ると素晴らし光条が発生する。
- MF時に70mmで1:2の撮影倍率を得ることが出来るがピント合わせが難しく、中央以外描写が甘い。
- ボケの評価には個人差があると思うが、我々の見解としては大成功しているように見える。
- シャープネス:70mm
・中央:絞り開放から非常に良好だ。F4からF11までは優れたパフォーマンスを発揮する。F16からF22の間で回折によりパフォーマンスが低下する。
・四隅:中央ほどでは無いが、F5.6~F11で最適な結果を得ることが可能だ。 - シャープネス:100mm
・中央:絞り開放から非常に良好だ。F4からF11までは優れたパフォーマンスを発揮する。F16からF22の間で回折によりパフォーマンスが低下する。
・四隅:中央ほどでは無いが、F5.6~F11で最適な結果を得ることが可能だ。 - シャープネス:135mm
・中央:絞り開放から非常に良好だ。F4からF11までは優れたパフォーマンスを発揮する。F16からF22の間で回折によりパフォーマンスが低下する。
・四隅:中央ほどでは無いが、F5.6~F11で最適な結果を得ることが可能だ。 - シャープネス:mm
・中央:絞り開放から非常に良好だ。F4からF11までは優れたパフォーマンスを発揮する。F16からF22の間で回折によりパフォーマンスが低下する。
・四隅:中央ほどでは無いが、F5.6~F11で最適な結果を得ることが可能だ。
結論
- タムロンはまたしても小型・軽量でありながら、F2.8の高速絞りを全域に渡って実現した驚異的な超望遠ズームを開発した。サイズと価格の両面で主要な競争相手を大きく打ち負かす一方、性能と画質の面でも優れた製品である。
- いわゆるマイナスポイントは、ライバルよりも小型で安価な望遠ズームレンズを作るための結果である。その最も足るのが180mの焦点距離だろう。
- タムロン70-180mmはソニーGMよりなんと670gも軽いという恩恵を受けつつ、実写ではほとんど違いに気づかないだろう。このレンズは70-200mm F4 Gよりも短く、軽量だ。
- 三脚座は存在しないが、小型軽量なので必要と感じない。
- ズームロックスイッチが唯一のコントロールポイントだ。AF/MFスイッチなどは存在しない。
- 最大の欠点はテレコンバーターと互換性がないことである。
- オートフォーカスシステムは特に動いている被写体にAF-Cモードを使用した場合、確実に迅速かつ正確であることが判明した。
- レンズには光学式手ブレ補正システムが内蔵されておらず、代わりにソニーのボディ内手ぶれ補正に依存している。第一世代のαカメラ(手ぶれ補正が内蔵されていない)を所有している人を除いて、心配ないはずだ。
- 画質の面では、美しいボケ味と一貫したシャープネスの優れた性能だ。フレーム中心部では、ズームと絞りのすべての範囲で、カリカリシャープな結果が得られる。フレームの端の性能は中央ほど良くないので、最高のシャープネスを得るためにはF5.6-F8まで絞る必要がある。
- 鏡筒全体に防漏シールを採用しているので、耐候性にも優れている。
主なライバルに比べ、タムロン70-180mm F / 2.8 Di III VXDはバーゲンセールのようだ。「FE 70-200mm F2.8 GM OSS」より遥かに安く、暗いレンズである「FE 70-200mm F4 G OSS」よりも安い。
あなたが本当に 70-200mの「余分な20mm」を必要としない限り、タムロン「70-180mm F / 2.8 Di III VXD」がほぼ全ての点で非常に良好な性能を履きするユニークなレンズだ。当然ながら5点満点である。
PhotographyBlog:Tamron 70-180mm F/2.8 Di III VXD Review
Admiring Light
- とても個性的なレンズだ。他のF2.8 Di IIIズームレンズと同様、一般的なズームレンジと少し異なっている。コンパクトサイズを維持するために望遠側の焦点距離を少し犠牲にしている。
- フィルター径は他のレンズと同じく67mmを維持している。
- 一般的な70-200mmと比べて数インチ短く、重量も抑えられている。驚くほどコンパクトなレンズだ。Sony GMより遥かに軽量で、F4 Gに近い重量である。
