IMAGINGRESOURCEがZ 28-75mm F2.8のサンプルギャラリーを公開

2022年3月18日

IMAGINGRESOURCEが「NIKKOR Z 28-75mm F2.8」のサンプルギャラリーを公開。24-70mm F2.8 Sには及ばないものの、このレンズには違う良さがあり、とても印象的なパフォーマンスと言及しています。

IMAGINGRESOURCE：Nikon Z 28-75mm F2.8 Gallery: Nikon’s affordable full-frame F2.8 zoom makes a good first impression

このレンズは、キットレンズ「Z 24-70mm F4 S」やプロ用ズームレンズ「Z 24-70mm F2.8 S」に代わる興味深いレンズ。

24-70mm F2.8 Sと比較すると、1,100ドル安く、240g軽い。

NIKKOR Z標準ズームが3本あるが、それぞれ他とは違う良さがある。

S-Lineレンズには、ナノクリスタルコート、ARNEOコートなどの最新の光学技術、品質向上、マルチフォーカスシステムが搭載されている。
一方、Z 28-75mm F2.8は、これらのハイエンド機能を備えていない。

光学性能が劣っているかというと、そうではない。今のところ非常に印象的だ。シャープネスが良好で、収差もかなり抑えられ、ボケも全体的にきれいである。

Z 24-70mm F2.8 Sのような素晴らしい収差補正と最高級のシャープネスではないが、それは不当な期待だ。要求水準が高いフォトグラファーにとっては、24-70mm F2.8 Sが依然として最高峰である。

誰もがレンズに2,000ドルをはるかに超える金額を費やしたいと思っているわけではない。その中で、Z 24-70mm F4 SとZ 28-75mm F2.8との比較が興味深い。

これとまったく同じレンズ構成のタムロン「28-75mm F2.8 Di III RXD」についてはレビューで深掘りする。

とのこと。
いつもテスト環境ではなく、一般的な風景・日常写真のサンプルギャラリーとなっています。サンプルギャラリーではJPEGのほかにRAWもダウンロード可能となっているので、気になる人は実際にオリジナルファイルをチェックしてみると良いでしょう。IMAGING RESOURCEのレビュワーの第一印象はかなり良さそうですね。

オリジナルはタムロン「28-75mm F/2.8 Di III RXD」である可能性が高く、描写傾向は全体的にとてもよく似ています。絞り開放付近は周辺部が少し甘いので、風景シーンではしっかりと絞って撮影したいところ。絞り開放から全体的に良好な解像性能が必要な場合は、「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」や（F値を妥協して）他のS-Lineレンズを検討してみるのが良いかもしれません。
F2.8を活かしたボケはサンプルギャラリーを見る限り良好。玉ボケが少し騒がしい場合もありますが、こだわらなければ十分な描写と言えそうです。

ニコン NIKKOR Z 28-75mm F2.8 最新情報まとめ