このページでは登場が噂されているニコン製ミラーレスカメラ「Nikon Z 50」に関する噂情報や最新情報を収集しています。
最新情報
- ニコン Z 50 生産完了 2024年11月9日
- 「Z50II」と「Z 50」の外観やスペックの違い 2024年11月8日
- 【更新】ニコン Z 50IIはセンサー据え置きでEXPEED 7やバリアングルモニタを搭載する? 2024年8月31日
- ニコンが「Z 50」の受注を一時停止 2024年7月18日
- ニコンが次に更新する製品は「Z 50」「P1000」になる? 2024年7月9日
- ニコンがZ 50・Z 30用最新ファームウェアを公開 2024年4月10日
- ニコン リチャージャブルバッテリー EN-EL25a 予約販売開始 2023年11月21日
- ニコン Z 50をパワーズームに対応させる最新ファームウェア公開 2023年6月6日
- ニコンが「Z 50」AF性能向上の最新ファームウェアを公開 2023年1月24日
- ニコンが「Z 7」「Z 6」「Z 50」用のファームウェアアップデートを公開 2022年10月20日
データベース
比較
- 「Z50II」と「Z 50」の外観やスペックの違い
- ニコン「Z 50」と「D7500」の外観・スペックの違い
- ニコン「Z 50」と「Z 6」の外観・スペックの違い
- ニコン「Z 50」とソニー「α6400」の外観・スペックの違い
- ニコン「Z 50」と富士フイルム「X-T30」の外観・スペックの違い
- ニコン「Z 50」とキヤノン「EOS Kiss M」の外観・スペックの違い
- ニコン「Z 50」と「D5600」の外観・スペックの違い
- 「EOS R10」と「Z 50」の外観やスペックの違い
レビュー
- Camera Jabber
- DC.World
・インプレ
・レビュー(訳)
・レビュー - DPReview
・インプレ
・所感
・レビュー(訳) - Lesnumerique
・ハンズオン
・レビュー - Photographylife
(抄訳記事) - Phototrend
(抄訳記事) - Mobile01
(抄訳記事) - Mobile01 比較
(抄訳記事) - ThePhoblographer
- 価格コム
レビュー/口コミ
参考サイト
- 商品ページ
- マニュアル
- デジカメwatch
・インプレ - プレスリリース
- DPReview
- ePHOTOzine
(抄訳記事) - PhotographyBlog
(抄訳記事)
購入早見表
Z 50 ボディ | |||
楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
Z 50 16-50 VR レンズキット | |||
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Z 50 ダブルズームキット | |||
エアクロモール 月額6900円レンタル | |||
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- ニコンがZ 50・Z 30用最新ファームウェアを公開
- ニコン リチャージャブルバッテリー EN-EL25a 予約販売開始
- ニコン Z 50をパワーズームに対応させる最新ファームウェア公開
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- ニコンが「Z 7」「Z 6」「Z 50」用のファームウェアアップデートを公開
カメラ外観
カメラサイズの比較
海外の評価
Phototrend
- ニコンがZシステムを打ち出した翌年に登場したAPS-Cミラーレスだ。
- 直径55mm、フランジバック16mmのZマウントは主にフルサイズ用のハイエンドレンズを想定して設計されたものだ。
- 一眼レフとはエルゴノミクスが少し異なるAPS-Cカメラだ。Z 50はよりコンパクトで軽量、そしてニコンのエルゴノミクスを損なうことなく、可能な限りコンパクトなソリューションを目指している。
- ボディサイズは126.5×93.5×60mm、重量は450gだ。一眼レフと比較してコンパクトだが、競合カメラより重く大きなボディである。X-T30は383g、α6400は403g、EOS M6 Mark IIは408gだ。
- 初のAPS-Cミラーレスだが、形状や特定のボタン配置、ファインダーの形状などはZ 6やZ 7を踏襲している。
- Z 50のグリップはD7500よりD5600に近い。サブディスプレイは存在せず、モードダイヤルが右肩に備わっている。
- D7500のようにサブディスプレイを備えていないが、情報量の多い電子ファインダーを使えるので必要性は低いはずだ。
- D5600と異なり、コマンドダイヤルはフロントとリアの2カ所に備わっている。
- Z 6やZ7と同様、カスタマイズに対応したFnボタンがある。
- ボディ背面のボタンは必要最低限だ。
- モニターに目新しいタッチボタンが3つ備わっている。慣れるまで時間がかかるうえ、カスタマイズには対応していない。
- 「i」ボタン経由でのクイックメニューはカスタマイズ可能だ。
- Z 50専用の縦位置グリップが無いので小指が余りがちだ。しかし、社外製グリップを装着することで補強することが出来る。ただしこの場合はバッテリースロットとSDカードスロットにアクセスできなくなる。
- 防塵防滴仕様なので小雨でも安心して撮影することが出来た。ただし、DX用レンズは防塵防滴処理が施されていないので注意が必要である。また、バッテリードアにもシールが施されていない。
- ボディ素材はマグネシウム合金だ。
- 背面モニターは3.2型104万ドット液晶を使用する。180度下向きに回転させることが可能だ。
- 自撮りモードが起動している際は全てのボタンが無効となる。
- 三脚グリップをカメラに装着しているので自撮り機能を干渉してしまう。Smallringの専用プレートのように、三脚をモニターに干渉しないよう、回避して取り付けることが出来るアクセサリーが存在する。
- ファインダーは236万ドットのOLED XGAパネルを備えている。自然な見栄えで色やディテールの再現性に優れている。
- メニューシステムはお馴染みだ。