- 外装はポリカーボネート製でコントロールはズームリングとフォーカスリングだけだ。ズームリングは滑らかに動作し、自重落下の傾向は無い。
- ソニーの金属鏡筒ほど満足のいく外装では無いが、とてもしっかりとしたレンズである。
- レンズサイズが小さいので、α6400キットで使うようなカメラバッグに収納できる。このレンズで最も大きなセールスポイントと言えるだろう。
- 価格はソニーF4 Gより安く、GMと比べて1300ドルも安い。
- オートフォーカスの第一印象は驚くべきものだった。このレンズは非常に素早くフォーカスが可能であり、私が使って来たレンズの中では最速かもしれない。ふぉおーかす速度が大幅に低下するのは被写体が至近距離にある時のみだ。フォーカス精度はとても良好だ。
- 180mm時にAF-Sを使用すると僅かに前ピンとなる傾向がある。写真をソフトにするには十分なピンズレであり、AF-Cを使用することで正確なピント合わせが可能である。
- このレンズの描写を評価するには経験が足りないものの、第一印象はとても肯定的だ。適度なピント距離(1m?5m)ではズームレンジ全域でとてもシャープ、絞り開放から優れたシャープネスを備えている。
- α7R IVと組み合わせた際の180mm F2.8でもフレーム全域でとてもシャープとなる。しかし、遠方の被写体を撮影すると状況が少し変わる。望遠端でパフォーマンスが少し低下する。ただし適切にピントを合わせると良好な画質だ。
- ボケは大部分の状況でとても見栄えが良い。28-75mm F2.8と比べてかなり良くなっている。大部分が滑らかで心地よい描写だ。発色やコントラストも非常に良好に見える。
- 色収差補正は良好だが、いくらか簡単に補正できる色ずれが見られた。
- 光学的な欠点の一つは歪曲収差だ。望遠側でかなり大きな歪曲収差が見られる。直線的な被写体を撮影する際には補正が必要だろう。幸いにもこのレンズのプロファイルはCapture One ProでもAdobe Lightroomでも組み込まれている。
全体的にこのレンズの描写が大好きだ。驚くほど小さく、手ごろな価格で、光学性能の第一印象はとても肯定的である。今後2週間に渡り徹底的にテストしてレビューを完成させたい。
Admiring Light:First Impressions: Tamron 70-180mm f/2.8 Di III VXD
ePHOTOzine
- 70-200mm F2.8の多くは重くて大きなレンズだ。サイズを小さくしたい場合はF4の小口径を選択する必要がある。
- しかし、タムロンは別の方法を採用。焦点距離を180mmまで短くし、レンズ口径をF2.8のまま維持しつつ非常に軽い(810g)レンズを実現した。
- ズーム操作で内筒が伸びるものの、わずか3cmだけである。
- 全体的に良好な作りで、操作リングが滑らかに動作する。
- 幅広いズームリングは70mm、100mm、135mm、180mmの焦点距離が印字されている。70mmでズームリングを固定可能だが、自重によりズームリングがずれる傾向はない。
- フォーカスリングは適切な抵抗量で動作する。
- AF時の最短撮影距離は0.85mだが、MF時の70mmは0.27mまで近寄ることが可能だ。この時の撮影倍率は0.5倍、つまりハーフマクロとなる。ただしこの際は周辺画質が低下してソフトフォーカスのような状態となる。
- VXD駆動のオートフォーカスは非常に高速、かつ無音で動作する。
- 光学手ぶれ補正は搭載していないものの、ボディ側の手ぶれ補正を利用可能だ。
- シャープネス 70mm
・中央:F2.8からF16までずっと優れた性能だ。F22でも非常に良好である。
・端:F2.8で非常に良好、F4からF16まで優れた性能で、F22でも非常に良好だ。 - シャープネス 100mm
・中央:F2.8で非常に良好、F4からF16まで優れた性能で、F22でも非常に良好だ。
・端:F2.8で非常に良好、F4からF16まで優れた性能で、F22でも非常に良好だ。 - シャープネス 135mm
・中央:F2.8からF16までずっと優れた性能だ。F22でも非常に良好である。
