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シグマ 100-400mm F5-6.3 DG DN OSはX-T4との組み合わせで満足のいく性能

Mobile01がシグマ「100-400mm F5-6.3 DG DN OS」のレビューを掲載。X-T4との組み合わせで、全体的に十分良好な解像性能が得られ、価格を考慮すると豊富な操作性や機能を備えていると評価。

Mobile01:Sigma 100-400mm f/5-6.3 DG DN OS|C 評測報告,富士 X-Mount 超望遠的平價之選!

  • 外観:対応する三脚リングは別売り。
  • 構造:フィルターが67mmと小さい。日本製。先端にゴムカバー。
  • 携帯性:カメラとの組み合わせで2㎏以下。大きなレンズだが150-600mm相当。
  • 操作性:直進ズームに対応しているのでフード装着がおススメ。OSモードやAFLボタン、AFリミッターなど豊富な機能に対応。
  • AF:最短撮影距離から無限遠の合焦速度は高速ではないが十分な速さ。
  • マクロ:0.24倍と十分な倍率。
  • 手ぶれ補正:4~5段分の補正効果で80%以上の成功率。6段分で50%前後まで低下。
  • 解像性能
    ・100mm:良好な画質だが絞り過ぎると回折の影響を受けやすい。
    ・400mm:中央から隅までF6.3-F11で許容できる画質。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:記載なし。
  • 軸上色収差:F5.6で若干の色ずれ、F8まで絞ると良好。
  • 倍率色収差:軸上色収差と同様。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:記載なし。
  • 周辺減光:記載なし。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:F8以降でフレアとゴーストがいくらか発生。
  • 光条:記載なし。
  • 作例集:オリジナルデータ多数。
  • 総評:富士フイルム純正のほうが高水準だが、それは価格にも反映されている。シグマはサイズ・重量・撮影倍率の点で優れており、効果的な手振れ補正も搭載している。X-T4との組み合わせで満足のできる性能。期待を裏切らない。
  • 競合について
  • 備考

とのこと。
2020年に登場したシグマのフルサイズ対応望遠ズームレンズが2023年に富士フイルムXマウント用として登場。光学系やサイズは据え置きですが、フルサイズ対応で余裕のあるAPS-Cフレームの画質を得ることができます。もともと小型軽量で手ごろな重量のフルサイズ用望遠ズームレンズだったので、APS-C専用設計である富士フイルム純正レンズよりも軽量。価格も手ごろで、Xマウントで超望遠を利用してみたい人にとって面白い選択肢。

競合レンズは「XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR」「150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD」の2本。タムロンは500mmまで利用可能ですが、大きく重く、広角端が150mmと使い勝手の面で別物。富士フイルム純正レンズは倍以上高価。そう考えると、シグマは超望遠にエントリーしたいXユーザーにとって初めの一本に相応しいレンズと言えそうです。

Mobile01のテスト結果を確認すると、ズーム全域でこれと言った欠点のない解像性能が得られそうですね。4000万画素のX-H2やX-T5でどのような結果となるのか気になるところですが、少なくとも従来の2400/2600万画素モデルであれば問題は無さそう。AFは「十分」と評価していますが、超望遠ズームの最短撮影距離から無限遠までの速度としては高速と呼べる水準のように見えます。

100-400mm F5-6.3 DG DN OS交換レンズデータベース

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