- 現在、DX Zレンズは2本だけだが、FTZアダプタでFマウントレンズを使用可能である。
- 4K 30pの動画撮影に対応している。D500やD7500のようなフレームをクロップする必要が無い。
- 動画機能はゼブラ・ピーキング・風きり音・アクティブDライティングなど、期待されるほぼ全ての機能を備えている。
ただし、ヘッドホン端子・10bit録画・N-Logなどは含まれていない。 - ニコンのクリエイティブピクチャーコントロールはSNSと親和性が高い。さらに高度な描写設定も可能だ。
- イメージセンサはD7500やD500に近いものだが、像面位相差AFに対応している。
- ボディ内手ぶれ補正が欠けているものの、同時に発表された2本のレンズに光学手ぶれ補正が備わっている。
- 優れた2000万画素センサーに違いないが、2400万画素では無かったのが残念だ。
- インタフェースはUSB-Micro B・HDMI D・3.5mmステレオミニなど必要最低限の接続性だ。ヘッドホン端子やレリーズケーブル用端子は存在しない。ただしBluetooth経由でスマートフォンと連携可能だ。
- 画質はとても良好だ。レンズは隅から隅までディテール豊富だが、小型軽量なレンズである。最近のFマウント用DXレンズよりも良好だ。
- シャッター音はとてもプラスチッキーで耐久回数が気になる。
- ボディ内手ぶれ補正を搭載していないものの、レンズ側の補正で手持ちでのスローシャッターが可能だ。
- ISO1600以下ではノイズがほとんど発生しない。ISO3200以降は劣化が始まり、特に輝度ノイズが増える。ISO6400でもディテールを維持した画質だ。ISO6400~16000におけるノイズはとても多いが、比較的安定している。
- 同クラスの一眼レフカメラと比べて連写性能は明らかに向上している。AF/AE追従で11コマ秒の連写が可能だ。
- 素晴らしい連写性能だが、EOS M6 Mark IIはさらに高速な14コマ秒、X-T30は電子シャッター×1.25クロップで30fpsまで向上可能だ。
- Z7・Z 6と同じAFシステムだが、2020年2月に改善したロックオンAFの操作性はZ 50に導入されていない。
- 動きの速い被写体を追従しない限り問題の無いAF性能だ。低照度-4EVに対応しているが、フォーカス速度は低下する。
- 2本のキットレンズはどちらもS-Lineではなく、手ごろな価格で小型軽量なレンズだ。比較的暗いレンズなので低照度でのパフォーマンスは期待できない。しかし、ニコンはレンズロードマップで35mm F1.8の存在を仄めかしている。
- NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
・とてもコンパクトなレンズだ。
・16mmでF4.5まで周辺減光が目に付く。
・フレーム全域の均質性は良好だ。
・歪曲収差は見られない。
・F40まで絞ることが可能だが、シャープネスやコントラストの大きな低下が見られる。 - NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
・コンパクトながらパワフルなレンズだ。
・5倍ズームだが軽量で持ち運び安い。
・沈胴機構のため、使用時はレンズを延ばす必要がある。
・ズームレンジ全域で絞り開放での周辺減光が目に付く。
・光学手ぶれ補正の効果は良好だ。 - バッテリーフル充電でモニター・ファインダーを使い350枚の撮影が可能だった。
- ルポルタージュや旅行の撮影に最適なカメラだ。
既存のZマウントユーザー・Fマウントユーザーのサブカメラに最適な1台だ。そして静止画・動画どちらでも魅力的な価格設定である。しかし、専用レンズはまだ二つと少なく、ロックオンAFの改善ファームウェアアップデートはまだ公開してない。
長所:小型軽量・とても優れたエルゴノミクス・静止画画質・フル画角の動画・瞳AF・静止画と動画の設定が済み分けられる・良好な高感度ISO性能
短所:少なすぎるDX Zレンズラインアップ・ボディ内手ぶれ補正なし・ヘッドホン端子なし・10bitなし・ロックオンAFの仕様が古い・正確だが時々レスポンスが悪くなる・SD UHS-Iシングルスロット
Phototrend:Le premier hybride Nikon Z à capteur APS-C
Mobile01
- 台湾の写真業界は徐々に減退している。最も大きな理由はスマートフォンのカメラ機能が台頭してきていることだ。超広角を含めたトリプルレンズ、さらには5つのレンズを使用しているモデルも存在する。
- しかし、最も重要なセンサーサイズはレンズ交換式カメラと差がある。フルサイズが最もリソースの多いカメラだが、レンズサイズを考慮するとAPS-Cシステムが静かに支持されている。
- 今回は「EOS M6 Mark II」「X-T30」「Z 50」「α6400」をそれぞれのキットレンズと組み合わせて比較した。これらはおよそ3万元前後だ。
外観比較
- 外観の形状やデザインの好みは別として、小型化を追求したミラーレスとしてはα6400が第一候補だ。ファインダーとチルトモニタを備えつつ小型化を実現し、グリップの形状も悪く無い。バランスが取れている。
- Z 50は4機種の中で最も深いグリップを備え、軍幹部の形状や電子ファインダーなどは最も一眼レフに近い。4機種の中では最も大きなカメラだ。
- X-T30はレトロな外観に複数のダイヤル操作、フォーカスレバーの存在を考慮すると最もクオリティが高く、特殊な操作性である。ただし、残念ながらチルトモニタは自撮りに対応していない。
- EOS M6 Mark IIは高画素・高密度AF・低照度機能・連写性能・SD UHS-II対応などの観点からベストのカメラだ。ただし、電子ファインダーが欠けているので別途外付けファインダーを購入する必要がある。
- どのカメラもキットレンズは沈胴式、もしくは電動式のズームレンズを採用している。格納状態における収納性はとても高い。
EOS M6 Mark II
- コストパフォーマンスがとても優れている。3250万画素CMOSセンサーを搭載するAPS-Cで最も高解像なカメラだ。
- デュアルピクセルCMOS AFで5481ポジションを選択可能だ。
- 低照度AFは-5EVに対応。
- メカシャッターで14コマ秒の連写に対応している。