・端:F2.8からF16までずっと優れた性能だ。F22でも非常に良好である。 - シャープネス 180mm
・中央:F2.8からF16までずっと優れた性能だ。F22でも非常に良好である。
・端:F2.8で良好、F4-F5.6で非常に良好、F8-F11で優れた性能となり、F16で非常に良好、F22で良好だ。 - 色収差はズームレンジ全域で中央はゼロに近い数値だ。端は180mmのみ少し発生するが、実写ではほとんど邪魔にならないだろう。
- 歪曲収差
・70mm:-1.01% 樽型
・100mm:+1.17% 糸巻き型
・135mm:+2.52% 糸巻き型
・180mm:+3.61% 糸巻き型 - ボケはこのレンズの強みとなるポイントだ。とても滑らかでゴージャスな描写である。
- 逆光耐性はとても良好だ。
- 周辺減光
・70mm F2.8:-0.8EV
・100mm F2.8:-1.4EV
・135mm F2.8:-1.5EV
・180mm F2.8:-1.4EV
現在のパラダイムから逸脱し、非常に大胆な選択をしたレンズだ。そうすることによる利点は明らかで、小型軽量で適切な価格設定を維持しつつ全体的に優れた光学性能を実現している。
個性的なレンズであり、エディターズチョイスに値する。
長所:全体的に優れたシャープネス・美しいボケ・適切に補正してある色収差・低歪曲・MF時の接写性能・小型軽量・適切な価格設定・控えめな口径食・優れた操作性
短所:200mmではない
ePHOTOzine:Tamron 70-180mm f/2.8 Di III VXD (A056) Review
Dustin Abbott
- タムロン70-180mm F2.8 Di III VXDは発表された瞬間から最も期待されるレンズのひとつとなった。
- これまでタムロンはソニーの大口径ズームレンズと異なるアプローチをとってきた(機能性・価格・サイズ・重量)。焦点距離を狭め、機能を簡素化し、より軽量でより小型で安価な競争力の高いレンズを提供してきた。
- このレンズも簡素化されており、フォーカスホールドボタンやAF/MFスイッチ、絞りリングは存在しない。フォーカスモードを素早く切り替えることのできるAF/MFスイッチが無いのは残念だ。フォーカスホールドボタンは便利だが、フルタイム瞳AFの実装後は優先順位が低くなっている。
- ソニーGMの高機能性は評価しているものの、価格に反映されているので適正価格と感じるかは個人差があると思う。
- 多くの大口径ズームと異なり、このレンズはズーム操作でレンズが伸びる仕組みだ。幸いにも動作はインナーズームと同じくらい滑らかで、動作に引っ掛かりや粗っぽさは無い。さらに広角側での縮長の短さに貢献している。
- MF時のマクロモードは周辺が露光間ズームのような低画質となる。被写体は中央に配置する必要がある。
- 光学手ぶれ補正を搭載していないものの、α7のボディ内手ぶれ補正を利用可能だ。ただし、光学手ぶれ補正ほど良好な補正効果は期待できない。α7R IIIとの組み合わせで、180mm 1/100秒でも手ぶれの影響が僅かに発生している。特に長焦点でボディ内手ぶれ補正の効果は低下するはずだ。
- 悪天候の使用でも問題は発生しなかった。
- マニュアルフォーカスリングは適度な抵抗量で動作するが、ピント移動は回転速度に応じて変化する。優れたオートフォーカスにより、マニュアル操作が必要な人は少ないと思われる。
- タムロンF2.8 Di IIIズームレンズの中では最も大きいが、レンズサイズは24-70mm F2.8 GMより少しだけ長く、より軽量なレンズだ。既存の70-200mm F2.8より遥かに携帯性が高いレンズである。
- Di IIIシリーズで67mm径の円形フィルターに統一しているのは優れたポイントだ。フィルターを使い回すことが出来るので、コストを節約できる。
- VXDフォーカスシステムは実際にとても素晴らしいものだ。これまで使って来た中で最も高速で、最も静かなフォーカシングを実現している。180mmにおける近距離から無限遠までを瞬間的に移動することが可能だ。フォーカス速度が問題と感じる人は誰もいないだろう。動画撮影時も滑らかで静か、そして正確だ。VXDに拍手喝采!
