2020年9月24日付けで株式会社リコーの気になる特許出願が公開されています。APS-C用と思われる「16-50mm F2.8」ですね。さらに「18-100mm F2.8」と思われる実施例が含まれています。おそらく実用化されないでしょうけども…。
16-50mm F2.8
- 【公開番号】特開2020-154286(P2020-154286A)
- 【公開日】2020年9月24日
- 【発明の名称】ズームレンズ系、交換レンズ及び撮影装置
- 【出願日】2019年12月23日
- 【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー- 【課題】小型化と高性能化と大口径化を図るとともに、長い焦点距離域を網羅し、好適なフォーカシングを実現可能なズームレンズ系、交換レンズ及び撮影装置を提供する。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 16.5-48.6 16.5-48.6 16.5-48.6 F値 2.9 2.9 2.9 半画角 42.0-16.1 42.0-16.1 41.9-16.1 像高 14.24 14.24 14.24 実施例9 実施例5 実施例6 焦点距離 18.5-101.9 F値 2.9 半画角 39.0-7.7 像高 14.24 スポンサーリンク
2020年にAPS-C一眼レフ用の大口径ズームレンズの特許出願が出てくるのは面白いですね。既に一眼レフ大手のキヤノン・ニコンは軸足が完全にミラーレスへと移っており、一眼レフ用レンズの特許はとんと見なくなってきました。
今回の特許出願は、既に開発発表されている「HD PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED PLM AW」を想定したものでしょうか?大口径ズームながら小型化と高性能化の両立を目指したものとなっています。
さらに面白いことに、レンズの実施例には「18-100mm F2.8」が含まれています。35mm判換算で「28-150mm」となる幅広いズームレンジを明るいF値でカバーしているのは興味深い。ただし、バックフォーカスが現実的では無く、これがそのまま実用化されることはまずないだろうと思います。
参考:DFAレンズ一覧
- HD PENTAX-D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WR
- HD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WR
- HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR
- smc PENTAX-D FA MACRO 50mm F2.8
- HD PENTAX-D FA★ 50mm F1.4 SDM AW
- HD PENTAX-D FA★70-200mmF2.8 ED DC AW
- HD PENTAX-D FA 70-210mmF4 ED SDM WR
- HD PENTAX-D FA★ 85mm F1.4 SDM AW
- smc PENTAX-D FAマクロ100mmF2.8WR
- HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW
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