- ファンクションメニューやQメニューに対応し、最もタッチ操作が充実している。
- 自撮りに対応しているが、外部マイクを装着していると干渉してしまう。
- ボディ単体の価格は最も安い。主な理由は電子ファインダー非搭載だからだろう。7,900台湾ドルでEVF-DC2を購入することは出来る。
- ボディには3.5mmマイク端子、レリーズ端子、マイクロHDMI端子、USB-C端子が備わっている。30,000元以下のカメラでヘッドホン端子まで搭載するのは厳しいだろう。
- USB-C端子経由での充電はPD対応製品に限る不便な仕様だ。
- キットレンズ「EF-M15-45mm F3.5-6,3 IS STM」はEOS Mに最適なレンズだが、3250万画素のセンサーには少し力不足である。ただしフォーカス速度と手ぶれ補正は有利に見える。
X-T30
- 非常に競争力のあるカメラだ。2610万画素のX-Trans CMOS 4を搭載し、最大で425点のAFポイントに対応している。
- 驚いたことに4機種の中で最も軽量なカメラだ。
- 外観はレトロだが、上部にはドライブモード・ブラケット・パノラマ・動画モードをなどを切り替えることが出来るダイヤルを搭載している。シャッタースピードダイヤルは1/3段で調整が可能だ。
- 4K動画は6Kオーバーサンプリングであり、4:2:2 10bitのHDMI出力にも対応している。
- 瞳AFは静止画・動画で利用可能だ。
- このクラスでは珍しくフォーカスレバーを搭載している。
- マイク端子・2.5mmレリーズケーブル端子・USB-C端子・マイクロHDMI端子を備えている。USB-C端子経由でヘッドホン端子を利用できるのは4機種中でこのカメラだけである。
- 唯一の欠点は背面モニターが自撮りに対応していないことだ。Vloggerには不向きかもしれない。
- キットレンズは予算に余裕があれば金属外装・絞りリング搭載の「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」がおススメだ。
Z 50
- 4機種の中で最も新しいカメラだ。Zマウント初のAPS-Cカメラでもある。
- 現在、Zマウント用のAPS-C用レンズは2つしかない。フルサイズ用レンズを利用できるが、過剰な投資となってしまうだろう。
- 既存のFマウントユーザーであればアダプター経由で一眼レフ用レンズを利用可能である。ただし携帯性は犠牲となる。
- 手ごろな価格だがパフォーマンスはD500と似ている。11コマ秒のメカシャッター連写に対応し、一眼レフのようなしっかりとしたグリップを備えている。
- D500・D7500に搭載している評価の高いAPS-Cセンサーと同等だが、主流の2400万画素センサーと比べると低画素でクロップし辛い。
- 低照度AFは-4EVに対応している。
- マイク端子・USB 2.0・マイクロHDMI端子を備えている。
- Vlogger向けの自撮りモニタに対応しているが、下方向に展開するのでカメラを三脚に装着すると干渉してしまう。
- キットレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」しか存在しないが、幸いにもこのレンズの光学性能は悪く無い。5枚の特殊レンズを使用し、MTFも美しい。
α6400
- ソニーはAPS-Cミラーレスのパイオニアだ。2010年に最初のAPS-Cミラーレスであり、最初のEマウントでもあるNEX-3・NEX-5を発表した。
- 登場時期は比較的古いが、競争力のあるモデルだ。
- 4機種中で最小サイズながら電子ファインダーを備えている。
- 長年2400万画素センサーを使用しており、裏面照射型や積層型と言ったセンサーは使用していない。
- リアルタイムトラッキングAFを最初に導入したモデルだ。
- 連写速度は11コマ秒だが、リアルタイムトラッキングによって驚異的な成功率を実現している。
- 4K動画は6Kオーバーサンプリングだが、残念なことにローリングシャッターの影響が強い。動きのある撮影では注意すべきだ。
- USB2.0端子・マイクロHDMI・3.5mmマイク端子を備えている。
- コンパクトなカメラだが、豊富なカスタム機能で操作を改善することが出来る。操作性は他3機種に見劣りしていない。
- 録画時間は無制限だがバッテリーライフは考慮する必要がある。
- 「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」はα6400の性能を十分に発揮できるものでは無い。画質と望遠側を強化するのであれば「E 18-135mm F3.5-5.6 OSS」を組み合わせたいところだが、さらなる予算が必要だ。
自撮り操作・グリップ比較
- X-T30のみ自撮りモニタに対応していない。そしてグリップが小さいので自撮りに不向きである。
- EOS M6 Mark IIは自撮りに適したグリップの形状だ。縦構図でも握りやすい。
- Z 50のグリップは最も深く、男子でも女子でも簡単に握ることが可能だ。セルフィーも簡単である。
- α6400はグリップの内側とレンズの距離が近いので、自撮り時は親指を置く場所が狭い。
静止画画質
- キットレンズと組み合わせているため、センサーの限界解像性能を確認できるテストではない。
- キットレンズでフレーム端の画質を期待は出来ないため中央クロップのみ比較する。
- α6400と「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」の組み合わせが最もシャープだ。
- X-T30と「XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ」の組み合わせが最もソフトに見えるので、「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」を使ったほうが良いだろう。
顔・瞳検出AF
- M6 II:
全身をフレームに入れた状態で顔を検出可能だ。後ろ向きでは頭と体を捕捉している。上半身をフレームに入れると瞳を検出する。 - X-T30:
全身をフレームに入れると顔を検出する。後ろ向きでは頭部を捕捉している。上半身をフレームに入れると瞳を検出する。 - Z 50:
パフォーマンスは上記2機種より優れている。全身で滑らかに顔を検出し、後ろ向きでもしっかりと後頭部をロックする。復帰後の再検出は非常に高速だ。 - α6400:
他3機種との違いは明らかだ。全身で瞳を正確に検出可能である。後ろ向きでも後頭部をロックし、電光石火で再検出する。
S-AF性能
- 4機種すべてが像面位相差AFに対応している。M6 IIのみ像面位相差AFであり、他3機種はコントラストAFと組み合わせて使用している。
- 4機種のフォーカス速度はほぼ同じだ。
ホワイトバランス・肌調の比較
- ポートレート「グループA」の比較ではM6 IIが最も優れたホワイトバランスだ。X-T30は僅かに紫かぶり、Z 50は僅かに黄かぶり、α6400もわずかに緑かぶりしている。
- 曇天環境での撮影はM6 II・X-T30・α6400の再現が良好な一方、Z 50は僅かに黄かぶりしている。
- 風景「グループB」を確認すると、X-T30が他3機種より優れた色調を維持している。
ISO感度ノイズ・長秒ノイズ・ダイナミックレンジ
- X-T30とα6400のディテールはM6 IIやZ 50より優れている。
- 個人的な見解としてはX-T30が最も優れている。X-T30はAPS-Cセンサーで唯一裏面照射型を採用しているモデルだ。
- 長秒露光後に増感すると、M6 IIのハイライトは飛んでいるがディテールを維持しているのが分かる。X-T30はシャドウのディテールが色被りなしで維持出来ている。α6400やZ 50は色ノイズが目立つ。
- 4機種でパフォーマンスは似ているが、ハイライトの諧調はZ 50が最も良好だ。
動画
- M6 IIのみインターレース式であり、画質は他3機種のプログレッシブ式ほど良く無い。他3機種と比べて遥かにソフトな画質だ。
- X-T30とα6400は6Kオーバーサンプリングの4K動画であり、ディテールが最も豊富だ。どちらもF-logやS-logなど動画に適した仕上がり設定を備えている。
- ローリングシャッターの影響による歪み効果はプログレッシブ式の電子シャッターや動画撮影でよく見られるものだ。
- M6 IIはインターレース式のため、ローリングシャッターの影響は目立たない。X-T30やZ 50と同等だが4Kとしての画質を犠牲にしている。α6400は顕著な歪み効果があるので大きな欠点と言えるだろう。静止体はシャープに写すことが出来るが、高速移動を伴う動画撮影では使えない。
動画 顔・瞳検出AF
- M6 II:
全身をフレームに入れる場合は顔のみ検出可能だ。体上1/3をフレームに入れると瞳を検出する。 - X-T30:
全身をフレームに入れても瞳を検出し、α6400のように最初から最後まで追従している。 - Z 50:
全身をフレームに入れると顔を正常に検出可能だ。しかし、瞳を検出する機能が無い場合もある。 - α6400:
顔検出のみ対応している。全体的なパフォーマンスはZ 50と同等だ。現在瞳検出に対応した動画撮影はα9 II・α7R IV・α6600でのみ対応している。
動画セルフィー
- M6 II:
自撮り時の集音性能はとても良好だ。風切り音・環境ノイズの低減性能にも優れている。 - X-T30:
ボーカルの声もクリアだが、風や背景の音も非常にクリアで指向性が無い。 - Z 50:
集音性と指向性はM6 IIと非常によく似ている。 - α6400:
最も没入感があるものの、静かな環境では周囲の音が含まれてしまう。
結論
- EOS M6 Mark II:
・高解像が強みとなるが、長所を活かすにはEF-M32mm F1.4と組み合わせる必要がある。キットレンズと組み合わせてもセンサーの解像性能を活かすことは出来ない。
・成熟した像面位相差AFシステムを採用しており、AF-S・AF-Cどちらでも安定したパフォーマンスだ。
・連写速度は14コマ秒で顔検出・瞳検出に対応している。
・唯一の欠点は電子ファインダーが欠けていることだ。
・ポートレートで安定したホワイトバランスであり、一定の肌調を得ることが出来る。
・インターレース式でローリングシャッターの影響が少ないものの、4K画質を犠牲としている。
・自撮り時の音声集音性が最も優れており、外付けマイクを使う必要性が低い。Vloggerにとって強みとなるはずだ。 - X-T30:
・唯一裏面照射型CMOSセンサーを搭載したカメラである。
・メカシャッター連写はわずか8コマ秒だが、20コマ秒の電子シャッター連写に対応している。
・高感度性能はとても良好でISO 3200でもディテールが豊富だ。
・特に風景撮影で良好な発色だ。特に太陽光下で素晴らしい色再現である。
・成熟した瞳検出機能も大きなセールスポイントとなる。
・優れた4K画質でローリングシャッターの影響は小さい。
・残念ながらセルフィーに対応していないためVlogger向けとは言えない。ただし、優れた瞳検出機能を備えている。
・独立したシャッターダイヤル・ドライブダイヤル・露出補正ダイヤルなどを備え、4機種中で最も直感的なカメラだと感じている。 - Z 50:
・ニコンFマウントユーザーにおススメのカメラだ。
・一眼レフのように深いグリップを備えている。
・自撮り撮影にも対応しているが、解像性能は他より低い2088万画素である。
・新AFシステムを採用しており、瞳検出AFはα6400に次いで良好だ。
・ダイナミックレンジが優れており、裏面照射型CMOSを搭載したX-T30より良好で本当に素晴らしい。
・4K 30pのディテールは豊富だが、標準プリセットのコントラストが僅かに高すぎる。
・ローリングシャッターの影響は良好に抑えている。
・集音性も平均より上で指向性が高い。 - α6400:
・SELP1650は比較的手ごろな価格のレンズだが、静止画と4K 30pでの比較で戦闘力が高いことが判明した。SEL18135でさらに柔軟性が高まるものの、追加投資が必要である。
・注目すべきはリアルタイム瞳AFだ。全身ポートレートで瞳を検出するのはこの機種だけだ。再検出時の速度も非常に良好だ。
・リアルタイム瞳AF+AF-C+11コマ秒連写の組み合わせで動き回る子供やスポーツをしっかりと撮影可能である。ただし動画撮影時は顔検出のみだ。
Mobile01:四款 APS-C 無反集評 『 M6 Mark II|X-T30|Z50| A6400 』三萬元級距的捉對廝殺!