- オートf-オーカスは厳しい光環境の下で良好に動作する。
- 70mmでは目立つ周辺減光に加えて、僅かな樽型歪曲が確認できる。180mmでは敵dな糸巻き型歪曲に切り替わる。フィルターサイズが大きいタムロンG2のほうが周辺減光が大きいのは驚きだ。
- 軸上色収差はほとんど発生していない。180mm F2.8でもコントラストは良好だ。
- テストチャートでも70mmは隅までとても良好に見える。F5.6まで絞るとコントラストが改善するものの、F4まではほとんど変化が無い。F2.8から非常に強力なパフォーマンスだ。
- 100mmは70mmと比べて絞り開放が少しソフトだ。F4~F5.6で改善し、F8で優れた結果を得ることが出来る。
- 135mmでグッとパフォーマンスが持ち上がり、100mmより遥かに良好な画質だ。
- 不公平な比較だが、ソニー135mm F1.8 GMと見比べてみた。面白いことに、四隅の性能が最も近い。それでも135GMには敵わないが、ズームレンズとしては非常に良好だ。F5.6まで絞ると端から端まで信じられない程シャープとなる。
- 180mmでシャープネスはピークを迎え、135mm以上の画質となる。F4まで絞ると穏やかに改善し、F5.6で際立ったコントラストと解像度になる。
- 玉ボケは本当に美しい。9枚の絞り羽根は玉ボケの形状を維持するのに役立っている。
- 環境ポートレートでもボケはとても良好だ。少なくとも28-75mm F2.8よりニュートラルなボケであり、議論の余地は少ない。
- BBAR G2コーティングが施されており、逆光耐性は良好だ。
小型軽量ながら高性能なズームレンズだ。レンズはF2.8からとてもシャープで、驚くほど高速で正確なAFを備えている。さらに見栄えの良いボケ描写である。
欠点と言うべきものは無いが、スイッチ類と光学手ぶれ補正の欠如は気になるかもしれない。また、テレコンバージョンレンズが存在しないのも検討すべきポイントの一つとなる。
小言はさておき、それでもこのレンズの使いやすさは目を見張るものがある。従来の70-200mm F2.8と異なり、長時間の手持ち撮影が苦にならず、何時間も歩き回ることが可能だ。小型軽量で優れたAF・画質の望遠ズームレンズは良く売れることだろう。
長所:非常に小型軽量・耐候性・素晴らしいAF・全体的に高水準なシャープネス・良好な発色・良好な色収差補正・良好なボケ・価格設定・良好な接写性能・67mmフィルター
短所:競合レンズと比べて望遠端が20mm短い・光学手ぶれ補正がない・物理スイッチが無い・テレコンバージョンレンズが存在しない
Dustin Abbott:Tamron 70-180mm F2.8 VXD (A056) Review
DPReview
- コンパクトなF2.8望遠ズームレンズだ。フィルター径が67mmと非常に小さく、他のDi IIIシリーズと統一されている。
- ただしタムロンには光学手ぶれ補正が搭載されていない。α7シリーズにはボディ内手ぶれ補正が搭載されているものの、望遠域は光学手ぶれ補正のほうが有効だ。場合によってソニーGMより高感度ISOを使う必要性が出てくるだろう。(タムロンの小型軽量化に伴う妥協点だ。)
- 耐候性を備えたビルドクオリティは適切で問題は見られない。
- ズームリングとフォーカスリングの配置が逆となっているので混乱する。慣れるのに時間がかかった。
- とてもシャープで確かな解像性能だ。α7R IVとの組み合わせで問題は無い。
・70mm/180mmにおける中央は絞り値に関係なく信じられない程良好だ。
・近距離における四隅の画質は中央と比べて少しソフトだが、F5.6まで絞ると良好である。 - レンズマウント付近を見る限りではテレコンバージョンレンズを期待できるスペースは確保されている。
- 玉ボケには口径食の影響が見られ、縁取りがある。
- 軸上色収差は良好に補正されており、とても印象的だ。
- マニュアルフォーカスリングはマクロ領域でともて正確に操作可能だが、リニアな動作では無いので動画には不向きだ。
- フォーカスブリージングが見られるうえ、光学手ぶれ補正が無いので動画撮影に好まれるレンズとは言えないだろう。
- オートフォーカスは非常に高速で静かだ。スポーツや野生動物にも使えるレンズのはずだ。
- 光条はあまり魅力的とは言えない。
- 逆光耐性には感銘を受けた。効果的なコーティングが施され、ゴーストは僅かに抑えられている。
DPReview:DPReview TV: Tamron 70-180mm F2.8 Di III VXD review
DPReview:Tamron 70-180mm F2.8 Di III VXD sample gallery (DPReview TV)
Mobile01
Tamron 70-180mm f/2.8 DiIII VXD (A056) 重量與價格砍半 最高CP?望遠大三元鏡頭參上
- タムロンは「28-75mm F/2.8 Di III RXD」「17-28mm F/2.8 Di III RXD」に引き続き、コンパクトながら開放F値をF2.8に維持した望遠ズームを投入した。
- 他社の遥かに大きい「70-200mm F2.8」と比べて重量は半分である。そしてなお良好な画質・高速AF・接写性能を備えて、純正価格から40%オフと安いレンズだ。
- 全長14.9cm、重量は815gだ。このようなF2.8望遠ズームレンズを見たことがあるだろうか?
