2020年12月24日付けでシグマの気になる特許出願が公開されています。フルサイズ対応の高倍率ズームレンズ「28-200mm F3.5-5.6」「28-200mm F3.5-6.3」を想定したかのような内容ですね。
DG DN高倍率ズーム登場なるか?
- 【公開番号】特開2020-204684(P2020-204684A)
- 【公開日】2020年12月24日
- 【発明の名称】ズームレンズ
- 【出願日】2019年6月17日
- 【出願人】
【識別番号】000131326
【氏名又は名称】株式会社シグマ- 【課題】 小型で高ズーム比を有し、特にズーミングに伴う倍率色収差の変動を抑制し、焦点域全域にわたって高い光学性能を得るズームレンズを提供する。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 27.99-199.93 28.84-194.00 28.84-194.00 F値 3.37-5.60 3.45-6.31 3.51-5.59 画角 78.26-11.77 76.58-12.21 76.58-12.12 像高 21.63 21.63 21.64 全長 144.99-220.98 126.14-202.14 144.99-218.59
開放F値が「F3.5-5.6」「F3.5-6.3」の2種類あり、F6.3のレンズは少しコンパクトとなるみたいですね。実際にこれが実用化されるのかどうか不明ですが、高倍率ズームレンズがLマウントレンズ群に無い現状を考えるとマストな一本と言えるかもしれません。
競合他社と比べてズームレンジを抑えており、光学性能が高くなるのか、小型軽量化を目指しているのか気になるところ。文献内では「小型で高性能」なトラベルズームを目指していることが伺えます。
文献内で手ぶれ補正に関する記述は無いものの、実用化に際して付け加えられる可能性もあり。フォーカスレンズはコンパクトなインナーフォーカス式。ステッピングモーター駆動でレスポンスの良いAFが期待できそうですね。
参考:現行のDG DNシリーズ
Lマウントアライアンス発表後、僅かの間に10本もレンズを揃えているのは凄い。実はパナソニックよりも多い。
- 14-24mm F2.8 DG DN
- 24-70mm F2.8 DG DN
- 100-400mm F5-6.3 DG DN OS
- 24mm F3.5 DG DN
- 35mm F1.2 DG DN
- 35mm F2 DG DN
- 45mm F2.8 DG DN
- 65mm F2 DG DN
- 85mm F1.4 DG DN
- 105mm F2.8 DG DN MACRO
サイト案内情報
特許関連記事
- タムロン 28-105mm F2.8 を想定した光学系の特許出願再び
- キヤノン「RF65mm F2 IS」「RF-S50mm F2 IS」「RF-S85mm F2 IS」を想定したような特許出願
- キヤノン「15-50mm F4-6.3」「17-60mm F2.8-5.6」など光学系の特許出願
- キヤノン 薄型広角レンズ「21mm F5.6」「24mm F8」「26mm F3.5」光学系の特許出願
- コシナ ULTRON 27mm F2 用の光学系特許出願
- キヤノン ”カモメレンズ”を使用したコンパクトな85mm F1.8 光学系の特許出願
- キヤノン「14-30mm F4-6.3 PZ」「20-50mm F4-5.6 PZ」のような光学系の特許出願
- キヤノン「400mm F4」「500mm F5.6」「800mm F6.3」光学系の特許出願
- キヤノン「24-130mm F4 IS」「24-80mm F2.8 IS」のような光学系の特許出願
- キヤノン ティルト効果をタッチ操作で簡単に調整する仕組みの特許出願
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。