Photographylife
外観・操作性
- 2019年10月に発表されたAPS-Cセンサー搭載の第一世代 APS-C Zミラーレスだ。カメラは専用設計のレンズ2本と共に登場し、α6400やX-T30、EOS M6 Mark IIなど競合ひしめく市場に真っ向勝負している。
- ニコンのエントリー一眼レフカメラ「D5600」「D3500」よりも上位の「D7500」に近いカメラだ。D7500と同等のセンサーを搭載し、最新のEXPEED6プロセッサーを使用している。AFエリアは一眼レフよりカバーエリアが広く、測距輝度範囲は-4EV?19EVと幅広いエリアをカバーしている。さらに11コマ秒の追従連写やフル画角の4K動画に対応した。そして瞳AFやフォーカスピーキングも利用可能だ。
- 高機能なカメラだが、ボディサイズが小さく、重量はD3500より少し重い程度だ。
- D7500と比べて劣っている点として以下のような点を挙げることが出来る
・シャッタースピードが1/4000秒まで
・フラッシュ同調速度は1/200秒まで
・実績のある51点 マルチCAM3500 II位相差AFが無い
・内蔵フラッシュが小さい
・古いDタイプのFマウントレンズでAFを利用できない - ソニーα6400の際立ったAFと比べると見劣りするが、X-T30と比べて静止体相手の正確性がより良好だ。
- APS-Cレンズラインアップは富士フイルムが最も優れている。ニコンは高性能DX Zレンズを充実させる必要がある。FマウントのDXレンズのようにレンズが出揃わない事態にならないことを願っている。
- 小型軽量ながら、驚くほどうまく設計されている。優れたエルゴノミクスのマグネシウム合金製ボディである。他のニコン機と同じくボタンやダイヤルはプラスチック製だ。
- エルゴノミクスはニコンらしいお馴染みの操作性となっている。深いグリップはとても扱いやすく、α6400やX-T30、M6 Mark IIなどと比べて非常に快適だ。大口径Zマウントながら、マウントとグリップ間のクリアランスは十分だ。
- カメラ上部のデザインはD5600やD3500と似ているが、ISOボタンやフロントダイヤルが追加されている。これによりフィールドでの操作性が大きく向上している。
- D7500のようにサブ液晶モニタは搭載していない。ボディのコンパクトさを考慮すると搭載するのは難しかったのだろう。
- 物理ボタンの数は一眼レフより少なくなっている。ただし、モニタ横にタッチ式のボタンが3つ配置されている。手袋を装着していたり、ファインダーを覗いているときにタッチボタンを操作するのは難しい。しかし、個人的にこれらの操作が大きな問題になるとは思わない。
- 一つ大きな問題があるとすれば、ライブビュー上にオーバーレイを全く表示しないモードが存在しないことだ。これはZ 7やZ 6も同様である。ニコンがこの問題を無視しているのは信じがたいことだ。これを回避するためにはファインダーを使うしかない。
- モニターを下方向へ180度チルトできるのは便利だが、三脚を装着すると無力だ。このチルトモニタが有効なのは手持ちでセルフィーする時だけである。D5600はバリアングルモニタを搭載しており、この点でZ 50よりはるかに便利だ。
機能性
- メニューシステムは優れている。Z 7・Z 6のシステムとよく似ており、各項目がきちんと整理されている。D3600やD5600よりも高度な機能性を備えつつ、最小限の操作で機能を利用することが可能だ。
- カスタマイズは「i」メニュー・撮影/再生のボタンカスタマイズに対応している。
- Z7・Z 6と同じくインターバルタイマー撮影やタイムラプス動画機能を備えている。
- カメラはUSB充電に対応している。旅行中に利用したが、とても良好だ。唯一の不満はUSB-C端子ではなく、Micro-B端子を使用していることだ。
- 電子ファインダーは多くのDX一眼レフよりファインダー倍率が大きく、見やすくなっている。倍率は1.02倍であり、D7500の0.94倍よりも大きいが、Z 7やZ 6と見比べると少し小さく見える。ファインダー像は明るくクリアで暗い場所でも快適なファインダー像を得ることが可能だ。
- 定格バッテリーライフは320コマだが、これは内蔵されたフラッシュの使用を想定している。使用方法によっては1000コマ以上の撮影が可能だ。ファインダーやモニターを多用しても500コマ以上の撮影が可能だった。
- WiFiに加えてBluetoothを内蔵している。Snapbridge経由でスマートフォンとの常時接続が可能だ。以前と比べて安定性は向上しているが、まだまだ改善が必要だ(アプリ側の)。
- フラッシュはそれほどパワーのあるものでは無いが、被写体が比較的近い場合は十分だ。個人的に内蔵フラッシュは絶対に使わないのでほとんど触る機会がなかった。コマンダー機能が省略されているのは残念である。
オートフォーカス・連写
- 日常的な被写体相手に優れた追従性能を発揮する。被写体のコントラストがゼロでない限り、しっかりとロックして離さい。
- AF-Sで完全にミスショットしたカットを見たことが無い。非常に暗い環境でもピント合わせが可能だ。
- 顔・瞳検出は多くの状況で非常に正確だ。AF-Cモードでは迷うことなく追従し続ける。ただし眼鏡を装着していると眼鏡にピントが合う傾向がある。ただしこれは他のミラーレスでも見られる傾向だ。
- 不規則に動く被写体を追従する場合を除いて、Z 50のオートフォーカス性能にとても満足している。UAEで鷹を追いかけるシーンでは、飛び始めるシーンで成功する一方、あちこち飛んでいる間は追従に失敗する。
- 正直なところα6400のリアルタイムトラッキングには敵わないだろう。X-T30は動体に素早く追従するものの、不思議なことに静止体相手だとピントが外れている場合がある。
- 追従AF時に11fpsまでの高速連写が可能だ。このような小型カメラとしては非常に高速な連写速度である。バッファが一杯になるまで30~35枚の14bit RAWを撮影することが出来た。バッファクリアは6~8秒くらいと悪く無い結果だ。
- フォーカスピーキングはMFモードで利用可能だ。
画質・レンズ・動画
- ベースISO感度100で優れた画質となる2000万画素センサーだ。ローパスフィルターレス仕様のため、レンズの解像性能を最大限発揮できる。
- 感度ノイズはISO100~800まで良好、ISO1600を超えると僅かにノイズが発生する。
- ISO 12800まではD7500やX-T30と比べて画質に大きな違いは見られない。ダイナミックレンジにも大きな変化は見られない。幅広いダイナミックレンジで色情報を正確に保持しており、シャドウとハイライトの回復に役立つものだ。
- Z 50で唯一気になるポイントは明るいホットピクセルが多いことだ。低照度で増感時にのみ目立つ。
- 「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」は本当に素晴らしいレンズだ。わずか135gのプラスチックレンズはZ 50に最適なキットレンズである。レンズ格納時はパンケーキレンズのようなサイズとなり、持ち運びが非常に簡単だ。パフォーマンスは広角側が優れており、50mmに向かって少し悪化する(多くの人は気が付かない程度の低下だ)。
- 「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」は16-50mmより遥かに大きいが、格納時は比較的コンパクトだ。プラスチック外装なので重量はたったの405gである。50?200mmはとてもシャープで、250mmは著しくソフトとなる。
- 2本のレンズは光学手ぶれ補正を搭載しているので動画撮影でも使いやすい。電子手ぶれ補正と組み合わせることでさらに安定させることが可能だ。
- どちらのレンズも賞賛に値するが、最大の弱点は望遠がF6.3と暗いことだ。将来的に明るい単焦点レンズを見てみたいものだ。
- 動画性能はニコンDXカメラとしては最高のパフォーマンスを発揮する。4K 30pでフル画角を利用可能だ。ただし、このような機能は他社で当たり前となりつつある。X-T30はさらにDCI 4KやHDMI 10bit出力に対応している。
- モニタリング用のヘッドホン端子は無いが、マイク端子で外部音声を録音可能だ。
素晴らしい機能、優れたエルゴノミクス、直感的なメニューシステムを備えたニコン初のAPS-Cミラーレスカメラだ。D7500と同じ優れたセンサーを搭載し、11コマ秒の高速連写や堅実な性能のAFシステムである。不規則に動く被写体を正確に追従できないのが唯一の弱点だ。
フル画角で4K 30pを撮影でき、新しいレンズ2本はどちらも手ごろな価格で小型軽量で確かにシャープなレンズだ。なぜセルフィーモニタを下方向に展開する仕様としたのか、背面モニターで情報を非常時にする設定がないのか不可解だ。
欠点もあるが、優れたカメラに違いは無い。過去数か月、私はZ 50での撮影を楽しみ、今後登場するであろうDX Zレンズの登場が楽しみで待ちきれない。
Photographylife:The Death of Entry-Level DX DSLR is Already Here...
