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NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sはクラス最高のレンズだが周辺減光が目立つ

Lesnumeriquesがニコン「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S」のレビューを公開。周辺減光はかなり目立つものの、それ以外はとても良好なパフォーマンスを発揮。クラス最高のレンズとしてNIKKOR Z F2.8 Sシリーズに相応しいモデルと述べています。

Lesnumeriques:Test Nikon Nikkor Z 14-24 mm F/2.8 S : un zoom ultra grand-angle qui frôle la perfection

レンズの紹介:

  • 2020年9月に発売されたレンズだ。
  • 非常に優れた「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」と同時に発表された。「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」よりも上位に位置し、絞り値がより小さくなっている。
  • NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」や「NIKKOR Z 70–200mm f/2.8 VR S」に搭載されているOLEDパネルを含め、このシリーズのドレスコードを採用している。
  • 11群16枚のレンズで構成された光学設計には3枚の非球面レンズを採用し、メーカー独自のARNEO(反射防止)表面処理も施されている高級レンズだ。

ビルドクオリティ:

  • この種の超広角レンズとしては前玉が突出していない。注目すべきポイントだ。
  • フードを装着することで112mmのフィルターを利用可能だ。カスタムメイドのレンズが好きな人のために、マウント側にはゼラチンフィルタースロットも用意されている。
  • 小型軽量だが、優れたビルドクオリティだ。外装はブラックの仕上がりにホワイトのアクセントが効いた、節度感のある相変わらずのデザインだである。

携帯性:

  • このサイズの広角レンズとしては非常にコンパクトで比較的軽量だ。

操作性:

  • NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」や「NIKKOR Z 70–200mm f/2.8 VR S」と操作性はよく似ている。
  • 残念な点として、コントロールリングが滑らかに回転するので使いにくい。写真撮影ならばキヤノンのようにノッチ付きリングや、その場で(ノッチありなし)どちらかを選択できるソニーのソリューションを好む。
  • また、リングに設定可能な項目数も不足している。
  • OLEDパネルに表示される情報はファインダーやモニター、サブ液晶モニタで補うことが出来るものが多い。

オートフォーカス:

  • とても高速で十二分に動作する。

マニュアルフォーカス:

  • 記載なし。

手ぶれ補正:

  • 唯一の残念な点は、手ぶれ補正を搭載していないことだ。ボディ内手ぶれ補正を搭載するZカメラで必要性は高くないかもしれないが、キヤノン「RF 15-35mm F2.8L IS USM」に搭載することで、より快適な撮影を実現している。

解像性能:

  • ニコンは「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」や「NIKKOR Z 70–200mm f/2.8 VR S」のように、最高のレンズだ。
  • ラボでの測定結果によると、広角側の焦点距離で最も控えめな性能となっている。とはいえ、2021年のレンズとしてはベスト圏内に収まっている。そして18mmで最も良い値が得られる。
  • 全体的には、どの焦点距離においてもは同じような性能だ。絞り開放でも問題なく使え、解像力も非常に良い。
  • 最適な動作範囲はF2.8~F8で、F4~F5.6で最高の結果が得られる。
  • 中心部と周辺部の間で最高の均質性を得るためには、F5.6の絞りをお勧めする。
  • F11でもまだ使えるが、画質は大きく低下し始める。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • このカテゴリのレンズでボケは強みと言えない。しかし、このレンズのボケは完璧にコントロールされており、大きな欠点は見られない。

色収差:

  • ほとんどの場合、色収差は目に見えない。

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • カメラやRAWファイルに補正を組み込むミラーレスシステムで歪曲収差を見つけるのは難しい。

周辺減光:

  • ニコンではよくあることだが、フレーム周辺部の明光量落ちがかなり大きい。
  • さらに悪いことに、絞りを絞ってもこの現象は完全には解消できない。
  • カメラJPEGを使用する場合は、内蔵の補正機能を最高レベルにすることをお勧めする。
  • 14mmで最も光量落ちが大きくなる。

コマ収差:

  • 記載なし。

逆光耐性:

  • 逆光耐性は良好だ。

総評

ニコンNIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sはこのクラスで最高であり、弟分の「NIKKOR Z 14-30mm f/4 S」を軽々と超えてしまった。「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」や「NIKKOR Z 70–200mm f/2.8 VR S」と組み合わせるのに相応しい一品と言えるだろう。

  • 長所
    ・絞り開放から優れたシャープネス
    ・応答性の高い静かなAF
    ・F2.8
    ・防塵防滴
    ・歪曲収差補正
    ・色収差補正
    ・フィルター対応
  • 短所
    ・14mmでわずかに性能が低下
    ・目立つ周辺減光
    ・コントロールリングの有用性が限定的

とのこと。
Lesnumeriquesの最終評価では周辺減光以外は5点満点と高評価に至った模様。歪曲収差はソフト的な補正込みの評価だと思いますが、それでもテスト結果が良いので問題は無さそうです。ちなみに周辺減光について指摘していますが、他のレビューサイトの評価はまちまちなので、併せてチェックしておいた方が良いかもしれません。Flickrなどには300点を超えるユーザー投稿が公開されています。ボケ質や逆光耐性なども確認可能。

価格は20万円後半と安くありませんが、良好な光学性能に加えて、14mmをカバーしつつ円形フィルターを装着できたり、OLEDパネルを使って無限遠などにピントを合わせたい場合は便利と感じるかもしれません。

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S交換レンズデータベース

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