Canon Rumorsがキヤノンに関する噂情報を発信。2024年に現行のRFレンズラインアップにおけるいずれかのRFレンズについて「II型」が登場すると情報を得たようです。
Canon Rumors:There are hints of a version II of a current RF lens coming in 2024 [CR2]
キヤノンRFレンズのラインナップについて親密な人物と話した。彼はある程度のことを知っており、キヤノンが2024年前半に現行RFレンズのII型を発表する予定と教えてくれた。どのレンズか分からないが、キットレンズか、より人気のあるレンズのいずれかになるだろう。初期に登場したレンズを振り返ってみる。
RF50mm F1.2 L USM
このレンズは素晴らしい50mmレンズであり、これまでに製造されたレンズの中で最高の1本だ。1つ欠点があるとすれば、サイズと重量だ。もしキヤノンが100g以上の大幅な軽量化を実現できれば、一部のフォトグラファーにとっては価値があるかもしれない。
RF24-70mm F2.8L IS USM
このレンズは、数え切れないほどのユーザーが愛用するレンズだ。光学的にこのレンズはすでに素晴らしいが、キヤノンはさらに性能を引き出す能力を持っている。
RF24-105mm F4L IS USM
このレンズはRFマウント用Lレンズの中で光学的に最も弱いレンズだ。悪いレンズではないが、ラインナップの他の赤リングレンズに匹敵するとは思えない。とは言え、往年のEFレンズと比較した場合、かなり安定したパフォーマンスだ。2024年に発表されるキヤノンEOS R5 Mark IIを考慮すると、新しいLキットレンズの組み合わせは可能性が高い。
RF70-200mm F2.8L IS USM
このレンズは、我々がアップデートを望むか、ラインナップに追加して欲しいレンズだ。このレンズの設計の焦点はコンパクトさだ。とはいえ、一部の撮影者が望むことが2つある。1つ目はインナーズームで、EFバージョンのように一貫したサイズを好む。もう1つは、テレコンバーターを使用できるデザインだ。(テレコン対応の)RF100-300mm F2.8L IS USMは素晴らしいが、入場料に手が届かない多くのフォトグラファーにとって十分な価値を提供できず、より手頃な70-200の選択肢を好むだろう。
とのこと。
2018年に始まったRFレンズシステムも5年が経過しますね。早いような気もしますが、RFレンズの更新が計画されていると噂が出始めました。2024年には主要なEOS Rカメラが登場すると噂されており(R5 Mark II・R1)このタイミングで既存レンズを更新するのは理にかなっているように見えます。実現するとしたら、Canon Rumorsも言及している「RF24-105mm F4 L IS USM」の後継モデルでしょうか。現行モデルはEOS Rと共に登場した最初期のRFレンズです。決して悪いレンズではないものの、周辺の解像性能や望遠側の倍率色収差、逆光耐性など、いまいちパッとしない印象のあるLレンズです。他社の同クラスと比較してみたところ、極端に見劣りする部分はありませんが、やはり逆光耐性や倍率色収差など、気になる部分はあります。このあたりを改良したII型が登場するのであれば、乗り換えたいところ。もう一つの可能性を挙げると、ソニーのように「24-105mm F4」に取って代わる選択肢として「20-70mm F4」のようなレンズも面白いかなと。広角20mm付近をカバーする標準ズームレンズがあれば、やはり私は24-105mmから乗り換えると思います。(家族写真などで、標準ズーム使用時に24mmが狭いと感じるシーンが多いので)個人的には24-105mm F4 後継に期待ですが、70-200mm F2.8のインナーズームやテレコン対応モデルを期待する人も多そう。参考までに、以下に比較的古いRFレンズのラインアップを掲載。
- RF24-105mm F4 L IS USM:2018/10/25
- RF50mm F1.2 L USM:2018/10/25
- RF28-70mm F2 L USM:2018/12/20
- RF35mm F1.8 Macro IS STM:2018/11/15
- RF85mm F1.2 L USM:2019/6/20
- RF24-240mm F4-6.3 IS USM:2019/8/29
- RF24-70mm F2.8 L IS USM:2019/9/27
- RF15-35mm F2.8 L IS USM:2019/9/27
- RF85mm F1.2 L USM DS:2019/12/19
- RF70-200mm F2.8 L IS USM:2019/11/21
噂のまとめ
カメラ
EOS R1
2023年春にティーザーが見れるかもしれない2023年後半まで期待できない- 2024年となる可能性あり
- グローバルシャッターの可能性は低い
- EOS R5よりも高解像
- 他社の競合モデルを置き去りにするカメラ
- EOS R3よりも高くなる
- 5400万画素となる?(未知ソース)
- DO超望遠レンズと共に開発発表される可能性あり
- EVF
720万ドット
0.7型 OLED
60~240hzのリフレッシュレート
可変リフレッシュレート
4000nitの明るさ
ブラックアウトフリー
EOS R5 Mark II
- 新型6100万画素 裏面照射型CMOSセンサー
- 62MP / 31MP / 15.5MP 可変解像度
- デュアルDIGIC Xプロセッサ
- DIGIC X2s Processor
- 30fps 電子シャッター連写
- 12fps メカニカルシャッター連写
- 8段分のボディ内手ぶれ補正
- ソニーや富士フイルムに近いピクセルシフトマルチショット
- 2/4/8倍のデジタルテレコン
- R3やR6 IIと同じデュアルピクセルCMOS AF II
- 8K 60pの内部収録(RAWは確認中)
- 4K ~120pの内部収録(オーバーサンプリング)
- FullHD 240p
- フォーカスブリージング補正
- R6 Mark IIと同じ新しい熱対策(8Kで40分以上)
- デュアルCFexpress Type B
- HDMI Aポート
- デュアルUSB-Cポート
- 944万ドット EVF
- 576万ドット 120fps EVF
- 動画撮影に最適な新デザインのバリアングルモニタ
- 視線入力AF
- 改良型バリアングルモニタ
2023年Q2・Canon Rumors自身がこれを否定
- 2024年前半
- 画像サイズを抑えたRAW形式
- 新型バッテリーだがLP-E6と同じ形状
- 新カメラアプリが同時にリリース
RFマウントのシネマEOS?
・EOS C50
・EOS C90
EOS R5 C Mark II
- 2025年
レンズ
- TS-R 14mm F4L
・高画素モデルと共に登場 - TS-R 24mm F3.5L
・高画素モデルと共に登場 - F2ズームレンズ
・2024年前半 - RF-S 広角レンズ
・次の新レンズ
・EF-M11-22mmがベースとなる - RF28mm F2.8 STM
・299ドル - RF200-500mm F4 L IS USM
・2023年後半 - 可変エクステンダー
・2023Q4-2024Q1
過去の情報は「2023年 カメラ・レンズの新製品情報 速報・早見表」を参照してください。
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