- 通常、70-200mm F2.8を「Peak Design エブリデイバックパック 20L」に収納する場合はカメラからレンズを外す必要がある。しかし、このレンズはα7R IIIに装着したままバックパックに収納することが可能だ。
- レンズはベトナム製だ。大三元の3本が全てベトナム製と言う訳では無く、A036は中国製、A046とA056がベトナム製である。全てのレンズは日本設計を明記してある。
- 最大撮影倍率は0.21倍だが、MF操作で70mm時に0.5倍までクローズアップすることが可能だ。
- 驚いたことに他のレンズと同じくフィルター径67mmを維持している。全てのレンズを67mmフィルターに統一しているため、フィルターワークのコストを大幅に節約できる。
- 14群19枚のレンズ構成でLDレンズ5枚、XLD1枚を贅沢に使用している。
- 180mmにズームしても内筒は3cmほどしか伸びない。
- 中央領域は70mm・180mmともに最高画質だ。
- 四隅はF2.8とF4で画質が発生するものだが、このレンズは周辺減光以外に大きな違いは無い。絞った際の画質差はほんのわずかだ。シャープネスを気にすることなくF2.8を利用できる。
- オートフォーカスはAF-Sで利用する限り、あまり速くない。しかし、AF-Cに切り替えるとまったく別物のようなAF速度となる。これはまさにハイエンドのパフォーマンスだ。なぜAF-Sでこれほど遅くなるのか理解できない。控えめに言っても80~90%の人はフォーカス速度に満足できるだろう。
- 70mm時にMFで最短撮影距離27cmと驚異的な接写性能を備えている。この時の撮影倍率は0.5倍だ。シャープネスが低下するので、画質を重視する場合はこの機能を使わないほうが良いだろう。撮影距離が短いのでレンズフードが影となってしまう可能性がある。
- ボケ描写は実写作例を確認して欲しい。70-200mm F2.8と見分けがつかないのであれば、このレンズのボケ描写に心配する必要は無い。
- 色収差の影響は極僅かだ。
- 最近のレンズとしてはフレアが目立つ。太陽をフレームに入れるとフレアが発生して全体的に白っぽくなる。この描写を好む人もいるだろうが、問題を回避するのであれば明るい光源にレンズを向けない事だ。
実際に使うことができる時間は短かったが、本当に印象的だったのはレンズサイズと重量だ。この軽快さは過去様々な70-200mm F2.8をレビューしても感じなかった特徴である。70-300mmクラスのレンズを使っているような感覚だ。
画質に関して心配することはない。シャープネスは四隅まで優れている。オートフォーカスは優れており、少なくとも8割のカメラマンが必要とするフォーカス速度を満たしているはずだ。AF-SとAF-Cでフォーカス速度が大きく異なる点には注意する必要がある。
欠点が無いわけでは無い。光学手ぶれ補正を搭載していないこと、そして逆光耐性だ。しかし手ぶれ補正はボディ側で対応できるので大きな問題とはならない。さらに逆光耐性も角度を少し調整することで対処できる。
価格設定もこのレンズの強みとなる。純正レンズの40%オフとなる手頃な価格に加え、67mmと小さなフィルター径でアクセサリー費を安く抑えている。Di IIIシリーズでフィルター径が統一されているのも特徴的だ。
5点満点のズームレンズだ。抜群の性能でリーズナブルな価格設定であり、本当に売れるだろう。興味があるなら早めに行動するのがおススメだ。
Mobile01:Tamron 70-180mm f/2.8 DiIII VXD (A056) 重量與價格砍半 最高CP?望遠大三元鏡頭參上
参考動画:AF-S
参考動画:AF-C
参考動画:70mm MFマクロ
参考動画:逆光
Sony Alpha Blog
Tamron 70-180mm F2.8 Di III VXD
- このレンズによってタムロンのDi III大三元ズームが完成する
・17-28mm F/2.8 Di III RXD
・28-75mm F/2.8 Di III RXD
・70-180mm F/2.8 Di III VXD - タムロンのEマウント用レンズは単焦点を含めて同じ67mmフィルターに対応している。NDフィルターや偏光フィルターを揃えるのにとても便利だ。