DPReview
使いやすいカメラだがAFが気まぐれ
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- ミドルレンジの価格帯に追加された本当に印象的なカメラだ。D7500のような性能をD5600の価格帯で実現しており競争力がある。
- バッテリーライフは短いものの、USB充電に対応しているためそれほど問題では無い。
- エントリーモデルと謳ってはいるが、競合カメラと比べて抜きんでる程使いやすいとは思っていない。カメラ愛好家ならば使って楽しいカメラとなるだろう。
- このカメラの弱点は主に二つだ。
・基本的にAFは優れており、最高の性能を持つカメラ以外と競合出来る。ただし、AFシステムはどの競合他社よりも扱い辛く動作が遅い。さらに競合他社よりもAF設定を被写体に合わせる頻度が多い。
・キットレンズは便利で良好だが、カメラ愛好家にとって物足りない。一眼レフ用レンズをアダプターで装着するか、高価なフルサイズ用レンズを使う必要がある。 - レンズラインアップの不足が決定的要因となることだろう。もしレンズラインアップに不安が無い、キットレンズで十分ならばこのクラスでトップを狙えるカメラとなる。ただし、気まぐれなオートフォーカスを考慮すると「GOLD」評価には至らない。
- Nikon Z 50は他のZカメラと同様、傑作のエルゴノミクスだ。オートフォーカスはファームウェアアップデートによる改善を期待したい。それにDX 35mm F1.8相当のZ DXレンズを見てみたいものだ。
- EOS M6 Mark IIとの比較:Z 50と同じで快適で明快なエルゴノミクスと適切にカテゴライズされたインターフェースが気に入っている。AFシステムはより良好だが、パフォーマンスに差は無い。動画はニコンの方が使いやすく、画質も若干の優位性がある。ただし、レンズラインアップはキヤノンのほうが豊富で一歩抜きんでた評価を与えている。
- FUJIFILM X-T30との比較:Z 50と比べると窮屈な操作性だ。オートフォーカス性能は僅差でニコンのほうが良好だと思うが、どちらのカメラも癖のあるAFシステムとなっている。X-T30はヘッドホン端子とログ撮影機能を備えているので動画撮影用としては適した選択肢だ。また、最もAPS-Cレンズが充実したシステムでもある。
- SONY α6400との比較:性能と操作の両面で最高のAFシステムを持つカメラだ。動体撮影が多いのであれば最良の選択肢である。しかし、エルゴノミクスは同クラスで最弱となり、キットレンズが最も悪い。ニコンでの撮影を好む一方、幅広いEマウントレンズ群がある。
- OM-D E-M5 Mark IIIとの比較:より高価だが、防塵防滴仕様で本当に見事な手ぶれ補正を備えている。オートフォーカス性能はトップから引き離されているが、好感の持てるカメラだ。ミラーレス用レンズラインアップは最も選択肢が多いマイクロフォーサーズシステムである。ただし、画質面ではZ 50に劣っている。
多目的に使える高性能で快適なカメラだ。オートフォーカスシステムは必要以上に厄介だが、基本的には競争力がある。レンズラインアップに問題が無ければ購入を検討しても良いだろう。
PhotographyBlog
レンズラインアップは課題
- Z 50は一眼レフ「D7500・D500」と同じポジションのミラーレスカメラだ。D7000系から移行するミラーレスカメラとして、Z 7やZ6ユーザーのサブカメラとしての需要が期待されている。
- Z7やZ 6をさらに小型化したデザインとなっている。僅か395g、126.5mm×93.5mm×60mmまで小型化しているが、既存の一眼レフユーザーを意識したエルゴノミクスを備えている。
- Z 7やZ 6と同等の防塵防滴仕様では無いが、様々な気象条件に耐えうる十分な耐候性を感じる。
- 多くのボタンは右手に集約しており、片手操作は簡単だ。
- 残念ながらジョイスティックは搭載していないうえ、タッチパッドAFのような機能を搭載していない。
- モードダイヤルにロック機構は無いが誤操作するほど緩くはない。
- タイムラプス動画やインターバルタイマー撮影機能を備えている。スローモーション動画は録音も可能だ。
- 電子ビューファインダーはZ 7やZ 6ほどでは無いが優れている。
- 一眼レフカメラには無いサイレントシャッターで撮影可能だ。
- オートフォーカスは良光でほぼ瞬時に被写体をロックする。暗所では少し遅くなるが、許容できないほど遅くなることは無い。
- SDカードスロットはシングルでバッテリースロットの隣だ。
- 対応のAPS-Cレンズはまだ2本しかないので、FTZアダプターでFマウントレンズを使う必要がある。
- ピクチャーコントロールは28種類すべてを好みに合わせて調整可能だ。
小型軽量だが深いグリップと理にかなった操作レイアウト、そして優れた電子ファインダーとモニターを備えた楽しいカメラだ。AFジョイスティックの欠如とSDカードスロットがバッテリースロット同室なのが残念である。
2000万画素APS-Cセンサーは静止画・動画どちらも優れた画質となり、AF/AE追従の11コマ秒連写に対応している。オートフォーカスは信頼性が高く、正確で静かな動作だ。
欠点と言えば、ボディ内手ぶれ補正と今現在のZレンズラインアップくらいだろう。しかし、キットレンズ2本は小型軽量ながら幅広いズームレンジをカバーしている。FTZアダプターでFマウントレンズを使う手もあるが、理想的なシステムサイズとはならない。ニコンがAPS-C Zシステムを成功させたいのであれば、DXレンズを素早く充実させる必要がある。
長所が多く、短所がそう多く無い。全体的にとても良好なカメラだ。
ePHOTOzine
小型軽量だが良好なエルゴノミクス
- Nikon Z 50の立ち位置は一眼レフ「D7500」「D500」と同じである。D5000系からのアップグレードやより小型カメラを探している人向けの最適な選択肢だ。
- 209点像面位相差AFを備えた2088万画素 APS-C CMOSセンサーを搭載している。
