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富士フイルム「XF50mmF1.0 R WR」は他のXFレンズでは味わえないスペシャルな描写

IMAGING RESOURCEが富士フイルム「XF50mmF1.0 R WR」のレビュー公開。絞り開放の改造や収差補正はまずまずですが、美しく大きなボケが楽しいレンズと評価しています。他のXFレンズでは味わえない描写とのこと。

汎用性はないが個性的なレンズ

IMAGING RESOURCE:Fujifilm XF 50mm f/1.0 R WR Lens Field Test

  • 富士フイルムは2018年に「XF33mm F1.0」レンズの開発を発表した。しかし、開発中に33mmから50mmの焦点距離へシフトし、フルサイズで75mm相当となる中望遠単焦点となった。
  • 他のXFレンズと同じく、クラシカルなデザインながらトップクラスのビルドクオリティだ。
  • フォーカスリングは幅広く、握りやすい形状である。リングは滑らかに回転し、フォーカスバイワイヤの制御は正確に動作する。
  • 絞りリングはフォーカスリングと比べると少し緩く、プリプロダクションモデルから変化がない。レンズを持っていると、誤って絞りリングを操作してしまうことが何度もあった。
  • 9群12枚のレンズ構成で、重量は845gあり、いくらかフロントヘビーを感じる。とは言ったものの、X-T4ではバランスが取れている。
  • 11点の防塵防滴処理がほどこされている頑丈なレンズだ。
  • 中央シャープネス
    ・絞り開放の光学性能はまずまずだ。中央はF1.0の絞り値を考慮するときちんとしたパフォーマンスだが、コントラストの高いエッジに色収差が見られる。全体的なディテールやコントラスト・色は良好に見える。
    ・F1.4まで絞ると画質は急速に改善する。まだ色収差が残っているものの、遥かに少なく、全体的にディテールは高水準となる。コントラストは少しパンチが強まり、滲みとソフトさが緩和する。
    ・F2まで絞ると画質はさらに向上する。コントラスト・色・ディテールが改善され、一般的な画像サイズでパープルフリンジはほとんど存在しない。F2.8で少し良くなるが、目立たない改善幅だ。
    ・F4~F5.6の画質は本当に良好だ。もちろん絞るとこのレンズの強みである被写界深度が深くなってしまう。
    ・F8まで絞ると回折の影響で全体的なディテールが著しく低下する。とは言え、まだ満足できる画質だ。F16まで絞ると遥かにソフトな描写となる。
  • 四隅シャープネス
    ・四隅は全体的に良好だ。F1.0では適度な周辺減光が見られ、シャープネスとパンチが不足している。
    ・F1.4まで絞ると減光は大きく改善し、さらにF2まで絞るとソフトな描写が緩和できる。
    ・F2.8からF4まで絞ると画質はさらに良好となる。これら絞り値で非常に良好な画質だ。
    ・F5.6とF8で画質に問題は無いが、F8ではシャープネスが低下する。
    ・F11からF16では画質が悪化する。
  • 周辺減光はF1.0で目立つものの、F2.8まで絞るとほぼ解消する。
  • コマ収差はF1.3まで絞っても目に付く収差が残っているが、大口径レンズでは珍しいことではない。それ以上に大口径であることが役に立つだろう。
  • 全体的に見て、絞り開放のシャープネスやコントラスト、収差補正は優れていないものの、パフォーマンスはかなり良好だ。本当に素晴らしいボケと浅い被写界深度を得ることができる。少し絞れば光学性能とボケのバランスも良好だ。
  • DCモーターを使用した正確で静かなオートフォーカスだ。高速ではないが、大きなフォーカスレンズを考慮すると速くないのは当然だ。高速ではないが、遅いわけでもない。そもそもF1.0のレンズでAFが動作すること自体が驚くべきことだ。
  • フォーカス精度はかなり良好だ。
  • 接写性能はあまりパッとしない。最短撮影距離は70cm、最大撮影倍率は0.085倍だ。ポートレートなら十分だが、クローズアップの撮影にはやや不便さを感じる。
  • 実写でたまにイライラすることもあるが、楽しい写真撮影が可能だ。イライラするのもレンズのせいでは無く、このレンズで目的とされている以外の被写体を撮影しようとした時である。ゴージャスな描写で、従来のフジノンXFとは異なるイメージを出力できる。特別な存在だ。
  • 動き回る娘を撮影するにはオートフォーカスが遅いと感じる場面がある。被写界深度が浅いこともあり、ミスショットは多くなる。しかし、全てがうまくいった時は素晴らしい描写となる。

長所:優れたビルドクオリティ・スペシャルな画質・全体的に見事な画質

短所:F1.0でシャープネスは低下・オートフォーカスは少し遅いと感じる場合もある・カミソリのように薄い被写界深度は難易度が高い

あらゆる状況に対応できるレンズではないが、素晴らしいレンズに違いない。単焦点らしい、汎用性より個性が強いレンズである。

とのこと。
F1.0のレンズとしては四隅まで安定した描写に見えますが、一般的な大口径レンズと比べるといくらか甘い描写となるようです。その反面、ボケは滑らかでAPS-Cとは思えないボケ描写を得ることができる模様。

価格設定を考慮すると非常にニッチなレンズに間違いないものの、機会があれば一度は使ってみたい描写ですねえ。既にFlickrには300を超えるユーザー投稿が公開されています。気になる人は要チェック。

XF50mmF1.0 R WR交換レンズデータベース

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