- ビルドクオリティは「28-75mm F/2.8 Di III RXD」と同じである。
- オートフォーカスはとても高速かつ正確で静かに動作する。新型VXDモーターは他2本のRXDモーターより明らかに優れている。
- ズームリングは伸びないタイプの70-200mm F2.8と比べて滑らかに操作するのが難しい。伸びるズームレンズとしては一般的な抵抗量だ。
- マニュアルフォーカスリングは正確で快適に操作できる。
- シャープネス:α7R IV
・中央:70-135mmで絞り開放から優れたパフォーマンスを発揮する。1段絞れば際立ったシャープネスだ。
・四隅:中央にとても近い性能だが、1グレード低下する。
・180mmはシャープネスが少し低下するが、四隅ですら非常に良好だ。
・この価格としては素晴らしいパフォーマンスだ。 - 歪曲収差は70mmで小さな樽型だが、135?180mmで大きな糸巻き型歪曲となるため修正が必要だ。
- 周辺減光は135mm・180mmで適度に発生するが、F5.6で解消する。
- 色収差はゼロに近い。
- 逆光耐性はとても良好だが、太陽をフレーミングするとフレアが発生する。
- F16-F22で光条が発生する。
- 現状でLightroomに歪曲や減光を自動補正するレンズプロファイルが存在しない。「17-28mm F/2.8 Di III RXD」のように6か月も待たされないと良いのだが。
- 後ボケはとても柔らかく心地よいものだ。
- 玉ボケは絞り開放で口径食の影響を受ける。
- 発色は良好だが、少し黄色に傾いている。ソニーGMほどニュートラルではない。
- FE 70-200mm F2.8 GM OSSとの比較
・タムロンは遥かに軽く、バッグに入れて持ち運べるほど小さい。
・ソニーGMの半値だ。
・ソニーGMは光学手ぶれ補正・Fnボタン・AFリミッター・AF/MFスイッチを備えている。
・ソニーGMはテレコンバージョンレンズに対応している。
・ビルドクオリティはタムロンより遥かに良好だ。
・シャープネスはGMに近いが、望遠端はGMより優れている。
・シャープネスはGより遥かに優れている。
・α7R IVを使うとGMとの違いは180mm中央とズームレンジ全域の四隅で有利だ。
・α7R IIIを使うとGMとの違いは分からない。ただしGとの違いは分かる。
・α7 IIIを使うとGM・Gとの違いは分からない。
・ボケはとてもよく似ている。
・発色はソニーがよりニュートラルだ。
・動画時のAFはどちらも効果的だが、操作時の滑らかさや手ぶれ補正はGM有利だ。 - FE 70-200mm F2.8 GM OSSとの比較(まとめ)
・実写でタムロンとGMの画質差はほとんど無い。α7R IVを使って等倍で確認すると分かる程度の差だ。低解像のカメラでは全く違いが無い。
・気になるのは望遠側におけるタムロンの歪曲収差だ。これを補正するにはレンズプロファイルが必要となる。
・大きな違いは操作性だ。タムロンは遥かに軽量で一日中の撮影も苦ではない。ただし、伸びる内筒は動画撮影など滑らか操作に不向きである。
・ソニーのニュートラルな発色はウェディングや動画撮影など重要な撮影シーンで有利と感じるはずだ。手ぶれ補正も効果的である。
・タムロン新品とソニーGM中古の選択に迷った場合
ー「発色」「ズーム操作」「動画撮影」を重視するならソニーGMを選ぼう。
ー「携帯性」「最高のパフォーマンス」「レンズプロファイルが登場するのを待てる」ならタムロンが適切な選択肢となる。 - 動画AFは静かでとても効果的だ。最小限のフォーカスブリージングが発生する。
- 瞳AFは完璧に動作する。
他2本のタムロンズームより明らかにクオリティが高まっている。実際、他2本では力不足となる6100万画素のα7R IVに完全対応している。ただしこの価格とパフォーマンス実現のためにいくらか妥協を伴っている。
・望遠端が180mm
・光学手ぶれ補正なし
・伸びるズームレンズ
・Fnボタンなどがない
・三脚座無し
・テレコンバージョンレンズ非対応
タムロンは大部分の状況でソニーGMと同等のパフォーマンスを発揮する。そして半値の価格設定でGMを上回る領域すら存在する。素晴らしいパフォーマンスだ!