- Z 7やZ 6のようなボディ内手ぶれ補正を搭載していない。ただし、レンズ側に光学手ぶれ補正を搭載している。
- レンズマウント横には2つのFnボタンがあり、良く使う機能を設定して素早くアクセスが可能だ。
- コンパクトボディだが、大きなグリップでしっかりとカメラを保持できる。ボタンやダイヤルは右手に集約しているので片手での操作も簡単だ。
- ボディは金属とプラスチックパーツを合わせて作っているが、プラスチック部分は金属パーツと同じ塗装が施され見栄えや質感は良好だ。
- 230万ドット 0.68倍の電子ビューファインダーは見栄えや色再現が良好だ。
- 3.2型背面モニターはセルフィーにも対応している。下方向に180度展開するので三脚を装着するとセルフィーと干渉するので注意したい。
- キットレンズの16-50mmを組み合わせたところ、オートフォーカスは非常に高速だった。
- 電子シャッターを利用できるがローリングシャッターの影響には注意する必要がある。
- 2019年最新モデルだが、USB端子はMicro B端子を採用している。なぜC端子を採用しなかったのか疑問が残る。
- パノラマモードは存在しない。
- 露出は基本的に信頼性が高くダイナミックレンジは良好だ。
- キットレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」は広角側でとても良好な結果となり、望遠側だと僅かにソフトとなる。逆光耐性は良好だ。
- キットレンズ「NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR」広角側でシャープな結果を得ることが出来る。望遠側はボケが良好だ。
- キットレンズの歪曲補正は自動的にオンとなり、オフにすることは出来ない。
- ISO感度ノイズ
・ISO1600まで良好だ
・ISO3200で徐々にノイズが増えはじめ、ディテールが低下する
・ISO6400?12800でさらにノイズが増加するものの、彩度は良好だ
・ISO25600で彩度が低下し始める
・ISO51200は避けたほうが良いだろう
・α6100よりも低ノイズだが解像性能は劣る。高感度ISOにおける彩度はZ 50のほうが良好である
・X-T30のほうがノイズ耐性は良好だ。裏面照射型センサーが功を奏しているのだろう
・EOS M6 Mark IIよりも低ノイズである - AWBは僅かに暖色傾向となる。
- 動画の画質はとても良好だ。レンズ側の手ぶれ補正があるものの、手持ち撮影の時は電子手ぶれ補正を活用するこおをおススメする。
ミラーレスらしいコンパクトボディだが、操作性や使いやすさを犠牲にしていない。さらにハイクオリティなイメージセンサーを搭載しており、優れた画質と高速AFを実現している。
今のところ対応レンズは少ないが、アダプター経由のFマウントレンズで補うことができる。
欠点を指摘する必要がほとんど無いカメラだが、敢えて言えば今後の新モデルでボディ内手ぶれ補正が搭載するのを期待したい。
長所:優れたエルゴノミクスと操作性・優れた画質とノイズ耐性・良好なDXキットレンズ・小型ボディ・理にかなったメニューシステム・高速連写・4K UHD
短所:今のところ限定的なレンズラインアップ・ボディ内手ぶれ補正無し・USB Micro B端子
Digital Camera World
高感度で広いダイナミックレンジ
- 非常にコンパクトなカメラボディのみならず、16-50mmのパンケーキズームレンズが実際の携帯性に一役買っている。
- ボディ内手ぶれ補正は省かれているが、キットレンズは光学手ぶれ補正を搭載している。
- ファインダーはZ 7やZ6よりも低解像な236万ドットだが、遅延の兆候は無く、シャープな描写である。
- Z 7やZ 6よりボディサイズが小さいのでボタン数が少ない。しかしモニター横にタッチボタンを配置している。
- モードダイヤルは右肩へ移動し、サブモニターは無くなっている。
- 背面モニターは下方向へ180度回転するが、三脚を装着すると自撮り時に干渉する。GH5のように横方向へ展開するバリアングルモニタが好ましかったが、非常に軽量なカメラなので三脚やミニグリップは必要無い。
- α6000のような箱型デザインよりも操作に柔軟性のあるデザインだ。
- ISO感度ノイズはX-T30ほどでは無いが、α6500よりも優れている。ダイナミックレンジはX-T30よりも優れている。特に高感度域において圧倒的なダイナミックレンジ差を得ることが出来た。
- 解像性能は2400万画素や2600万画素のカメラとは差がある。
ただ小さくするだけではなく、素晴らしいグリップを備えながら小型化に成功したカメラだ。さらにAPS-Cキットレンズとしては最もスリムな16-50mmズームレンズにも感銘を受けた。
価格設定も素晴らしい。競合モデルよりも安く、ダブルズームキットは本当に驚異的な価格設定だ。
長所:小型軽量・4K・11fps連写・超スリムなパンケーキキットレンズ
短所:シングルSD UHS-I・300コマのバッテリーライフ・自撮りモニタ
Mobile01
小型軽量ながらハイクオリティなカメラ
- Z 7やZ 6と同じフランジバック16mm・内径55mmのニコンZマウントを採用しているAPS-Cミラーレスだ。大口径マウントのため、ボディの小型化が制限される。
- 外観はZ 7やZ 6を小型化したようなデザインだ。16-50mmのキットレンズを装着してもわずか585gである。
- センサーはD500やD7500と似ているが、新規にに像面位相差AFへ対応したモデルだ。
- グリップの滑り止めはZ7やZ 6と同じ感触とエルゴノミクスだ。
- アクセサリポートにはUSB2.0 Micro B端子とHDMI端子を備えている。USBは主流となるC端子を装備して欲しかったところだ。
- 0.39型236万ドットのOLED電子ファインダーは全体的に悪く無い鮮明さで遅延は見られない。
