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XF33mmF1.4 R LM WRはプロ/アマを満足させる優れたレンズ

Lesnumeriquesが富士フイルム「XF33mmF1.4 R LM WR」のレビューを公開。4000万画素のX-H2ではF1.4の解像性能がやや低下していると指摘しつつ、それでも汎用性の高いレンズに仕上がっていると評価。

2021年9月発売のXマウント用レンズ。従来の「XF35mmF1.4 R」と比べて、大きく重いレンズですが、10群15枚の新しい光学系を採用し、高い光学性能が特徴。さらに、インナーフォーカス・防塵防滴・リニアモーター駆動に対応し、汎用性の高いレンズに仕上がっています。やや高価となってしまいましたが、より高性能・高機能となったレンズが価格に見合う価値を備えているのか気になるところ。フランスのLes numeriquesにおけるレビューでは以下の通り。

Lesnumeriques:Test Fujifilm Fujinon XF 33mm F1.4 R LM WR : une optique classique et réussie pour hybrides APS-C

  • 外観:新しいF1.4 WRシリーズらしいデザイン。レトロとモダンのミックス。
  • 構造:金属とプラスチックパーツで構成。防塵防滴仕様で信頼性の高い作り。
  • 携帯性:同シリーズの中では少し短くて軽い。前モデルよりも大きいがコンパクト。X-E4のような小型ボディではバランスが崩れる。(特にフード装着時)
  • 操作性:側面にスイッチ類がない。ハイエンドレンズとしては物足りない。
  • AF:ノイズレスで非常に高速。フォーカスブリージングは目立たない。
  • MF:フォーカスリングはやや緩め。
  • 手ぶれ補正:手振れ補正は非搭載。
  • 解像性能:F1.4でやや低下、F4~F5.6で非常に良好。非常に均質的。56mm F1.2 WRがよりシャープ。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:素敵な描写。玉ボケは綺麗で玉ねぎボケの兆候は僅か。
  • 軸上色収差:記載なし。
  • 倍率色収差:ほとんど気にならない。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:このクラスとしては歪曲収差が強め。
  • 周辺減光:F1.4で目立つが、F2で明らかに改善。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:記載なし。
  • 光条:記載なし。
  • 総評:プロ/アマを満足させる優れたレンズ。よりシャープだと良かったが、汎用性が高い優れたツールとなるだろう。
  • 備考:X-H2でテストしている。

とのこと。
4000万画素のX-H2と組み合わせた場合、F1.4における解像性能はピークと比べて低下が見られる模様。APS-Cの4000万画素はなかなかハードルが高そうですね。2600万画素のテスト機でチェックしているレビューサイトでは問題なしと評価している場合が多い(例:Lenstip)。X-H2やX-T5と組み合わせてシャープな結果が得たい場合は少し絞ったほうが良いかもしれません。

とは言え、4000万画素でもフレーム隅まで顕著な落ち込みが見られず、均質的なパフォーマンスが得られるのは魅力的。さらに絞れば全体的に改善することが出来ます。防塵防滴やインナーフォーカス、リニアモーター駆動などで汎用性が高まっていることを考慮すると、使い勝手の良いレンズと言えそうです。

富士フイルム「XF33mmF1.4 R LM WR」交換レンズデータベース

XF33mm F1.4 R LM WR
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