その一方、ソニーGMはタムロンと比べてプロフォトグラファーに有利な点がある(インナーズーム・三脚座・ニュートラルな発色・ビルドクオリティ・外観)。
ソニーGと比べてパフォーマンスは遥かに優れている。ただし、シャープネスの違いはα7R IIIやα7R IVで分かる程度である。
長所:
ー絞り値全域・ズームレンジ全域でフレーム全体が優れたシャープネス
ーとても小さく軽い
ーとてもリーズナブルな価格設定
ーとても良好な玉ボケと柔らかい後ボケ
ーAFがとても高速で正確
ー色収差がとても少ない
ー周辺減光がおだやか
ー逆光耐性がとても優れている
ー防塵防滴
平均:
ービルドクオリティは良好だがGMより下
ー発色が少し黄色に傾いている
ーテレコンバージョンレンズと互換性なし
ーAF/MFスイッチやFnボタン、フォーカスリミッターが無い
ー手ぶれ補正なし
短所:
ー135-180mmで大きな歪曲収差
ー伸びるズームレンズ
ープロっぽい見た目では無い
KROLOP & GERST
KROLOP & GERST
- ソニーとは非常に異なるデザイン
- ソニーGMと比較して非常にコンパクト
- フード装着時のタムロンはフード無しのソニーGMと同程度のサイズ
- 焦点距離を10%縮めると、サイズはさらに小さくなる
- Eマウント用タムロンズームレンズは全てフィルター径が67mmだ。
- コンパクトなソニー製カメラボディと相性が良い。
- 1,299?1,399ドルと予想。
- タムロン 815g、ソニーGM 1480g、ソニーG 840g
- レビュワーは白レンズのほうが良かった。
- インナーズームのソニー製レンズは動画撮影に適している。
- タムロンとソニーではフォーカスリングとズームリングの配置が逆だ。
- ソニーGM・Gは光学手ぶれ補正を搭載しているが、タムロンはボディ側の手ぶれ補正に依存している。
- ソニーGMは非常に重く、三脚座を備えている。しかしタムロンは24-70mmと同じような重量のため、三脚座を備えていない。
- ソニーのようなカスタマイズボタンが無い。
- 最短撮影距離
・タムロン:80cm
・ソニーGM:96cm
・ソニーG:100cm - タムロンレンズはソニーより明らかに高速フォーカスだ。レンズが軽いのでピントを合わせやすい。
- シャープネス・コントラスト・色・色収差・周辺減光・歪曲、全て良好だ。
- ソニーα7R IV装着時 70mm 中央:
ソニーGMとほぼ同等でソニーGより良好だ。F5.6まで絞るとタムロンがGMより良好となり、Gとは差を付ける。 - ソニーα7R IV装着時 70mm 四隅:
GMやGより良好なシャープネスだが、ソニーGMより色収差補正は少し劣る。ソニーGはより悪い。 - ソニーα7R IV装着時 200mm 中央:
・タムロンが明らかに良好だが、色収差補正はソニーGMが良好だ。ただしソニーGはより悪い。 - ソニーα7R IV装着時 200mm 四隅:
・ソニーGMと互角だが、ここではソニーGも十分良好だ。 - 2400万画素のカメラでは6100万画素の時ほど差は目立たない。
- 逆光耐性やボケの評価は個人的なものとなるので割愛。
- どの70-200mmも素敵な光条となる。
- タムロンの耐候性仕様に問題は無い。
- タムロンのAFは動画にとても適しており、非常に高速で良好に動作する。フォーカスリングがもっと大きければよかった。
- 優れた光学性能ながらサイズが小さく、軽量で、高速AFのレンズだ。数少ない欠点はFnボタンと光学手ぶれ補正が組み込まれていないことだろう。
- カメラバッグに収納しやすい70-200mm F2.8だ。
Sony Addict:Tamron 70-180mm f/2.8 Di III VXD Review ? Faster, Lighter, Cheaper, and Sharper
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