- 背面モニターはにはタッチボタンが備わっている。レスポンスは良好だが、物理ボタンのような感触が無いので誤操作したりファインダー使用時は使い辛い。
- バッテリーはEN-EL25を使用して約280枚の撮影が可能だ。
- SDXC UHS-Iに対応しているが、UHS-IIは対応していない。
- キットレンズ2本は非常にお手頃価格だ。どちらも沈胴式となっており、格納状態は携帯性がとても良好だ。ただし、F値が大きいので低照度時はカメラ側で高感度を使う頻度が高くなる。
- キットレンズはどちらもステッピングモーターを利用したオートフォーカスだ。AF-S・AF-Cどちらも良好なパフォーマンスである。
- 連写性能は最大で11コマ秒だ。AF/AE追従に対応しており、ライブビューに遅延は発生しない。約50kmで走る自動車に対し、成功率は90%と高い。
- オートエリアAFの場合は瞳検出AFに対応している。動画撮影時の顔追従機能も自然な動作だ。
- ISO感度は100から51200まで、そして2048000までの拡張感度を備えている。APS-Cの高感度には期待していなかったが、ISO1600まで非常に良好な画質を維持し、ISO3200?6400でも実用的な画質を維持している。
- 4EVのシャドウ回復は見込めるが、3EVのハイライト回復は期待できない。
- 動画撮影は4K 30pまで対応し、最大記録時間は29分59秒だ。
- 今のところレンズはキットレンズ2本だが、この2本は画質が良好で静かなオートフォーカスで魅力的なレンズである。
小型軽量ながらハイクオリティなカメラだったので感銘を受けた。スマートフォンで済む場合も多くなってきているが、軽量で高画質なミラーレスがあるならば私は後者を選ぶだろう。価格設定も適切だ。
長所:軽量な金属製ボディ・11コマ秒のAF/AE追従連写・-4EV対応の低照度AF・CPS・3.5mmマイク端子・レスポンスの良いタッチパネル・顔/瞳AF対応・4K 30p・FHD 120p・電子シャッター対応・WiFi/Bluetooth
短所:2000万画素と解像度が低くクロップに不向き・USB-C端子ではない・USH-II非対応
Lesnumerique ファーストインプレッション
ISO 6400まで実用的な画質
- Z 50発売前にプリプロダクションモデルを使う機会を得た。
- Z6と比較して小さなカメラだが、依然として優れたグリップを備えている。幅広く、深く、快適に握ることが出来る。
- ニコンらしいインターフェースとなっており、操作ボタンの位置は同様だ。
- キットレンズの標準ズームは非常に軽量で僅か135gだ。
- ISO常用感度は100?51200となっており、204800まで拡張できる。低画素だが、ISO6400まで実用的な画質を維持している。非常に良好な画質を維持するのであればISO1600までに抑えると良いだろう。
まだ評価を下すには時期尚早だが、肯定的な印象のカメラだ。ノイズは良好に抑えられているが、オートフォーカスは場合によって使い辛いかもしれない。
DPReview Hands on
クラス最高の電子ファインダー
- コレが噂のZ 50だ。Zシリーズ3番目のカメラにして最初のAPS-Cセンサー搭載モデルである。このカメラは2本のDXレンズと共に発表された。
- 画像から分かるように、Z 50はコンパクトなカメラだ。グリップは十分なサイズを維持しているが、Z 7やZ 6のようなステータスモニターは無い。
- Z 50には慣れ親しんだD500のCMOSセンサーが搭載されている。ISO感度は100?51200だ。ひとまず撮影したJPEG画像を見る限りでは優れた画質である。
- Z 6やZ 7のような5軸手ぶれ補正は搭載していない。将来的にボディ内蔵対応をリリースするのか不明だが、今のところレンズの光学手ぶれ補正に依存する。
- フロントFnはFXモデルと同じように自然と指で操作できる配置となっている。
- D500と似たセンサーだが、209点の像面位相差AFに対応している。水平87%、垂直85%をカバーした位相差AFシステムだ。
- オートフォーカスの性能はとても優れており、便利な顔検出・瞳検出も実装している。一眼レフの3Dトラッキングを未だに実装していないが、DXレンズと組み合わせた限りではレスポンス良好だ。
- ミドルレンジのカメラだが、マグネシウム合金ボディに加えて防塵防滴仕様である。ただし、ポップアップフラッシュを搭載していることからも分かるように、Z 7やZ 6と同程度のタフネスを期待するのは間違いだ。
- 一部の一眼レフと異なり、フラッシュをコマンダーとして利用することは出来ない。
- 104万ドットのタッチパネルモニタの使い勝手は基本的にZ 7やZ6と同じだ。下方向に180°展開することでセルフィーに対応している。ただし、それほど高解像ではない。
- 236万ドットのOLEDファインダーはとても優れている。クラス最高のパフォーマンスだが、Z 6やZ 7ほど高解像では無い。
- SDカードスロットはバッテリースロットの隣だ。バッテリーは新型で約300コマの連続撮影が可能となっている。
- 11コマ秒の連写撮影が可能だ。
- 4K動画を実装しているのは驚くことでは無い。残念ながら×1.5と大きなクロップ倍率となる。
- 幅広いプロファイルとピクチャーエフェクトが備わっている。
- USB充電には対応しているが給電は不可能だ。
- DX16-50mmは非常にコンパクトな標準ズームレンズだ。FX相当で言えば24-75mである。格納状態ではグリップとほぼ同じ厚みとなるのでポケッタブルな運用が可能だ。手ぶれ補正は4.5段と言われている。
- DX50-250mmはFXで75-375mm相当となる焦点距離のレンズだ。手ぶれ補正は5.0段と言われている。
DPReview:Hands-on with the Nikon Z50 and new DX Z-mount lenses
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